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漢検

漢検4級のレベルは?何年生向けの試験?合格する勉強法を解説!

資格取ろうか悩んでる人
漢検4級を受けてみようかと考えています。どんな試験か知りたいのですが、、、
そうだね。どんな試験か知っておくのは重要だね。4級のレベルや何年生向けかも調べておこう
資格の専門家
資格取ろうか悩んでる人
はい。あとは、勉強の仕方やどんな問題集があるのかも知りたいです

 

漢検は子どもから大人まで幅広い世代に人気のある試験です。漢検は1級から10級まである試験ですが、4級は学生が受けることが多いようですよ。

 

・漢検4級はどんな試験?

・漢検4級のレベルは?何年生向けの試験?

・漢検4級に合格する勉強法

・漢検4級合格のメリット

 

を見ていきましょう。漢検4級の概要を知り、勉強方法を知ることで試験対策を万全に整えられますよ。

 

漢検4級はどんな試験?

 

「漢検4級はどんな試験かな?」

「出題される範囲ってどうなっているんだろう?」

 

このように、漢検四級に関する詳しい情報を知りたいと思う方もいるかもしれませんね。試験時間や検定料、受験する前に知っておきたいこともあるでしょう。

 

・漢検4級の概要

・漢検4級の出題範囲

 

を見ていきます。試験情報が分かり、慌てず試験計画を立てられますよ。

漢検4級の概要

概要

名称 日本漢字能力検定(漢検・漢字検定)
実施機関 公益社団法人 日本漢字能力検定協会
試験日 公開会場での受験年3回、CBT試験であれば都合の良い日
試験場所 全国
検定時間 60分
検定料 2,500円

 

公開会場での受験が年3回、加えてCBT受験もあります。受験のチャンスがたくさんありますよ
資格の専門家
資格取ろうか悩んでる人
CBT受験とは何でしょうか?試験日が多いのは助かります

 

2~7級に関してはCBT受験が可能です。

CBT受験とはコンピューターを使って行われますが、資格のレベルや認定については紙での受験と変わりません。

試験日と開始時間は会場によって異なりますが、年3回の試験日に縛られず都合の良い日を選んで受験できるのが特徴です。

 

以下のような方がCBT受験を利用していますよ。

 

・内申書・履歴書への記載のため、早く漢検に合格したい

・前回不合格だった級にチャレンジしたい

 

年3回の会場受験では、日数が空きすぎて不都合な方もいます。漢検に早く挑戦したい方は、CBT受験を利用して合格しましょう。

漢検4級出題範囲

出題範囲

レベル 中学校在学レベル
対象漢字数 1339文字
出題内容 漢字の読み・書取り、部首・部首名、送り仮名、対義語・類義語、同音・同訓漢字、誤字訂正、四字熟語、熟語の構成
審査基準 小学校学年別漢字配当表のすべての漢字、新しい常用漢字約300字の読み書きを身につけ、文章の中で適切に使う力

・音読み・訓読みの正しい理解

・送り仮名・仮名遣いを正しく書く

・熟語構成の正しい理解

・熟字訓、当て字を理解

・対義語、類義語、同音・同訓異字の正しい理解

審査基準 四字熟語を理解している
審査基準 部首の識別・漢字の構成の意味を理解

 

資格取ろうか悩んでる人
小学校学年別漢字配当表、すべての漢字が分かっていることが大事なんですね
常用漢字、約300文字の理解も重要だよ
資格の専門家

 

漢検四級は新しく習う漢字の知識だけでなく、小学校終了レベルの漢字の復習にもなります。

 

漢検4級のレベルは?何年生向けの試験?

 

漢検4級のレベルは中学校在学程度です。

中学校在学程度とは言いますが、実際にはどれぐらいのレベルなのでしょうか。

周辺の級と比べることで、漢字検定4級のレベルがどの程度なのか確認しましょう。

 

漢検5級 漢検4級 漢検3級 漢検準2級
レベル 小学校終了レベル 中学校在学レベル 中学校卒業レベル 高校在学レベル
対象漢字数 1026字 1339字 1623字 1951字

 

5級が小学校終了レベルなら、4級は中学校在学レベルです。4級は中学校で習う漢字が、すべて出題範囲になるけではありません。

ですが、小学校学年別漢字配当表のすべての漢字と、その他の常用漢字300字の読み書きを習得している必要があります。

 

資格取ろうか悩んでる人
4級だと言っても、新しい漢字しか出ないってことはないんですね
5級で出題される範囲の漢字が身についていることも大切です
資格の専門家

 

漢検四級が中学校在学程度ということは分かりました。それでは、実際に何年生向けの試験なのか見ていきましょう。

 

・小学校高学年

・中学校1~2年生

 

以上の学年で4級を受けることが多いようです。

 

資格取ろうか悩んでる人
小学校高学年というと、5年生か6年生ですね。5年生で4級合格は早いのでは?

 

漢字の得意な子どもは、漢字検定4級まで勉強することがあるようです。

さらに、中学入試を見据えて勉強する方であれば、5年生までに小学校6年間で学ぶ内容を終わらせてから中学受験に備えるため、4級合格は決して早くはありません。

早ければ早いほど良いということで、小学校中学年(3~4年)で合格を目指すこともあるようです。

 

中学校1~2年生で合格を考える方は、3級受験を見据えている方が多いです。

4級合格は、まさに3級への橋渡しです。

高校入試では漢検4級は評価されません。評価を受けるのは3級からなので、4級は受けずに3級を取得することもあるようです。

現在、中学校1~2年生であれば、3級合格を見据えて4級を取得しても良いでしょう。

次のレベルも考えている人はこちらの3級の詳細を見て置くと良いですね^^

>>漢検3級のレベルは?合格点は?

漢検4級の合格点や合格率は?

漢検4級の合格点は70%。満点が200点なので140点前後が合格ラインとされています。

また合格率は全体の50%ぐらいだと言われています。

2020年第一回 25,615人 12,248人 49,9%

2020年第二回 95,771人 51,963人 55,9%

2020年第三回 69,768人 35,550人 54,2%

2019年第三回 78,467人 39,172人 52,2%

参考:年度・回ごとの級別志願者数・合格者数 | 調査・データ | 日本漢字能力検定

 

漢検4級に合格する勉強方法

 

「漢検4級を受けるけど、どうやって勉強したら良いのかな」

「問題集は何を使ったら良いんだろう」

 

このような悩みを抱えている方もいるかもしれませんね。何の準備もなく試験勉強を始めようと思っても、途方に暮れてしまうでしょう。

 

・勉強計画を立てる

・問題集を購入

・繰り返し解く

・重点的に勉強したい分野

 

を見ていきましょう。焦る気持ちが落ち着いて、具体的な行動が取れるようになります。

勉強計画を立てる

試験日まではどれぐらいあるでしょうか。初めて漢検を受験する方であれば、1~2ヵ月のゆとりがあると良いでしょう。

直前になって慌てて勉強すると、気持ちばかりが焦ってまったく勉強が手につかなかったということもあり得ます。

せっかく受験するのですから準備を整えてから勉強しましょう。

 

計画を立てることも重要ですが、自分の実力を把握することも大切です。

初めて試験を受ける方だけに限らず、漢検を受けたことがある方でも、自分の実力を見てから計画を立てて下さい。

 

現在の自分の実力が分かることで、どれぐらい勉強をすれば良いのか見当がつきます。分野別に弱い部分も分かるので重点的に勉強ができますよ。

実力を見るためには過去問を解くのが一番です。公式サイトから無料でダウンロードできるので、ぜひ腕試しに解いてみて下さい。

採点が終わったら、次に気になるのは合格点です。以下の表にまとめたので確認してみましょう。

 

満点 合格 合格点
4級 200点 70% 140点(最低ライン)

 

200点満点中140点以上を取れば合格です。

もし、140点を超えているようなら焦る必要はありません。過去問を重点的に解くことで試験合格を確実にしましょう。

もし、点数があまりに低かった場合、4級の試験勉強は大変だと感じるかもしれません。

漢字検定4級は中学生在学程度とされていますが、小学校終了程度である5級の範囲が含まれています。

4級受験はハードルが高いと感じたら、5級の受験を考えてみるのも良いですよ。

もちろん、時間がかかる、覚える量が多いと割り切って4級の勉強をするのもありです。

 

ポイント

過去問を解いて実力を知り、勉強計画を立てる

問題集を購入

試験勉強を進める上で問題集は重要です。自分がどうやって勉強を進めていきたいかで、選ぶ問題集も変わってきます。

 

・漢検 4級 漢字学習ステップ

・漢検 4級 過去問題集

・漢字検定4級〔頻出度順〕問題集

 

を見ていきます。どんな問題集があるか知ると、勉強するイメージが湧くようになりますよ。

漢検 4級 漢字学習ステップ

 

 

 

 

 

 

 

引用:Amazon

 

名称 漢検 4級 漢字学習ステップ 改訂四版
出版社 日本漢字能力検定協会
発売日 2020/2/25
ページ数 215ページ
価格 ¥1,100

 

地道にコツコツ力をつけたい方のための問題集です。

一字ずつ漢字を習得できるため、揺らがない基礎学力をつけることができます。

実力を確認したい方は、巻末に収録されている「総まとめ」を活用することでより確実な実力をつけることができます。

漢検 4級 過去問題集

 

 

 

 

 

 

 

引用:Amazon

 

名称 漢検 4級 過去問題集 2021年度版
出版社 日本漢字能力検定協会
発売日 2021/3/29
ページ数 112ページ
価格 ¥1,100

 

過去問題集の良いところは、実際に過去で出された試験が収録されていることです。

2020年度実施の「漢検」4級の検定問題13回分が、すべて収録されているため実力を確認できます。

確かに過去の問題ではありますが、実際に試験で出された問題なので次の試験でも出題されるかもしれませんよ。

他にも、受検・解答にあたっての注意事項をまとめた「Q&A」や、合格者平均得点や項目別正答率を収録しているため、試験に備えられます。

4級の過去問ですが、3級の検定問題を1回分収録しています。

漢検四級の試験が終わったら、3級の問題を試しに解いてみるも良いですね。

漢字検定4級〔頻出度順〕問題集

 

 

 

 

 

 

 

引用:Amazon

 

名称 漢字検定4級〔頻出度順〕問題集 (高橋の漢検シリーズ)
出版社 高橋書店
発売日 2020/8/5
ページ数 200ページ
価格 ¥1,100

 

短期間で実力がつくよう作成された問題集です。

10年分の過去問を分析し、頻出度順にA・B・Cの3ランクに分けられています。

すべてのランクを正解できるように勉強していきますが、時間がない場合はAランクを徹底的に練習しましょう。

重要問題や正答率の低い問題に関しては、例文を変えて複数回掲載しているため、何度も同じ漢字に目を通すことになります。

 

繰り返し解くことで自然に漢字が身につくでしょう。

 

赤チェックシートが付いているので、通勤・通学、ちょっとした空き時間に漢字を確認できます。模擬試験が2回分ついているので、勉強した後で自分の実力をチェックできますよ。

他にも、最新の配当漢字に対応した一覧など、役立つ資料やダウンロード特典があるためお得です。

効率よく勉強したい方、時間がない方にお勧めの問題集です。

繰り返し解く

同じ問題集を、できれば3回は繰り返し解いて下さい。

2回、3回と繰り返すうちに、間違える漢字も減ってくるようになりますよ。なかなか覚えられない漢字は、印をつけて何度も見直すようにしましょう。

目に触れる回数が多ければ多いほど記憶に残りやすくなります。

 

どの問題集を購入したとしても、1度は最後までやり通しましょう。

不安になって問題集を数冊そろえる方もいるかもしれませんが、どれもこれも手を出してしまうと、きちんとした実力をつけるのが難しくなります。

まずは、1冊目を丁寧に仕上げてください。

1回目はどれぐらい解けたでしょうか。間違えた問題には印をつけて、勉強を終えたその日に必ず見直すようにしましょう。

また、漢検用のノートを作って、間違えた漢字は覚えるまで練習します。一生懸命になりすぎて、腕を痛めないよう気をつけて下さいね。

重点的に勉強したい分野

漢検4級の出題範囲はすべて大事です。ですが、試験に合格する上で、重点的に勉強したい分野が以下の2項目です。

 

・配点が高い分野

・四字熟語

 

まず、配点が高い分野ですが、漢字の読みと書取りになります。以下の表に配点をまとめたので、実際どれだけ配点が高いのか確認してみましょう。

 

漢字の読み 30点(1点×30問)
同音・同訓異字 30点(2点×15問)
熟語 10点(2点×5問)
熟語の構成 20点(2点×10問)
部首・部首名 10点(1点×10問)
対義語・類義語 20点(2点×10問)
送り仮名 10点(2点×5問)
四字熟語 20点(2点×10問)
誤字訂正 10点(2点×5問)
漢字の書き取り 40点(2×20問)

 

漢字の読み30点と漢字の書き取り40点を合わせると70点です。

合格点は200点中140点以上ですが、140点中70点というと合格点の半分です。読み書きは練習すればするほど正答率が上がる分野ですので、しっかり取れるように練習しましょう。

 

次に四字熟語ですが、正答率が低い傾向にあるようです。

四字熟語は日常会話で使う機会はほとんどなく、馴染みがないかもしれません。読み書きに加え、他の分野の勉強に力を注ぎ、ついつい後回しにしてしまうかもしれませんね。

四字熟語の対策は早めに行い正答率をあげましょう。

読書を習慣にする

漢字を得意とする方の中には、日ごろから読書をしている方が多いです。

活字に触れることが多く、漢字をよく目にするので自然に漢字の使い方を文章の中で覚えることができます。

デメリットは、分からない漢字や意味は何となく判断して読み飛ばしてしまうことでしょうか。

 

資格取ろうか悩んでる人
読書なら読書に集中したいですよね

 

大変かもしれませんが辞書を引きながら読むよう心がけて下さい。こうした小さな努力が語彙力を増やす結果につながります。

もちろん、読書をはじめて1日や2日で結果が出るわけではありません。

1ヵ月、2ヵ月と積み重ね、1年が経ったころ、語彙力がついていることに気づくことがあります。決して楽な道ではありませんが、試験勉強の負担にならないよう取り組んでみて下さい。

1日に10分や20分で良いので読書の時間を取ってみると良いですよ。

 

資格取ろうか悩んでる人
どのような本を読むと良いのでしょうか。具体的にお勧めはありますか

 

新聞、新書、学術書と言いたいところですが、人によっては難しく感じるかもしれません。

なので、岩波ジュニア新書をお勧めします。

 

 

岩波ジュニア新書は小中学生から大人まで、幅広い世代が読める入門書です。興味のある本を選んでみて下さいね。

 

公式サイトはこちら⇒

 

漢検4級合格のメリット

漢検4級は中学校在学レベルです。そのため、中学卒業レベルと言われる3級と比較され、漢字検定4級の受験は必要ないとされることがあります。

なぜなら、高校の入試で生かせる漢検レベルが3級以上だからです。

 

資格取ろうか悩んでる人
それじゃあ、漢検4級は取得しても仕方ないのですか?

 

こういった疑問が湧いてくるかもしれません。漢検4級を受験するメリットに以下の2つがあります。

 

・基礎学力がつく

・漢検4級に合格することで自信つく

 

まず、”基礎学力がつく”ですが、漢検4級の対象漢字数は1339文字です。

その内、小学校卒業レベルとされる5級の対象漢字数1026文字も含まれます。約300文字の漢字を覚えることができれば4級は合格できます。

漢検4級は5級を土台としているため、4級に合格すれば小学校時代の漢字が問題なく使えるという証にもなりますね。

>>漢検5級のレベルはどれくらい?何年生向け?

4級合格のために勉強することで基礎学力がしっかり身につきます。

 

次の"漢検4級に合格することで自信がつく"ですが、4級を飛び越して無理に3級を受けても不合格が続くことがあるかもしれません。

すると、前向きに挑戦していた方であっても、次第に消極的になり辞めたいと思うようになることもあります。

高校入試を意識するのであれば3級合格は必要です。

ですが、一歩下がって4級に合格し、そのまま弾みをつけて3級の勉強をすれば、スムーズに3級合格に手が届くこともあります。

基礎学力をつけ、自信をつけ、次のステップである3級へ飛び込んで下さい。

 

まとめ

漢検4級の概要やレベル、何年生向けの試験かや、勉強法、合格のメリットに関して解説してきました。

 

・漢検4級は中学校在学レベル

・小学校高学年、中学校1~2年で受けると良い

・合格点は140点以上

・問題集は繰り返し解き、配点の高い読み書きと正答率の低い四字熟語を重点的に勉強

・4級は3級合格へのステップ

 

漢検4級は小学生でも勉強すれば合格できます。まずは自分の実力を知ってから試験勉強を進めましょう。

ぜひ、3級を視野に入れて勉強して下さいね。

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