[PR]記事内に広告を含む場合があります

基礎教育 漢検

漢検3級はどんな試験?レベルはどれぐらい?合格点や問題集を解説!

資格取ろうか悩んでる人
漢検って人気がありますよね。漢検3級に興味があるんですが、一体、どんな試験ですか?
漢検3級は中学校卒業レベルです。高校進学する際に役に立ちます。漢字の基礎的な力がつくため、新聞を読んだり専門書を読む力があると判断される級なんですよ
資格の専門家
資格取ろうか悩んでる人
合格点はどうなんですか?問題集はどんなものを使ったら良いのか教えて下さい

 

漢検は人気がある民間資格です。漢検3級は中学校卒業程度のレベルなので、高校進学を考える学生に人気があります。

高校や専門学校でも漢検を評価・活用するため、あると使える試験です。

 

・漢検3級はどんな試験?

・漢検3級のレベルと合格点は?

・漢検3級の合格に必要な問題集

・問題集を使った勉強方法

・漢検3級合格は役に立つ?

 

を見ていきましょう。漢検3級について知り、合格するための対策を立てられるようになりますよ。

 

漢検3級はどんな試験?

 

漢検は1~10級まである試験です。今回取り上げる漢検3級は、一体どんな試験なのでしょうか。

 

・漢検3級とは?

・漢検3級の試験概要

・漢検3級の出題範囲

 

を見ていきましょう。漢検3級の試験について詳しくなれますよ。

漢検3級とは?

漢検は正式名称を日本漢字能力検定といいます。読み書きに加え、漢字に関する正しい知識を身についているか、文章内で適切に使えるかどうかが問われます。

1~10級までありますが、漢検3級は中学校卒業程度の力があるとみなされ、高校受験を控えた学生に人気のある試験です。

公益財団法人「日本漢字能力検定協会」が主催する民間資格ですが、以前は、文科省認定の公的資格でした。

ですが、民間資格になったからといって、漢検の中身が変わったわけではありません。

漢検は広く知られている試験なので、公的であるとの見方もあります。

日本人にとって身近な漢字ですが、漢字に苦手意識を持つ方であれば、知らない漢字も多いかと思います。

漢検3級の勉強を通して正しい漢字の知識を得られるだけでなく、日常でも新聞や専門書を読む際に役立ちます。

漢検3級の試験概要

試験の概要

名称 漢検3級
受験方法 個人受験、団体受験、CBT受験
検定日程 年3回、CBT受験であれば、都合の良い日を選んで受験できる
受験会場 全国、海外
検定料 2,500円
検定時間 60分

 

資格取ろうか悩んでる人
漢検3級では個人受験、団体受験、CBT受験の3種類があるんですね。どう違うんでしょうか

 

3種類の受験方法の違いを下記の表にまとめました。

 

個人受験 全国各地に設置された会場で受験
団体受験 10名以上の団体で、「準会場受検」か「団体公開会場受検」で受ける
CBT受験 コンピューターを使い漢検(2~7級)を受検する

 

資格取ろうか悩んでる人
好きな方法が選べるんですね。学生だと団体受験を選ぶ場合が多そうです

 

都合が合わない場合は、CBT受験を選択すれば受験日を気にせず試験を受けられます。

 

・都合の良い日を選んで受験できる

・結果は検定後約10日を目安に郵送にて通知される

・47都道府県に150以上のテスト会場が設置されている

 

以上の3点が漢検3級CBT受験のポイントです。忙しくて受験日が合わない場合、CBT受験を活用すれば受験できますね。

内申書や履歴書に記載したい、前回、不合格だった級に早めに挑戦したい方にも向いている受験方式です。

漢検3級の出題範囲

漢検3級の出題範囲は、中学校卒業程度ですが、小学校で覚える漢字も問われます。

 

レベル 中学校卒業程度
対象漢字数 1623字
主な出題内容 「漢字の読み」「漢字の書取」「部首・部首名」「送り仮名」「対義語・類義語」「同音・同訓異字」「誤字訂正」「四字熟語」「熟語の構成」
審査基準(程度) 常用漢字約1600字を理解し、文章の中で適切に使える力
審査基準(領域・内容) ・小学校学年別漢字配当表のすべての漢字と、そのほかの常用漢字600字を文章の中で適切に使える

・音読みと訓読みの正しい理解

・送り仮名や仮名遣いを正しく書ける

・熟語の構成の正しい理解

・熟字訓、当て字の理解

・対義語、類義語、同音・同訓異字の正しい理解

・四字熟語の理解

・部首の識別、漢字の構成と理解

 

資格取ろうか悩んでる人
漢検3級で問われる漢字数は、1623字なんですね。それほど難しくなさそうです
漢字ひとつで、音読み、訓読みがありますから、油断できませんよ
資格の専門家

不安な方はまず一つ下の漢検をチェックしておいくと良いですね。

>>漢検4級のレベルや勉強法は?何年生向けの試験なの?

 

漢検3級のレベルと合格点は?

 

漢検3級は中学校卒業程度のレベルです。漢字数で言うと1623字です。

漢検3級に合格することで、中学校卒業程度の力があることを証明できます。

中学校在学中に漢検3級に合格すれば、中学校卒業程度の漢字の知識と理解があると判断されます。漢検3級を取得しなかった中学生よりも、漢字の知識があるのは明らかでしょう。

そのため、高校入試の際に評価が上がるのは確実ですよ。

 

次に、漢検3級の合格点を見ていきましょう。

 

満点 合格
3級 200点 70%程度

 

漢検3級の合格点は、200点満点中70%程度を正解すれば合格です。つまり、140点前後を超えれば合格と言えるでしょう。

140点と言われても、具体的にどんな問題を解いて、点数を取れば良いのかイメージが掴みにくいかもしれませんね。

それでは、漢検3級の配点を見てみましょう。

 

問題形式 配点・問題数
読み取り 1×30
漢字選択 2×15
二字熟語 2×5
熟語の構成 2×10
部首選択 1×10
対義語・類義語 2×10
書き取り 2×5
書き取り 2×10
誤字訂正 2×5
書き取り 2×20

 

漢検3級は10の大問がありますが、書き取りの問題数が多く配点数も高くなっています。

 

資格取ろうか悩んでる人
書き取り、、、漢字が正しく書けなければダメなんですね
はい、正しい読み書きに加え、二字熟語、部首選択など、他の問題も正しく理解しなければなりません
資格の専門家

 

たとえ、読み書きが完璧にできても、合わせて100点しか取れません。合格するためには、他の知識もきちんとつけましょう。

 

ポイント

・漢検3級のレベルは、中学校卒業程度

・漢検3級の合格点は、200点満点中140点前後

まずは4級を受けてみるのも良いかもしれませんね。

>>漢検4級のレベルや勉強法は?

 

漢検3級の合格に必要な問題集

 

漢検は独学で合格できる試験ですが、試験対策のための参考書や問題集は必須です。どんな参考書があるのでしょうか。

 

・漢検3級問題集

・漢検3級過去問題集

・あると便利な参考書

・公式サイトから過去問をダウンロード

 

を見ていきます。参考書や問題集の性質を知り、自分に合った参考書をそろえて下さい。

漢検3級問題集

・着実に身につくステップ式問題集

・各級の新出配当漢字を五十音順に配列

・漢字表で配当漢字をまとめて確認できる

・実力確認や最終演習として利用できる「総まとめ」を巻末に収録

・答え合わせに便利な別冊「標準解答」付き

 

 

 

引用:Amazon

 

名称 漢検 3級 漢字学習ステップ 改訂四版
出版社 日本漢字能力検定協会
発売日 2020/2/25
ページ数 195ページ
価格 ¥1,100

 

漢検3級学習者にとってベストセラーとなる参考書です。

漢検3級に出てくる漢字がまとまっており、勉強しやすく見やすいと評価が高いです。

漢字を一字一字、丁寧に勉強できるため、基礎固めにぴったりの参考書ですよ。

 

ポイント

きちんとした実力をつけたい方におススメです

 

漢検3級過去問題集

・2020年度実施の「漢検」3級の検定問題13回分を収録

・受検・解答にあたっての注意事項をまとめた「Q&A」

・答え合わせに便利な別冊「標準解答」、合格者平均得点や項目別正答率を収録

・「答案用紙実物大見本」

・付録として上位級(準2級)検定問題を1回分収録

 

 

 

引用:Amazon

 

名称 漢検 3級 過去問題集 2021年度版
出版社 日本漢字能力検定協会
発売日 2021/3/29
ページ数 112ページ
価格 ¥1,210

 

実際の検定問題なので、自分の実力が分かり、どこが弱点かが分かります。

自信がある方は過去問題集で、演習するのも良いかもしれませんね。

 

ポイント

・漢字が得意で自信がある方が、自分の実力を見るためにぴったり

・過去問なので本番同様の演習ができる

 

あると便利な参考書

参考書や問題集だけでも試験対策はできますが、あると便利な参考書があります。

「勉強する時間がないので、もっと効率よく勉強したい」

「3級以外の漢字も調べたいけど、テキストを全部そろえるなんてムリ」

実はこういった方向けの参考書もあるんですよ。必須ではありませんが、自分にとって必要ならアリだと思います。

 

・効率よく勉強したい方向けの問題集

・漢検2~10級受験する方の基本参考書

 

を見ていきます。自分にとって必要であればそろえましょう。

効率よく勉強したい方

・データ分析に基づき、出題頻度の高い問題を3段階の「出る順」で掲載

・「出る順」内は、「書き取り」「読み」など分野別に構成

・巻末には予想問題集を3回分掲載

・別冊として、でる順用例付きの「配当漢字表」、「おもな特別な読み、熟字訓・当て字」などを収録

・特典として、模擬試験(2回分)+原寸大解答用紙をダウンロードできる

 

引用:Amazon

 

名称 でる順×分野別 漢検問題集 3級 五訂版
出版社 旺文社
発売日 2021/3/25
ページ数 240ページ
価格 ¥1,155

 

旺文社の「でる順×分野別 漢検問題集」シリーズは、毎年、新しい版が出るのが特徴です。

古い版も出ていますが、新しい問題集を用意して試験に臨みましょう。

データ分析に基づいた「出る順」の記載は、時間がない人にぴったりです。出題頻度が高い問題から攻略し、できるだけすべての問題を解けるようにして下さい。

模擬試験があるので、試験を想定した対策もできます。この問題集1冊で試験対策ができますよ。

 

ポイント

時間がなく忙しい方や、1冊で試験対策をしたい方におススメです

 

漢検2~10級受験のための基本参考書

 

・五十音順、級・画数・部首つきの常用漢字表」、「部首一覧表と部首別の常用漢字」、「送り仮名の付け方」「現代仮名遣い」などの漢字・国語参考資料を多数収録

・「漢検Q&A」

・「常用漢字の筆順一覧・画数索引」

・受験者だけでなく、指導者にとっても使える参考書

 

 

引用:Amazon

 

名称 漢検要覧 2~10級対応 改訂版
出版社 日本漢字能力検定協会
発売日 2020/2/19
ページ数 255ページ
価格 ¥1,870

 

漢検要覧2~10級は、8年ぶりにリニューアルしました。漢検を受験する方にとっては、あると心強い参考書です。

 

引用:Amazon

上記の画像にあるように、気になる漢字の詳細が記載されているので調べやすいのが特徴です。

 

資格取ろうか悩んでる人
何級の漢字なのか、分かるのは助かりますね
他にも参考となる資料が、多数、掲載されているのであると役立つでしょう
資格の専門家

 

ポイント

細かい知識を確認したい場合、あると便利です

 

公式サイトから過去問をダウンロード

1部だけですが、無料で過去問と標準解答を見ることができます。

漢検3級を受験するにあたり、自分の力がどれぐらい通用するのか判断できます。参考書や問題集を購入する前に、過去問を解いてみましょう。

参考書は必要なく、過去問題集だけで良いという場合もあります。解説等はありませんが、実力を見るだけであれば十分かと思います。

 

公式サイトはこちら⇒

 

問題集を使った勉強方法

「問題集を買っても具体的にどういうふうに、勉強を進めれば良いか分からない、、、」

こういう悩みが出てくるかと思います。

問題集を購入した後に、やるべきことは以下の3つです。

 

・過去問を解いて自分の実力を見る

・購入する参考書や問題集を決める

・問題集を繰り返し解く

 

まずは、漢検3級の過去問を解いて自分のレベルがどれぐらいか確かめて下さい。公式サイトから過去問をダウンロードして解くことができます。

漢字が得意だと思っていても、意外な漢字が試験に出ていて驚くことがあります。自分の弱点も分かるでしょう。

自分の実力を確認してから、参考書やテキストを購入しても遅くはありません。

 

どの参考書を購入したとしても、まずは一通り目を通し、演習があれば手を動かして漢字を書くようにして下さい。読み取りはできても、書き取りが出来なければ試験の時に困ります。

過去問題集は実際に、試験に問題ばかりなので、間違えた箇所は重点的に練習して覚えるようにしましょう。

必要に応じて『漢検要覧 2~10級対応 改訂版』などの参考書を用意しましょう。学習の理解を深めるのに役立ちます。

2~10級に対応しているので、準2級、2級を受験する時にも役立ちます。4~10級の漢字を調べる時にも便利でしょう。

 

漢検3級合格は役に立つ?

 

漢検3級は中学校卒業程度です。試験に合格したとして、一体何の役に立つのか気になりませんか。

実は取得すると以下のようなメリットがあるんです。

 

・漢検3級合格は高校進学に役立つ

・満点取得者には満点合格証書が届く

 

ここからは上記のメリットを具体的に説明していきます。知れば漢検3級に合格したいという意欲が湧くと思いますよ。

漢検3級合格は高校進学に役立つ

「漢検3級合格って、本当に高校進学に役立つの?」

「漢検3級合格って、高校進学に役立つだけ?他にもメリットってある?」

こういった疑問を持つ方もいるかもしれませんね。漢検3級に合格すると以下の3つが得られるんですよ。

 

・高校入試で役に立つ

・「自信」と「やる気」が身につく

・基礎学力がつく

 

まず、高校入試では漢検3級合格は役に立ちます。2019年の調査により、5579校の高等学校・専門学校の内、4315校が漢検を評価し活用しています。

そのなかでも、2607校が入試において漢検を取得している生徒を評価していることが分かっているようです。

882校が漢検3級を評価・活用するというデータが出ています。

評価される級が3級からなので、高校進学を目指す方はぜひとも取得したい級です。

 

さらに漢検3級に合格することで、自信とやる気が身につきます。

試験で高得点を取った経験がある方は、嬉しいと思ったことがあるでしょう。

勉強して合格すると、自信とやる気が出て次のステップへ行くのが楽になります。興味がある方は、準2級、2級と挑戦していくのも良いですね。

 

試験合格を通して得た漢字の知識は、国語・数学・英語・理科・社会の基礎学力になります。文章を読む力はあらゆる分野で生かせます。

漢検3級は高校進学で効果を発揮しますが、大学進学や社会人となると、さらなる知識を求められます。

3級はあくまで中学生程度の知識、さらに力をつけたい方は上の級を目指して下さい。

満点取得者には満点合格証書が届く

「試験に合格したら、何かいいことあるかな、、、」

このように、試験に合格するのが一番だと思ってはいても、合格後に何かいいことがあるか気になる方もいるでしょう。

漢検3級合格者には以下の2点が送られてくるんですよ。

 

・合格証書または、満点合格証書

・合格証明書

 

まず、漢検3級合格者には必ず合格証書が送られてきます。試験に合格した大切な証です。

 

 

上記の画像は、合格証書ですね。勉強して勝ち取った合格は喜びも大きいでしょう。

 

満点を取った場合は、合格証書の代わりに満点合格証書が送られてきます。

試験において、一度も間違わなかったという証を公式に示すことができます。

満点を取るのは大変ですが、漢字が得意で余裕がある方は満点合格を目指すと良いかもしれません。自信がついて、やる気も出るようになりますよ。

 

次に、合格証書、もしくは満点合格証書の他に、合格証明書も一緒に送られてきます。

万が一、合格証明書を紛失した場合、再発行ができますが、合格証書と一緒に大切に保管しておきましょう。

 

まとめ

漢検3級はどんな試験か、レベル、合格点や問題集を見てきました。

 

・漢検3級は公益財団法人「日本漢字能力検定協会」が主催

・漢検3級のレベルは中学校卒業程度

・漢検3級の合格点は、200満点中約140点

・漢検3級は過去問を繰り返し解き、必要であれば参考書を使う

・漢検3級は高校入試に役に立つ

 

漢字が苦手な方は覚えるのが大変かもしれません。ですが、中学校卒業程度の力がつくので、新聞を読んだり専門書を読む基礎学力がつきます。

漢検3級に合格したら、次の級の受験も考えてみて下さい。さらなる深い知識が得られますよ。

関連

漢検2級はどんなレベル?合格率は?何年生向け?

漢検4級のレベルは?勉強法は?

 

-基礎教育, 漢検

Copyright© 資格を取りたい人が最初に読むサイト【しかくーも】 , 2024 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.