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IT・パソコン

P検2級の合格率や勉強方法、テキストは?就職に役立つ?

PCスキルを上げたい、PCにかかわる資格を取りたい、などと思ったときに

候補にあがる資格の一つがこのP検ですよね。

中でも2級となると受験や就職にも役立つのでは?と気になっている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

P検2級の受験を検討し始めたとき、

「難易度はどのくらいなんだろう?」

「独学で合格はできるのかな?」

「受験や就職に有利になる?」

こういったところが気になるかと思います。

 

ここでは

 

・P検2級の合格率

・勉強方法

・就職に役立つのか

 

を中心に詳しく解説していきます。

 

そもそもP検2級とは?

以前はパソコン検定と呼ばれていたのがこのP検です。

パソコン検定に、実践力(ICTを活用した問題解決力)を加えた試験に変わったため、2012年4月1日より正式名称ICTプロフィシエンシー検定試験、通称P検となりました。

資格の専門家

 

このP検は難易度によって1級から5級まで分かれており、パソコン初心者からプロの方まで幅広いレベルに対応した検定となっています。

その中でも2級は「ICT活用におけるスペシャリスト」という位置づけです。

 

具体的には

あらゆるビジネスシーンでICTを有効活用する総合力を有し、高度なレベルで問題解決ができる

部門内スタッフに対するICTに関する各種指導ができる

ネットワーク上のトラブル対処を含む、部門内の情報環境を整えることができる

引用:人物像・シーンマップ 2級|P検-ICTプロフィシエンシー検定協会 (pken.com)

といったことが求められます。

 

P検2級の試験範囲と合格基準

等級 出題カテゴリー 出題形式 テスト時間 合格基準(①②共に満たしている場合に合格)
①カテゴリー別ボーダーライン 得点②総合基準
出題数 必要正解数(30%以上)
2級

(800点満点)

コンピューター問題 選択式テスト・その他 30分 8問 3問以上 ≪計42問≫

●700点中490点以上

※ICTを活用した問題解決の項目は1.2倍の配点ウェイト

情報通信ネットワーク 8問 3問以上
情報モラルと情報セキュリティ 8問 3問以上
ICTを活用した問題解決 10問 3問以上
プレゼンテーション 実技テスト※2 10分 8問 3問以上
総合実技※1 複合成果物作成型実技テスト 30分 1課題 ●100点中60点以上

※1 総合実技は、ワープロソフト、表計算ソフトを使用し、与えられた課題(目的)に基づいた成果物を作成するテストです。
評価は①指示の理解と把握、②適切な操作、③ビジュアル(ビジネス現場で通用する見栄え・見易さ)について行われ、採点は、ヒューマングレーダー方式(人に
よる採点)となっています。

※2 実技テストは、単一アプリケーションを起動し、課題に基づいて実技操作を行うテストです。

●プレゼンテーション(PowerPoint)の実技テストバージョンは、「2019」、「2016」、「2013」、「2010」、「2007」に対応しています。
●「選択式テスト・その他」には、選択式テストの他、等級により、メール操作、ファイル操作、疑似ブラウザー操作、ドラッグ&ドロップ、状況判断型テストなどの出題
形式が含まれる場合があります。

引用:試験範囲&合格基準 |P検-ICTプロフィシエンシー協会 (pken.com)

 

P検の特徴としてはMOSなどの他のパソコン系の資格と違い、特定の製品に特化した試験ではなく、パソコンの基礎知識やタイピングなど幅広い試験になっています。

 

p検2級の合格率

資格取ろうか悩んでる人
スペシャリストと呼ばれるくらいのレベルなので、合格できるか心配です…。大体どのくらいの方が合格出来ているんでしょうか?

 

2020年度のデータがこちらです。

4級 3級 準2級 2級 1級
社会人(大学生含む) 88.5% 85.9% 81.6% 69.3% 29.2%
高校生・中学生(合格支援制度利用なし) 68.9% 51.7% 48.1% 48.8%
高校生・中学生(合格支援制度利用あり) 83.4% 71.3% 72.6%

※合格支援制度の「P検アプリ」とは、4級~準2級の実技テスト(ワープロ、表計算)が事前に受験できる制度です。合格するとP検受験の際、該当の等級・カテゴリーが免除されます。

引用:2020年度受験者データ |P検-ICTプロフィシエンシー検定協会< (pken.com)

 

社会人・大学生の合格率は69.3%と高い合格率となっていますので、難関試験ではないといえます。

ただし表を見てもわかる通り、準2級から2級で合格率がぐっと下がっていますので、準2級まで楽に合格できた!という方も、油断は禁物です。

不安な方はまずはこちらの「P検準2級はすごい?合格率や勉強法」の記事を読んで下の級から受けるのもありですね。

 

またポイントとして、合格ラインの点数が設定されています。

  • 総合実技で100点中60点以上
  • その他(コンピューター問題、情報通信ネットワーク、情報モラルと情報セキュリティ、ICTを活用した問題解決、プレゼンテーションの合計)で700点中490点

 

その他で満点取れていても、総合実技で60点以下だと不合格となります。

資格取ろうか悩んでる人
試験範囲全体をバランスよく習得することが必要なんですね…

 

P検2級の勉強方法

資格取ろうか悩んでる人
P検2級って独学で取得するのは可能なんでしょうか?どういった勉強方法があるのか知りたいです。
P検2級は独学での合格も可能ですよ!いくつか勉強方法はありますのでご紹介しますね!
資格の専門家

 

  • パソコン教室や通信講座などを受講する
  • ICTプロフィシエンシー検定試験の公式サイトの無料模擬試験やタイピング練習を実施する
  • テキストを使用し学習する

 

こちらが主な試験対策方法になります。

以下にそれぞれの学習方法のメリット・デメリットとオススメ度についてまとめました。

 

メリット デメリット オススメ度
PC教室・通信講座 ・直接質問が出来るため、疑問点を早期に解消しやすい

・短期間で集中して学習することができる。

・費用が高い

・教室に通う手間や予約するなどの手間が発生する(PC教室)

〇(時間とお金がある方ならば◎)
無料模擬試験・タイピング ・費用が掛からない

・いつでも自分の好きな時間に学習できる

・試験内容すべてを網羅しているわけではないので、あくまで補助学習にしかならない △(他の学習と合わせて行うのであれば〇)
テキスト ・公式が推奨するテキストもあり、試験対策としては最適。最新の内容になっている。

・教室などに通う必要がなく、好きな時間に学習ができる。

・質問したりすることができないため、一人で調べて進めていく必要がある

・費用が比較的安価。(税込3,300円~)

◎(一押し!)

 

検定対策は、 主催者が発行している対策本(テキスト、問題集)で 対策をするのが最善です。

引用:知恵袋

 

資格取ろうか悩んでる人
それぞれ一長一短あるけど、テキスト学習が費用面、内容合わせてみても良さそうですね!

 

P検2級のテキスト

資格取ろうか悩んでる人
テキスト学習がおすすめなことは分かりました。ですが調べてみるといろいろなテキストがあってどれがいいのかわかりません…。
いろんなところから出版されていて、迷ってしまいますよね。それではオススメのテキストを紹介しますね!
資格の専門家

 

「P検合格シリーズ」テキスト

引用:紀伊国屋書店

P検の運営事務局から発行されているオフィシャル教材です。価格は税込3,300円。

受験対策として最も使用されているテキストで、Amazonでの評価も☆3.8(2021.10現在)と高評価です。

 

出題カテゴリーが、レッスン別に学習できるセミナー形式の構成になっている教材です。

課題を作成しながらスキルが自然に身に付くように編集されていますので、資格取得のための学習ではなく、その後の実践で生かすことができるようになっています。

また、解説(操作手順)は、ワープロの場合、左ページにWord2016/2013の解説が、右ページにWord2010/2007の解説がありますので、この1冊で全てのバージョンに対応しています。

 

テキスト学習はこちらで対策すれば間違いないといっても過言ではないでしょう。
資格の専門家

 

P検2級は就職に役立つ?

資格取ろうか悩んでる人
実際の所、就職に役立つ資格なのでしょうか?せっかく取得するなら就職に生かせるものを取りたいのですが…

 

2級は履歴書にも記載することができ、スキルのアピールになります。特に事務職や営業職への就職では活かせるでしょう。

Powerpointを用いたプレゼンテーション用のスライド作成や、Excelを使用したデータ抽出・分析などの知識も身につけることができますので、様々な分野の職業ですぐに生かすことができます。

 

しかし一つ注意したいのは「この資格を取得したから就職できる」という資格ではありません。

正直言って3級でも準2級でも「就職に有利」と言うほどの期待はしないでください。 何故なら、今の世の中、WordやExcelが使えることが「特筆すべき特技」とはみなされないからです。現代では、WordやExcelが使えることは、就職するための必要最低限のスキルです。 逆に言うと、WordやExcelもできないでは、できる職種が限られてしまうと言うことになります。そこで、「就職するために必要最低限のスキルは備えています。」という証明にはなると思いますよ。

引用:知恵袋

 

この資格で就職できることはありませんが、就職後には即戦力として働いていけるような基本スキルがあります、という証明になる資格です。

取っておいて損はないでしょう。

資格の専門家

 

まとめ

ここまでの内容をまとめると

  • P検2級の合格率は社会人で69.3%、中学生・高校生で48.8%(2020年度実績)。
  • 勉強方法はテキスト学習がおすすめ。独学で合格も可能。
  • 履歴書にも記載できる資格のため、就職試験の際スキルのアピールになる。

 

今や必須ともいわれているPCスキルを身につけながら、その証明となる資格も取得できるのは一石二鳥といえますよね。

難易度も易しめですし、ぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。

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