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医療・調剤

登録販売者試験の難易度は?独学でも取得可能?年収まで解説

登録販売者って、あまり聴き慣れない言葉ですよね・・・・。

似た役割の職業である『薬剤師』との違いについても、あまりよく知られていません。

 

そのため、実際のところ、

「登録販売者って、何なの?」

「資格を取得するのは、どのくらい難しいの?」

「独学でも取得することはできるの?」

「年収はどのくらいもらえるの?」

といったような疑問を持っているかもしれません。

 

そこで、この記事では、

・登録販売者とは

・資格を取得するための難易度

・独学で資格を取るための方法

・どのくらい年収をもらえるのか

ということについて解説していきます。

 

登録販売者とは

まず、登録販売者という資格について述べていきます。

登録販売者は、薬局などで一般用医薬品(第2類・第3類)を販売するために必要な公的資格です。

 

ここでは、

ポイント

・主な仕事内容

・登録販売者の将来性

・登録販売者の資格を取るメリット

について、詳しく解説していきます。

主な仕事内容について

登録販売者の主な仕事は、一般医薬品(第2類・第3類)の販売です。

勤務場所はドラッグストア・調剤薬局・ホームセンター・コンビニ・家電量販店など、多岐に渡ります。

店舗内では商品の陳列をしたり、医薬品を購入するお客様に副作用などの説明をしたりします。

薬剤師とは違うの?

登録販売者に似た職種として、薬剤師があります。

薬剤師の場合、登録販売者の業務に加えて、

・一般医薬品(第1種)の販売

・調剤業務

の2点を行うことができます。

これは、主に副作用などで生活に大きな支障をきたす可能性が高い医薬品は、薬剤師が扱うことが取り決められているからです。

誰でも資格を取得できる登録販売者と、薬学部を6年間修了しなければ資格取得できない薬剤師の専門性の差といえます。

登録販売者の将来性について

つづいて、登録販売者の将来性についてみていきましょう。

登録販売者の需要は、日々高まってきているといわれています。

なぜなら、医薬品を置く店舗は増え続けているからです。

 

ひと昔前までは、医薬品といえばドラッグストアや調剤薬局にしか置かれていませんでした。

しかし、今ではコンビニやホームセンターなど、様々な店に置かれるようになりました。

そのため、登録販売者を雇用しなければならない人数が増えているのです。

 

また、日本はどんどん高齢化が進んでいることも理由の一つです。

在宅医療や介護の場においても、活躍することが期待されています。

要介護者は常備、医薬品やサプリメントなどを服用している場合が多いです。

そのため、医薬品との飲み合わせや副作用などの説明やアドバイスを求められる場面が増えてきています。

 

このように、登録販売者の将来性は有望であるといえるでしょう。

登録販売者の資格を取るメリットについて

他にも、登録販売者の資格を取るメリットは様々なものがあります。

ポイント

・復職や働き方の変更がしやすい

・昇進をしやすい

・独立開業できる

・培った知識をプライベートでも活かせる

こうした柔軟さからも、登録販売者の資格は注目を集めています。

 

資格取得の難易度について

次は、登録販売者の資格取得の難易度について解説していきます。

試験内容について

問題形式は、120問のマークシートとなっています。

記述式の問題は、一切ありません。

合格点は、

ポイント

・全体の7割以上の得点

・各試験項目ごとの出題数に対して3.5割以上(都道府県によっては4割以上)の正答

の両方を満たすことと決められています。

 

各試験項目については、以下の通りです。

1.医薬品に共通する基本的な知識・・・20問

2.人体の働きと医薬品・・・20問

3.主な医薬品とその作用・・・40問

4.薬事関連法規・制度・・・20問

5.医薬品の適正使用・安全対策・・・20問

合格率について

販売登録者の資格試験の合格率は43%前後といわれています。

過去の試験合格者の推移をみていきましょう。

年度 受験者数 合格者数 合格率
2014 31,362 13,627 43.5%
2015 49,864 22,901 45.9%
2016 53,369 23,330 43.7%
2017 61,126 26,606 43.5%
2018 65,433 26,996 41.3%

それほど難しい試験ではありませんが、しっかりと対策をしてから望む必要があるといえます。

 

独学で資格を取る方法

スクールに通うとなると、どうしても費用が高く付いてしまいます。

そのため、「試験勉強しなければいけないけれど、独学で学ぶことはできないだろうか?」

という悩みを抱くのではないかと思います。

結論からいうと、独学でも資格試験に合格することは可能です。

ここでは、販売登録者の資格試験合格に向けた勉強法について解説していきます。

効率よく勉強する

隙間時間を上手に活用し、毎日勉強する習慣を作ることが大切です。

例えば、通勤・通学の時間や、起きた直後や寝る30分前などの時間に勉強するようにしましょう。

慣れないうちは辛いかもしれませんが、一度習慣に落とし込んでしまえば勉強するのが当たり前のようになってきます。

過去問を徹底的に解く

登録販売者の試験問題は出題範囲やチェックポイントが限られています。

そのため、試験直前3ヶ月くらい前から、ひたすら過去問を解くことが合格への近道です。

試験問題の中には、法律に関連するものも数多く出題されます。

そのため、過去問を解きつつも、最新の情報もチェックしておくことが大切です。

上手に知識を習得する

試験問題は、常識や生活の中で身につけた経験で解ける問題も少なくありません。

医薬品は身近なものであり、生活の様々な場面で見つけることができるものだからです。

自分の身近にある医薬品のパッケージ裏面を日頃からよく読むようにしておくと、知識をつけることができます。

すでに合格した人や試験合格を目指している人と情報を共有する

試験勉強は、一人だけで進めていくと壁にぶつかってしまうことが多くあります。

独学で学ぶ際には、分からない箇所を相談できなかったり、どれくらい勉強したらいいのか分からなくなったりしやすいものです。

そのため、有資格者や自分と同じように試験合格を目指している人と情報交換すれば、モチベーションのアップに繋がります。

また、テキスト選びに関しても、実際に役立つ情報を得ることができます。

 

年収について

ここでは、登録販売者の給料や、有資格手当、給料アップの方法についてみていきます。

給料について

登録販売者の正社員の給料は、平均年収で約310万円。

内訳としては、目安月収20万円にボーナス70万円です。

日本人の正社員の平均年収は420万円なので、比較すると安い傾向にあるといえます。

 

アルバイトやパートで働く場合、平均時給は900〜1200円程度です。

無資格で働く場合と比べて、時給が100円ほど高い計算となります。

 

また、働く場所によっては給料の差が違ってきます。

例えば、ドラッグストアや調剤薬局で働く場合よりも、コンビニで働く場合のほうが給料が高い傾向があります。

これは、登録販売員の人材がドラッグストアや調剤薬局に比べて、コンビニでは不足しているからです。

他にも、医薬品の通信販売のテレフォンオペレーターや、介護スタッフなど幅広い職場で採用される可能性があります。

 

幅広い目で登録販売員の求人に目を通すと、給料アップにつながる職場を見つけることができるかもしれません。

資格手当について

登録販売員には、基本給のほかに資格手当が支給される場合が多いです。

企業によって差はありますが、相場は10,000円で、5,000〜20,000円と幅広いです。

求人をよく探すことで、せっかく手に入れた資格を有効に活かすことが可能といえるでしょう。

給料アップの方法について

登録販売員の資格は、幅広い活かし方があります。

アルバイトやパートから正社員へとステップアップすることもできれば、独立開業することもできます。

コツとしては、ひとつの職場に拘らず、転職や独立開業のキャリアアップを考えることです。

 

登録販売員の資格は、需要が高く、様々な職場で求められているものです。

そのため、現在の職場で給料面に不満がある場合、他の職場に転職することは容易です。

しっかりと経験を積み重ねていけば、実績として認められます。

結果として、現職よりも年収アップが見込まれるようになるのです。

 

より高い視点を持って、登録販売員の資格を活かしていきましょう。

 

まとめ

ここまでの内容について、まとめていきます。

・登録販売員とは?

→薬局などで、一般用医薬品(第2類・第3類)を販売するために必要な公的資格

・資格試験の難易度は?

→合格率は43%前後とそれほど難しくはない

・独学でも合格できるのか?

→充分に合格可能。過去問をしっかりと解き、有資格者や合格を目指している人と情報交換する

・年収はどのくらいなのか?

→平均年収は310万円と低め。しかし、転職や独立開業で年収をアップさせていくことは可能。

 

いかがでしたか?

登録販売員の資格を取って、あなたのキャリアアップに役立てましょう!

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