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基礎教育

算数検定7級とは?合格率はどのくらい?どんな勉強法がいい?

 

算数検定はご存じでしょうか。

公益財団法人日本数学検定協会が主催している検定です。
資格の専門家

 

検定は、

1~6級数学検定

7~11級算数検定

に分かれています。

 

その中の算数検定7級ですが、

実際どんな試験なの?

合格率は?

どんな勉強法がいいの?

と疑問があると思います。

 

そこで、算数検定7級について

・算数検定7級の試験概要

・算数検定7級の合格率

・算数検定7級の効果的な勉強法

に分けて解説していきます。

 

算数検定7級の試験概要は?

資格取ろうか悩んでる人
それで算数検定7級の試験はどういう感じなんですか?

 

算数検定7級の試験概要は以下の通りです。

目安となる学年 小学5年生程度
構成 1次/2次の区分はありません
検定時間 50分
出題数 30問
合格基準 全問題の70%
検定料 個人受験:3,000円/提携会場受験・団体受験:2,500円

 

 

試験内容は構造は、以下のようになっています。

 

 

小学校5年程度の問題45%の出題範囲は

整数や小数の四則混合計算、約数・倍数、分数の加減、三角形・四角形の面積、三角形・四角形の内角の和、

立方体・直方体の体積、平均、単位量あたりの大きさ、多角形、図形の合同、円周の長さ、

角柱・円柱、簡単な比例、基本的なグラフの表現、割合や百分率の理解 など

等です。

 

技能の概要としては、

身近な生活に役立つ算数技能

1.コインの数や紙幣の枚数を数えることができ、金銭の計算や授受を確実に行うことができる。

2.複数の物の数や量の比較を円グラフや帯グラフなどで表示することができる。

3.消費税などを算出できる。

等があります。

 

小学校4年程度の問題45%の出題範囲は

整数の四則混合計算、小数・同分母の分数の加減、概数の理解、

長方形・正方形の面積、基本的な立体図形の理解、角の大きさ、

平行・垂直の理解、平行四辺形・ひし形・台形の理解、表と折れ線グラフ、伴って変わる2つの数量の関係の理解、そろばんの使い方 など

等です。

 

技能の概要としては、

身近な生活に役立つ算数技能

1.都道府県人口の比較ができる。

2.部屋、家の広さを算出することができる。

3.単位あたりの料金から代金が計算できる。

等があります。

 

特有問題に関しては、特定範囲はありません。算数検定7級の特有の問題で、思考力を問う問題となります。

過去問題には出てこないような問題を出題されることが多く、初見で解くには時間がかかってしまう問題であると言われています。

特有問題は柔軟な発想と、自分の知識をフルに活用して取り組むことが大事です。
資格の専門家

 

算数検定の合格率はどのくらい?

資格取ろうか悩んでる人
算数検定7級の合格率はどのくらいですか?

 

過去5年分データは以下の通りです。

年代 合格率 合格率/受験者数
2020年 80.2% 11,212人/13,976人
2019年 77.7% 12,087人/15,548人
2018年 79.7% 13,563人/17,017人
2017年 79.2% 12,930人/16,232人
2016年 79.6% 12,135人/15,249人

 

表を見てもらって分かる通り、平均で79.2%ほどの合格率となります。

 

資格取ろうか悩んでる人
合格率は高いんですね。

 

実際に7級に合格したとの声も多く上がっています。

https://twitter.com/haradyan_doumei/status/673846051548172289

 

https://twitter.com/kaz_noko/status/1203610992187338754

 

資格取ろうか悩んでる人
数学検定7級に受かった人が大勢いるんですね。これなら大丈夫そうな気がしてきました。

 

確かに7級の合格率は多いですが、それで安心するのはまだ早いです。実は7級でつまずく方が一定数いるのです。
資格の専門家

 

7級でつまずく事もある?

資格取ろうか悩んでる人
7級でつまずく方が一定数いるって本当ですか?

そうですね。4~5学年の算数から問題が複雑化して苦手分野が生まれやすくなっているため、それに該当する算数検定7級でつまずく方が一定数いるようです。

 

特に算数検定7級でつまずく理由として多いのが

・割合・分数の計算

・文章問題の理解力

の2つです。

 

割合の問題は、

・用語が難しい。(もとにする量、比べる量、割合等)

・今までの学習では具体的な数量なのに対して、抽象的な数量を扱うことで混乱が起きる

等の意見があります。

 

分数の問題は

・これまでの計算と馴染みのない考え方になるため、単純に計算できなくなってしまう

・小数点や、およその数をまちがってしまう

等の意見があります。

 

資格取ろうか悩んでる人
確かに割合や文章問題はうちの子も苦手ですね…。

 

割合に限らず、分数の計算や文章問題などの苦手分野はしっかり対策することで合格につながっていきます

そのための具体的な勉強法については次の項目で説明します。

 

どんな勉強法がいい?

 

資格取ろうか悩んでる人
それで、どんな勉強法が良いんですか?

 

勉強法の前にまず、算数検定7級に必要な学習時間は、小学校5年生までの学習を終えてる人で40時間程度といわれています。

 

その時間を有効に使って

・過去問を見て問題傾向を理解する

・わからない所や苦手分野は要点を確認し、基礎固めする

・過去問・模擬試験を解くことで時間配分を考えながら解いていく

などの勉強を行うと効果的ですので、これらを一つ一つ解説していきます。

過去問を見て問題傾向を理解する

まずは過去問を解いてみましょう。

 

過去問を解くことで問題傾向を理解し、限られた時間の中で要領よく問題を解くことができます。

また、自分の苦手な分野なども分かるので、苦手分野をなくすことにも繋がります。

わからない所や苦手分野は要点を確認し、基礎固めする

次に、過去問を解いてみて分からなかった問題や苦手だと感じた問題に取り組みましょう。

 

先生や親に教えてもらいながら出来なかった箇所の解き方を理解するのが一番ですが、一人で自主学習をしていた場合、聞く相手が誰もいないこともあるかと思います。

 

そういった場合には、問題集の回答を見て解き方を覚えましょう。

資格取ろうか悩んでる人
えっ。答えをみて良いんですか?

 

最初から答えを見るのは良くないですが、いつまでも分からない問題を考えていても意味がありません。

資格取ろうか悩んでる人
その問題を飛ばして後から先生に聞くのもだめですか?

それも悪くはないですが、後から先生に聞こうと思っていてもその時自分がどうやって解こうとしていたのかを忘れてしまいます。

自分がどこで間違っていたのか分からないため、家に帰って再び同じ問題に取り組む時、また同じミスを繰り返してしまう場合があります。

 

そうならないためにも数十分悩んでも分からない問題があった場合は、一度回答をみて、自分がどこでつまずいていたのかを理解しましょう。

その後、また似たような問題を解き、自分が正しい計算式をマスターしたのか確認しましょう。

 

このような方法は一人で学習する場合の方法なので、すぐに聞ける相手がいる場合は、答えを見ずに聞きに行きましょう。
資格の専門家

過去問・模擬試験を解く

分からない箇所もすべて出来るようになったら再び過去問や模擬試験を解きましょう。

 

こちらは最後の仕上げなので、実際の数学検定7級と同じように「50分間」時間を計測しながら行うと良いでしょう。

これをすると本番当日に時間切れで最後まで問題が解けなかった、というようなことが無くなります。

また、最後まで集中力を保つ練習にもなるので効果的です。

 

終わったら自己採点をしてみて、間違っていた問題、時間がかかった問題などがあれば、その問題をまた集中的に取り組みましょう。

 

これらを繰り返し行えば、算数検定7級に合格できる可能性は高いです。

 

ここまで効果的な勉強方法について説明しましたが、最終的には本人の頑張り次第です。モチベーションを保ちつつ、合格できるよう頑張りましょう。
資格の専門家

 

算数検定7級のテキストや教材は?

資格取ろうか悩んでる人
勉強法についてはよく分かりました!ですが、勉強するにあたり、どのテキストを購入していいのか迷ってしまうので、オススメなどを教えてください。

 

では実際勉強していくうえでオススメの

・おすすめテキスト

・eプリントサービス

・デジタル教材「すらら」

をそれぞれ解説してきます。

おすすめのテキスト

まずはオススメのテキストの紹介です。

 

 

実用技能認定検定 要点整理 算数検定7級

日本数学検定協会 1,100円

 

こちらは、基本事項が整理されており説明も丁寧です。

 

実際に活用した方の使い方としては

・問題を解く前に要点を抑えるために読む

・分からなかった問題をこちらのテキストで復習

等があります。

 

 

実用数学技能検定 過去問題集 算数検定7級

日本数学検定協会 569円

 

こちらはタイトル通り問題集となります。

2017年版ものものですが、まず最新の2021年版のものを解いてください。

その後こちらも解くことでよりいろんな問題に触れることができます。

 

実際に活用した方の使い方としては、

・毎日の演習問題の一つとして使う

・試験内容を解くことで無駄のない学習するため

・合否判定のための一つとして使う

等があります。

 

 

 

実用数学技能検定 文章題練習帳 算数検定7級

日本数学検定協会 1,100円

 

こちらは文章問題に対しての対策本となります。

7級では割合の文章題が難問という方が多く、文章問題に慣れておくことで合格に近づけます

 

実際に活用した方の使い方としては、

・事前に別の問題集を解き、このテキストで文章題を解いて最終的に過去問を解く

・割合の文章問題対策のために使う

等があります。

eプリントサービス

コンビニエンスストアに設置されたマルチコピー機の「eプリントサービス」でミニドリルを購入・印刷できます。

このサービスは実際受験している方も使われているようです。

 

算数・数学苦手分野対策ミニドリルは、小学生や中学生が苦手意識を持ちやすい単元を取り上げ、「基本問題」「練習問題」「確認テスト」の3段階のステップにまとめ、苦手を克服できるよう構成されたプリントドリルです。

 

購入方法はこちらです。

各単元100円で購入することができます。

 

実際に活用した方の使い方としては、

・苦手分野の勉強に活用

・基礎練習に活用

等があります。

 

実用数学技能検定 過去問題は、実際に過去の検定で使用した各階級1回分の「検定問題」「解答用紙」「模範解答」がセットになったプリントです。

 

こちらは、「ファミマプリント」でも購入することができます。

各階級300円で購入することができます。

 

実際に活用した方の使い方としては、

・用紙が実際の検定と同じため、試験の予行練習として使う

・苦手分野を知るのに使う

等があります。

デジタル教材「すらら」

こちらは、算数検定・数学検定の診断テストに加えて、復習カリキュラム・対策コースも受講できます。

 

算数検定・数学検定 実力診断テストは、日本数学検定協会と株式会社すららネットが共同で開発した合格判定つきのe-ラーニングコンテンツです。

各階級1,100円(税込)※復習カリキュラム・対策コースの受講料含む。

申し込みはこちらから。

 

まとめ

これまで算数検定7級について説明してきましたが、

・算数検定7級は小学5年生程度の問題が出題される

・合格率は平均で79.2%

・勉強法はテキスト・eプリントサービス・デジタル教材「すらら」を活用すると良い

 

疑問は解消できましたか?

少しでもこの記事が役に立てていれば良いです。

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