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基礎教育

算数検定10級の合格率や勉強法、おすすめアプリなど紹介!

漢字検定や英語検定と並んで近年人気が上がっている算数検定。

主に学校の授業で習う内容が出題されるので、学校の算数の復習も兼ねられるところが人気の理由の一つです。

 

公益財団法人日本数学検定協会が主催し、文部科学省が後援している検定試験ですので信頼できますね
資格の専門家

 

この記事ではそんな算数検定の中でも、小学校2年生程度の問題が出題される10級について解説していきます。

 

こちらをご覧の方は、お子さんの算数検定10級の受験を考える中で、

「どんな検定なんだろう?」

「合格率はどれくらい?」

「どうやって勉強すればいいの?」

「アプリで勉強はできないかな?」

など、気になられているのではないでしょうか。

 

そこで今回は、下記の内容について徹底解説しています。

・算数検定10級とは

・試験の合格率

・試験に合格するための勉強方法

・試験対策ができるアプリ

この記事を読めば、算数検定10級の合格までのイメージができると思いますので、ぜひ最後までご覧ください。

 

算数検定10級とは?

算数検定は算数の実用的な能力をはかる全国レベルの検定で、正式名称は「実用数学技能検定」と言います。

 

冒頭でもお伝えしましたが、全部で15階級ある実用数学技能検定の中で、算数検定10級は小学校2年生程度の内容となっています。

 

下の表のように目安となる学年が決められていますが、受験資格はありませんので誰でも何歳でも受験できます

引用:日本数学検定協会

 

そのため、受験の目安は小学校2年生程度とされていますが、先取り学習をしている小学校1年生や未就学のお子さんの受験者も多いようです。

 

*注釈 先取り学習とは、本来の学年より進んだ内容を学校で習うより先に自宅や塾で学習しておくことです。

どんな問題が出題されるの?

算数検定10級の問題は小学校2年生で習う内容が45%、小学校1年生で習う内容が45%、特有問題が10%となっています。

 

15+28のような計算問題から、時計を読む問題、長方形の紙を折ってできた正方形の一辺の長さを求める問題などが出題されます。

算数検定10級|過去問題

 

算数検定10級で出題される詳しい内容は次の通りです。

小学校2年生程度の出題
検定の内容 技能の概要
百の位までのたし算、ひき算

かけ算と九九

簡単な分数

三角形・四角形

正方形・長方形・直角三角形

箱の形

長さ・水のかさと単位

時間と時計の見方

人数や個数の表やグラフ など

身近な生活に役立つ基礎的な算数技能

1.商品の代金・おつりの計算ができる。

2.同じ数のまとまりから、全体の数を計算できる。

3.リボンの長さ・コップに入る水の体積を単位を使って表すことできる。

4.身の回りにあるものを分類し、整理して簡単な表やグラフに表すことができる。

小学校1年生程度
検定の内容 技能の概要
個数や順番

整数のたし算・ひき算

長さ・広さ・水の量などの比較

時計の見方

身の回りにあるものの形とその構成

前後・左右などの位置

個数を表す簡単なグラフ など

身近な生活に役立つ基礎的な算数技能

1.画用紙などを合わせた枚数や残りの枚数を計算して求めることができる。

2.鉛筆などの長さを他の基準となるものを用いて比較できる。

3.缶やボールなど身の回りにあるものの形の特徴をとらえて、分けることができる。

引用:日本数学検定協会|10級

 

また、特有問題は文章で出題される応用問題となります。

技能問題として下記のような問題も出題されます。

 

算数検定10級の試験概要

試験の概要は次の通りです。

出題数 20問
合格基準 全問題の70%程度 (14問以上で合格)
検定時間 40分 (20分以降は途中退出可)
受験料 2,000円 (税込)
検定会場 全国各地 (検定日によって異なる)
検定日 団体受験:年17回程度、提携会場受験:年14回程度
問題用紙 A4(見開きA3)サイズ
持ち物 筆記用具、ものさし(定規)、証明写真を貼った受験票(提携会場受験の場合)、時計(時計のない会場もあるため)
主催 公益財団法人 日本数学検定協会
その他 解答用紙への「名前」「住所」「生年月日」「受験番号」の記入は保護者による代筆可

検定時間は40分間で20分以降は退出できますが、一度退出すると再入室はできません。

 

なお、10級の受験方法は提携会場受験と団体受験のみとなっており、個人受験はありません。

詳しくは下記公式サイトをご確認ください。

日本数学検定協会|受験方法、申し込みについて

 

算数検定10級の合格率は?

みなさん気になるのは、やはり合格率ですよね。

算数検定10級の合格率は、例年94〜95%と高くなっています。

 

過去5年間の詳しい合格率や受験者数などは次の表の通りです。

年度 志願者 受験者 合格者 合格率
2019 17,580人 15,286人 14,388人 94.1%
2018 17,212人 16,541人 15,642人 94.6%
2017 16,157人 15,405人 14,670人 95.2%
2016 14,059人 13,437人 12,742人 94.8%
2015 11,871人 11,329人 10,769人 95.1%

ほとんどの人が合格していますが、近年では900人近く不合格になってしまっているようです。

しっかり対策をして合格させてあげたいですね。

 

算数検定10級の勉強方法は?

勉強には10級に対応したテキストや過去問が販売されていますので、それらを活用して試験対策をしましょう。

 

小学校1・2年生で習う範囲だけでなく、算数検定特有の問題が出題されるため、特有問題への対策は欠かせません

 

具体的には次のステップで行うと効率よく勉強できます。

1.過去問を1回分やってみる

2.テキストで学習する

3.過去問を繰り返し解く

毎日少しずつでも勉強すると良いですね
資格の専門家

さらに、算数検定の受験がはじめての場合の対策も紹介します。

1.まずは過去問を1回分やってみる

問題のレベルやどんな問題が出題されるのかを知るためにも、まずは過去問を1回分やってみましょう。

過去問をやってみることで、習ったことがない問題や理解ができていない問題が把握できます。

 

日本数学検定協会のホームページでは、過去の検定で実際に使用された1回分の過去問が無料でダウンロードできるので印刷して使用しましょう。

 

実際の試験で使用される問題冊子や解答用紙はA3サイズですので可能であれば同じサイズで印刷すると良いですね。

日本数学検定協会|検定過去問題

 

印刷ができない場合は、検定問題・解答用紙・模範解答がセットになったものがローソンやファミリーマート、セブンイレブンなどのコンビニのコピー機から購入できます。

日本数学検定協会|コンビニプリント教材

1セット:300円(税込)

2.まだ習っていない問題や苦手な問題はテキストで勉強

各単元の基本的な内容を理解していなければ、問題を解くことはできません。

 

まだ習っていない問題や苦手な問題がある場合は、問題の解き方を基本から理解するためにテキストを使って集中的に学習しましょう。

その際、簡単な問題からステップアップしていくと早く覚えられます。

 

テキストの練習問題を間違えずに解けるようになったら、次のステップに進みます。

3.過去問を繰り返し解いて知識を定着させる

過去問を何度も解いて問題に慣れることが大切です。書店で過去問題集を購入して何回も繰り返し解きましょう

解答用紙をコピーすると何度でも使えます。

 

特に特有問題や応用問題は数をこなして色々なパターンの問題に慣れておくと安心です。

 

なお、知識を定着させるためにはできるだけ日をあけずに毎日繰り返すと良いですね。

また、毎回本番を想定する必要はありませんが、2〜3回は模擬試験のように時間を計って練習しておきましょう

 

見直しをする癖をつけるためにも、問題を解いた後は見直しをするのも忘れずに
資格の専門家

算数検定の受験がはじめての場合

算数検定の受験がはじめてのお子さんですと、予想もしないハプニングを起こす場合があります。

 

解答用紙が問題冊子と別々になっているため、解答用紙の存在に気づかなかったり、問題冊子をバラバラにしてしまって順番がわからなくなってしまうこともあるようです。

 

出題形式や問題の傾向、試験時間、問題用紙の枚数、解答の書き方などは事前に過去問で慣れておきましょう。

 

本番では名前などは保護者の方が代筆もできるとはいえ、問題冊子のはじめにある注意書きの確認と名前や受験番号の書き方も確認しておくと安心です。

 

検定試験がはじめてのお子さんも、本番を想定してしっかり準備しておくと落ち着いて検定を受けられますよ
資格の専門家

 

算数検定10級のおすすめテキスト・問題集

算数検定のテキストや問題集は検定主催の日本数学検定協会から色々と出版されています。

 

実際に書店などで中を見て購入するのが一番良いですが、なかなか書店に行けなかったり、書店においていない場合もあるかと思いますのでおすすめのテキストを紹介します。

基本的な理解ができるテキスト

・親子ではじめよう 算数検定10級

・実用数学技能検定 要点整理 算数検定10級

・実用数学技能検定 文章題入門帳 算数検定10級

 

過去問が収録されている問題集

・実用数学技能検定 過去問題集 算数検定10級

・実用数学技能検定 過去問題集 算数検定10級 (旧作)

なお、テキストや過去問は新しいほうが最近の出題傾向に沿っていますのでなるべく新しいものを購入しましょう。

基本的な理解ができるテキスト

勉強方法のステップ2で使用する、問題の解き方を基本から理解するためのテキストです。

引用:Amazon

親子ではじめよう算数検定10級

日本数学検定協会[出版]

990円(税込)

2017年7月1日発売

 

イラストを使ってわかりやすく説明されており、低学年のお子さんや算数に苦手意識をもっているお子さんにも読みやすい一冊です。

 

単元の説明、例題、練習問題の3ステップで掲載されているので、先取り学習の最初のテキストとしてもおすすめです。

 

算数検定で出題される問題の半分ほどが図形や文章問題なのですが、それらが多く掲載されています。

 

引用:Amazon

実用数学技能検定 要点整理 算数検定10級

日本数学検定協会[出版]

1,100円(税込)

2019年4月1日発売

 

単元ごとに問題の解き方がわかりやすく説明されているため教科書のような一冊です。もちろん特有問題にもしっかりと対応しています。

 

さらに「基本問題」「応用問題」「発展問題」と段階的に練習問題を解くことで内容を理解しているかを確認できます。

 

引用:Amazon

実用数学技能検定 文章題入門帳 算数検定10級

日本数学検定協会[出版]

1,100円(税込)

2018年3月1日発売

 

問題の読み解き方が丁寧に説明されており、コツが身につくので文章問題が苦手なお子さんにおすすめです。

 

ただし問題と同じページに答えが書かれているので、問題を解く前に前に見てしまわないよう注意が必要です。

過去問が収録されている問題集

実際に過去に出題された問題がそのまま収録されている問題集です。

引用:Amazon

実用数学技能検定 過去問題集 算数検定10級

日本数学検定協会[出版]

880円(税込)

2021年4月30日発売

 

多くの書店で取り扱われている一番ポピュラーな問題集です。

2020年に実施された検定6回分の過去問が収録されており、最新の試験に沿った試験対策として無駄がありません。

 

詳しくてわかりやすい解説も掲載されているので、間違えた問題も解説をよく読めば理解できるのではないでしょうか。

 

なお、解答・解説部分は取り外して使えますが、サイズは小さいため本試験と同じA4サイズに拡大コピーするか、webサイトからダウンロードして使用すると良いでしょう。

 

引用:Amazon

実用数学技能検定過去問題集 算数検定10級

日本数学検定協会[出版]

880円(税込)

2017年2月17日発売

 

一つ古い過去問題集です。

最新の過去問題集を何度も解いて覚えてしまったけど、もっと過去問を解いて他のパターンも知り、習熟度を高めたい方におすすめです。

 

算数検定10級の対策ができるアプリはある?

お子さんが楽しみながら学習できるツールとしてアプリやタブレット学習はとても便利ですよね。

 

算数検定の対策アプリは公式のものはありませんが、English DE Math(英語de算数)というアプリがあります。

 

また、タブレット学習としてはRISH算数が人気です。

そのほかにも、算数の勉強ができるアプリもご紹介します。

算数検定対策アプリ・タブレット学習

アプリやタブレット学習だけで合格を目指すのは難しいですが、過去問と併用して楽しんで学習するツールとして使ってみてはいかがでしょうか。

English DE Math (英語de算数)

2020年6月にアンドロイド版、10月にiOS版がリリースされたばかりのアプリです。

 

計算問題、文章問題、図形の問題、推理の問題など算数検定の模擬問題が「例題」「解説」「問題」の3ステップで出題され、ゲーム感覚で算数検定の勉強をすることができます。

 

また、アプリタイトルの通り、英語モードにすると上記の3ステップが全て英語で表示されるため、英語の勉強も同時にできます。

 

なお、合格保証としてアプリのテストモードで10回連続満点をとった上で受験すると、もしも不合格になってしまった場合1ヶ月分のアプリ利用料が返金されます。

 

webトライアル版

Google Play

App Store

 

価格:月額500円(税込) (3日間の無料トライアル有り)

 

RISU算数

タブレットで検定対策をするならRISU算数がおすすめです。

無料の専用タブレットで個人の実力にあったレベルの問題が出題されます。

 

動画による解説など、箇所を徹底的になくす仕組みが豊富です。

また、学習だけでなく、個人の学力に見合った算数検定の階級判定機能もあります。

 

なお、RISU算数では算数検定10級の場合は小学校1年生以下の方が合格すると受験料を全額補助してくれる特典もあります。

 

RISU算数公式サイト

 

価格:平均的な利用者の月額3,300円(税込)   学習速度により2,480円〜9,350円(税込)

算数学習アプリ

検定対策専用ではありませんが、算数の勉強ができるおすすめのアプリも3つ紹介します。

トドさんすう

10級の検定内容である小学校2年生までの算数学習がゲーム感覚でできるアプリで遊びながら算数が身につく仕組みになっています。

サードパーティ製の広告が含まれないため安心して子どもに使わせることができます。

 

➡Google Play

App Store

 

価格:無料 (アプリ内課金あり)

 

ビノバ算数 小学校2年生

かけ算や時計の読み方など2年生で学ぶ算数の全範囲がカバーされているアプリです。

無料ながら問題数も多く、問題は4択のクイズ式でゲーム要素も高いため子どもが楽しんで算数に取り組めます。

 

➡Google Play

App Store

 

価格:無料

 

Think!Think! シンクシンク

パズルや迷路、図形などを用いて思考力を楽しく身につけるための知育教育アプリです。

算数アプリをうたっているわけではありませんが、教科書に出てこないような図形や論理的思考力など算数的思考が必要な問題に対応できる力が養えます。

 

Google Play

App Store

 

価格:無料〜月額980円(税込)

 

隙間時間などに気軽に算数に触れられるアプリやタブレットをうまく活用すると、子どもが楽しみながら学べますね。
資格の専門家

 

まとめ

今回は算数検定10級について下記の内容を解説しました。

・算数検定10級は小学校2年生で習う程度の内容

・合格率は例年94〜95%

・過去問を繰り返して勉強する

・検定対策として、アプリはEnglish DE Math、タブレット学習はRISU算数がある

学年が上がるにつれて算数の内容は難しくなっていきます。

小さなうちから算数検定で達成する喜びを体験できると、将来算数や数学を嫌いになってしまうことも少ないのではないでしょうか。

 

この記事が算数検定10級の受験を考える方のお役に立てれば幸いです。

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