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食育

【知らなきゃマズい】食生活アドバイザーと管理栄養士の違いとは?

食にまつわる資格として知られている食生活アドバイザーと管理栄養士ですが、資格に違いはあるのでしょうか。

 

「私の友達で、食生活アドバイザーの資格を持っている人がいます。大学生の時に資格を取ったって聞いたけど、簡単な資格なのかな?」

「管理栄養士の知人が、食生活アドバイザーの資格も持ってるけど、同じような資格なのかな?」

「食生活アドバイザーと管理栄養士って、どう違うの?」

 

今回は、

・食生活アドバイザーと管理栄養士の資格の違いについて

・食生活アドバイザーと管理栄養士の受験資格の違いについて

・食生活アドバイザーと管理栄養士の就職先の違いについて

上記内容を中心に解説します。

 

食生活アドバイザーと管理栄養士の違いは?

さっそく、二つの資格の違いについてみていきましょう。

 

食生活アドバイザー 管理栄養士
資格グレード 民間資格 国家資格
受験資格 特になし 管理栄養士養成課程(4年制)の卒業など
試験形式 年2回(7月、11月) 年1回(2月頃)
受験料 【2級】7500円

【3級】5000円

【2・3級併願】12500円

6800円
合格率 【2級】約40%

【3級】約65%

約65%

食品アドバイザーの資格と管理栄養士の違いとして、大きく異なる部分を表にまとめました。

まず、民間資格化国家資格化の違いがあることがわかります。また、受験資格や試験についても違いがありますね。

それぞれの資格の違いについて、項目別に詳しく見ていきましょう。

 

食生活アドバイザーと管理栄養士の資格グレードの違いは?

食生活アドバイザーは民間資格で、管理栄養士は国家資格です。

詳しく違いについて説明していきます。

 

国家資格

法律に基づいて国が認定する資格で、国あるいは国から委託されている団体が試験の実施をしています。

難易度が高い一方、合格すれば一定の知識や技術が保証され、社会的な評価も高いです。

 

民間資格

民間団体・学校・企業などが認定する資格です。

法律に縛られることなく独自の基準で認定できるため、難易度が低いものから高いものまであり、種類や数が多いことが特徴です。

社会的に認知度が低い資格もありますが、認知度や信頼度が高い資格もあります。

食生活アドバイザー

健康的で安全な食生活をトータル的にアドバイスするための食生活に関するさまざまな知識を持つ民間資格です。試験の学習を通して、食生活に関する知識を健康管理などに活用する方法を学びます。

1級の試験は今のところ開設されておらず、2級と3級があります。

管理栄養士

栄養に関する高度な指導や栄養管理を行う国家資格です。専門的な知識を必要とする指導や、集団給食における献立作成、管理業務などが主な業務です。

 

食生活アドバイザーと管理栄養士の受験資格の違いは?

食生活アドバイザーと管理栄養士の受験資格の大きな違いは、

食生活アドバイザー⇒受験資格なし

管理栄養士⇒受験資格あり

といった事です。

それぞれ詳しく解説します。

食生活アドバイザー

受験資格はありません。

年齢、性別、学歴、実務経験に関係なく、どなたでも受験可能です。

管理栄養士

管理栄養士になるには、まず「栄養士の資格を所持していること」が前提となります。

 

 

 

 

引用:一般社団法人 全国栄養士養成施設協会 管理栄養士になるには

 

そのため、管理栄養士の受験資格を得るためには、専門の学校を卒業する必要があります

 

 

それぞれの受験資格を比較し、管理栄養士よりも食生活アドバイザーの方が受験しやすいと考える人も多いようですね。

 

食生活アドバイザーと管理栄養士の試験の難易度・合格率の違いは?

食生活アドバイザーの試験は会場受験であり、また合格率も低く難易度が高いといえますが、国家資格である管理栄養士と比べると容易であるという考えが一般的です。

それぞれ詳しく解説します。

食生活アドバイザー

2級で約40%、3級で約65%の合格率となっています。

3級は消費者目線の出題内容となっており、食に関する仕事をしていない方でも気軽に取得できるため、難易度はそれほど高くありません。

しかし、2級は管理栄養士や食品関連企業などに勤めている方を主に対象としているため、難易度は高くなっています。

管理栄養士

合格率は約65%です。

例年、新卒の合格率が90%以上であるのに対し、既卒の合格率は19~25%とずっと低い状況にあります。

既卒の場合は、仕事をしながら勉強をして受験に臨む人が多いため、思うように試験勉強が進まず合格率が上がらない状況にあるようです。

 

食生活アドバイザーと管理栄養士の資格取得にかかる費用の違いは?

食生活アドバイザーと管理栄養士を比較すると、受験資格が必要な管理栄養士の方が学費など費用はかかります

では、具体的にどのような費用がかかってくるのでしょうか。

詳しく解説します。

食生活アドバイザー

独学で資格取得を目指すか、通信講座を利用するかによって費用が変わってきます。

独学の場合はテキスト等を自分で購入して勉強することになるため、主にテキスト代がかかってきます

市販のテキストと問題集がセットになったものや、用語集を活用して学習している方が多いです。

 

通信講座は、産業能率大学総合研究所や、ユーキャン食生活アドバイザー(R)2・3級合格指導講座などがあります。

費用はそれぞれ、

産業能率大学総合研究所

3級コース:15400円/2・3級コース:17600円

 

ユーキャン食生活アドバイザー(R)2・3級合格指導講座

一括払い:34000円

分割払い:3140円×11回 総計:34540円

 

となります。

ここに、受験料である

2級:7500円

3級:5000円

2・3級併願:12500円

が追加されます。

 

3級は、独学でも十分資格取得はできますが、2級は専門性が高くなってくるので通信講座を利用すると効率よく勉強ができます。

管理栄養士

管理栄養士の資格を取得するためには、専門の学校へ通学することが必要です。そのため、学費が高額となります。

管理栄養士の受験料は6800円です。

 

費用面で言うと、食生活アドバイザーの方が費用はかかりません。

 

食生活アドバイザーと管理栄養士の就職先の違いは?

食生活アドバイザーは、その資格単独での求人はほとんどありませんが、資格を求める企業・会社は増えてきているという現状があります。一方で管理栄養士は就職先は多岐にわたり、求められる役割も就職先によって違いがあります

それぞれの就職先について詳しくみていきましょう。

食生活アドバイザー

食生活アドバイザーという資格は、管理栄養士のような国家資格ではなく、そういった職業があるわけでもないのでこの資格での求人はほとんどないというのが現状です。

しかし、この資格には「食事の問題解決ができる人を育成することで社会に貢献する」という目的があり、食生活アドバイザーの試験を受けることを推奨する企業や学校が増えてきています。

たとえば、一部の食品関連の会社やスーパーなどでは、食生活アドバイザーの資格合格が昇格の条件になっているところもあります。

もし、このような企業や会社に就職を希望する場合、食生活アドバイザーの資格を持っていることによって採用に有利に働く可能性はあります。

また管理栄養士など専門職者が、知識を深めたり新たな学びを得たりするために受験していることも多く、元々就職している場で仕事の幅を広げる動機も聞かれます。

管理栄養士

病院や高齢者向け施設、保育園や学校、県や市町村の保健所、保健センター、食品メーカーなど就職先は多岐にわたります

仕事内容は、医療関係で働くなら一人一人の患者さんに合わせた栄養指導、教育機関で働くなら栄養面を考えた献立作成、社会福祉施設や介護施設なら調理法も考える、食品メーカー勤務なら研究開発や市場調査など働く先によって求められる役割は多様です。

 

まとめ

いかがだったでしょうか。

今回は、食生活アドバイザーと管理栄養士の違いについて解説しました。

まとめると、

 

・食生活アドバイザーは民間資格、管理栄養士は国家資格である

・食生活アドバイザーは誰でも受験できるが、管理栄養士は専門の学校を卒業する必要がある

・食生活アドバイザーの方が、資格取得の費用はかからない。

・食生活アドバイザーは、その資格単独での求人はほとんどないが資格を求める企業・会社は増えてきている

・管理栄養士は就職先は多岐にわたり、求められる役割も就職先によって違いがある

 

となります。

 

どちらの試験も、食にかかわる資格として需要がある資格となっていますが、民間資格と国家資格という違いがあります。

特に、受験資格に大きな違いがあるので、どちらの資格が今後必要になってくるのか将来を考えて見極める必要があります

 

食にかかわる資格は今後も需要が増えることが予想されます。ぜひ、あなたにとって役に立つ知識を得るために資格受験にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

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