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Accessビジネスデータベース技能認定試験とは?難易度はどれくらい?

資格取ろうか悩んでる人
「Accessビジネスデータベース技能認定試験」に興味があるけど、どんな試験なのか知りたいです。
データベースシステムを構築する技術と、データベースに関するビジネス実務能力を認定する試験です。データベースを扱う職種の方におススメの資格です。
資格の専門家

昨今、データベースの重要性は非常に高まってきており、その重要性の高まりに比例してデータベースを扱うスキルも重要視されるようになってきました。

データベースを扱う第1歩として王道となるルートが、このAccessビジネスデータベース技能認定試験です。

このページでは、そんなAccessビジネスデータベース技能認定試験の以下の点について、解説していきます。ぜひ参考にしてみてください。

  • Accessビジネスデータベース技能認定試験はどんな試験か
  • 試験の難易度
  • 試験に合格するため勉強方法
  • テキスト・問題集の選び方

 

Accessビジネスデータベース技能認定試験とは?

Accessビジネスデータベース技能認定試験とは、Accessの実用的スキルを証明するための試験です。

受験資格や年齢制限はありませんので誰でも受験可能ですが、社会に出る前に力をつけたい学生さんの受験者が多い試験となっています。

認定区分としては高度なデータベース処理を問われる1級から簡単なデータベース作成を行う3級までに分かれています。

公式サイトでは、2019年度の1~3級全体の平均合格率として85.1%と記載がありますので、すべての認定区分でかなり取得しやすい資格と言えるでしょう。

データベースを扱う職種の方であれば、まず最初に取っておきたい資格です。

 

Accessビジネスデータベース技能認定試験の基本情報は以下の通りです。

資格種別 民間資格
資格区分 1級、2級、3級
受験資格 なし
試験方法 知識試験、実技試験
試験時間 【1級】知識試験15分 実技試験120分

【2級】知識試験15分 実技試験90分

【3級】知識試験なし 実技試験90分

合格基準 得点率70%以上
受験料(税込) 【1級】8,100円【2級】7,000円【3級】5,900円
試験日程 随時実施
試験場所 全国各地
問い合わせ先 株式会社サーティファイ認定試験事務局
申し込みは、個人でも団体でも可能です。個人で申し込む場合は、運営会社であるサーティファイの公式HPから「随時試験」を受験するルートで申し込んでください。
資格の専門家

 

Accessビジネスデータベース技能認定試験の難易度は?

Accessビジネスデータベース技能認定試験の難易度としては以下のイメージです。

3級:初心者レベル

2級:実務レベル

1級:上級者レベル

それぞれの級について以下で詳しく説明していきます。

どの級も準備すれば合格は十分に可能です
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3級の難易度

3級の難易度は、実務経験がなくても合格できるレベルです。

出題範囲は3つの区分の中で最も少なく、基礎的な内容となっていますので、Access初心者向けの試験と言えるでしょう。

 

具体的に3級の試験では、以下のようなことが求められます。

Microsoft Access®を用いてビジネス社会における簡単なデータベースを作成することができる。
同時にパソコンとデータベースに関する基礎的な技能を有している。

引用:ビジネス能力認定サーティファイ 試験内容

Accessを扱う第一歩として、社会に出る前でも合格を目指せる資格と言えるでしょう。

 

3級は知識試験はなく、実技試験のみ90分の試験です。

公式サイトでは、初学者が3級のレベルに達するまでには約39時間の勉強時間が必要との記載があります。

この数字はあくまで参考程度に考えるようにしましょう。

なぜなら、もしあなたが完全にPC初心者である場合、勉強時間は大きく変わってくるからです。

PCもほとんど触ったことがないという方は、39時間という時間に縛られず、まずはPCの立ち上げやタイピングなどPC操作の基礎をしっかりと身に着けてから、試験に挑みましょう。

 

2級の難易度

2級の難易度は簡単と呼べるレベルです。

偏差値は一般的に38程度と言われており、基準となる50を大きく下回っています。

これから勉強を始める就活生などでも合格を目指せるレベルと言えます。

 

2級の試験では以下のようなことが求められます。

Microsoft Access®を用いてビジネス社会における通常のデータベース処理を行うことができる。
同時にパソコンとデータベースに関する実践的な技能を有している。

引用:ビジネス能力認定サーティファイ 試験内容

社会に出てから実際に使えるスキルとしては、2級を持っておくといいかと思います。

 

2級は知識試験15分、実技試験90分の試験です。

3級の範囲に、マクロや関数、コントロール、レポートの応用などの範囲が追加されています。

知識問題に関しては、すべて選択式になっているため自身で言葉や数字を打ち込むことはありません。

選択式になっていることで空白で提出するリスクが少ないですね。

 

公式サイトでは、3級取得者が2級のレベルに達するまでには約32時間の勉強時間が必要との記載があります。

しっかりとテキストを読み込み、問題を解いて試験に臨めば、合格は難しくないです。

1級の難易度

1級の難易度はやや簡単と呼べるレベルです。

偏差値は一般的に42程度と言われています。50以下ですので難しいとは言えないでしょう。

社会人として働きながらでも、簡単に合格を目指せるレベルと言えます。

 

1級の試験では以下のようなことが求められます。

Microsoft Access®を用いてビジネス社会における高度なデータベース処理を行うことができる。
同時にパソコン、データベース、ビジネス帳票に関する高度な実践的技能を駆使して
業務処理を効率化することができる。

引用:ビジネス能力認定サーティファイ 試験内容

実際に業務でデータベースを専門的に扱う方であれば、1級は取得しておきたいです。

 

1級は知識試験15分、実技試験120分の試験です。1級のみ実技試験時間が120分ですので注意してください。

3級と2級の間には、出題範囲に比較的差がありますが、2級と1級の間には出題範囲には大きな差はありません。

そのぶん、内容がより実践的で高度な試験内容になっています。

「高度なAccess技術を有している」だけではなく、「その技術を駆使して業務効率化できるかどうか」を問われますので、2級、3級に比べると難易度は上がります。

しかし公式HPにて、1~3級を合わせた合格率は85.1%(2019年度平均合格率)と記載がありますので、そこまで合格率が低いわけでもないと推測されます。

公式サイトでは、2級取得者が1級のレベルに達するまでには約23時間の勉強時間が必要との記載があります。

試験に向けた適切な準備をして、しっかりと技術を身に着ければ、合格は難しくないでしょう。

 

Accessビジネスデータベース技能認定試験の勉強方法は?

勉強方法としては主に2つです。

スクールに通う

独学で勉強する

Accessビジネスデータベース技能認定試験は、かなり取得しやすい資格ですので、基本的には独学で勉強して合格される方が多い試験です。

しかし、スクールに通ってみっちり勉強したい!という方もいらっしゃると思います。

ここからはスクールと独学の2つの勉強方法について解説していきます。

自分に合った方法で勉強していきましょう!
資格の専門家

スクールの紹介

まずはスクールについて解説していきます。

ExcelやWord等に比べ、Accessの対策講座を行っているスクールは少ないですが、大手PC教室を展開しているアビバがAccess講座を開講しています。

アビバ Access講座の概要は以下の通り。

コース・科目 基本・応用・活用の3コース×各2レベル(自身のレベルに合わせて選択可能)
受講回数 6回 / 各レベル
受講期間の目安 約1ヶ月 / 各レベル
受講料 目安として約6万円(入学金は別途必要)

講師1~2人に対して生徒は3~6名。

ExcelやWordなど、別の講座を受講している生徒と同じ教室で、個別に授業を受けるスタイルです。

基本的には準備された教材を進めながら、その進捗に合わせて要所要所で講師が個別に説明をしてくれます。

Accessの全体感がよくわかって成長を感じられる/質問にも丁寧に答えてくれるという口コミもありましたので、安心して受講できる講座かと思います。

アビバの対策講座が気になる方はURLからチェックしてみてください。

パソコン教室アビバAccess講座

スクールに通うメリット・デメリット

スクールに通うことのメリットとしては、以下の点があげられます。

独学よりもモチベーションが保ちやすい

成長速度が速い

質問できる相手が出来る

特に、最後の質問できる相手が出来ることは試験前の精神的な支えにもなるので、大きな利点になります。また、わからないところをしっかりとつぶしてから試験に臨むことが出来る安心感もありますね。

逆に、デメリットは1点のみ。

お金がかかる

お金の問題さえ解決するのであれば、スクールに通って最短距離で合格を目指すのが最適解です。

おすすめの独学勉強方法は?

ここからは、独学方法について解説していきたいと思います。

そもそも、独学でも受かるのか?という疑問があると思いますが、独学でも受かります。

上記でもお伝えしましたが、この試験の1~3級の平均合格率は8割を超えています

偏差値は高くない試験ですので、独学で合格することも難しくないと思っていただいて大丈夫です。

 

では勉強方法の説明に入っていきます。

細かい勉強方法はそれぞれの試験区分によって異なりますが、基本的には度の級も以下の流れで勉強することで合格に確実に近づくことが出来ます。

特にPC初心者の方は、①をよく認識して学習を進めていってください。

①PCへの理解を深める

②参考書を使って知識を増やす

③問題集を何度も解く

④テキスト・参考書の選び方

 

①まずはPC自体に慣れることで、PCへの理解を深める

まずは第一ステップとして、PCにどのように指示を出せばどのように動くのかを理解していきましょう。

まずはタイピングが正確に打ち込めるかどうか。

また、どのように日本語と英字、全角と半角を切り替えるのか、計算式に用いる記号の出し方など、PCの基礎的な操作方法をおさえておく必要があります。

なぜなら上記のスキルは、Accessを使用するときに必要な基礎知識だからです。

記号の入力方法等のPCの基礎的な操作方法をおさえておかなければ、Accessを使うことは難しいです。

タイピングを正確に行うためのツールはネット上にたくさんあります。

例えば「寿司打」はローマ字入力用のタイピング練習ゲームとして非常に有名な練習サイトです。よければ試してみてくださいね。

PCの一般的な操作に慣れてきたら、次のステップへ進みましょう。

 

②参考書を使ってAccessの知識を習得する

PCに対する理解が深まったら、参考書を使って試験のための学習を始めていきましょう。

ここで一つ、先に皆さんに理解しておいてもらいたいことがあります。Accessの機能としての特徴です。

AccessはExcelやWordに比べて全体感が理解しにくいという特徴を持っています。なぜなら、Excelのシートのように1つの画面ですべてが完結しないため

テーブル、クエリ、フォームなど、画面を切り替えて操作する必要のある対象が複数あり、まずはその操作対象をひとつひとつ確実に理解することが求められます。

さらに、それぞれの操作対象は連携して機能しますので、機能同士の連携イメージを持つということも重要です。

それを踏まえてどうやって勉強していくのが効果的かというと、「わからないまま進まない」ことです。

先ほどもお伝えした通り、Accessは機能を連携させて活用するソフトですので、一つ一つの機能を理解せずに進んだ場合、機能を連携させることができません。

手戻りを極力少なくするために、一つ一つの機能を学習する段階からわからない点を確実につぶすということが非常に大事だということをご理解いただけるでしょうか。

実際に参考書を使って学習する際は、早く参考書を進めることよりも、一つ一つの内容を確実に理解することに努めましょう。

 

また、実際にAccessを使って手を動かし、Accessを扱う感覚を体に覚えこませることも重要です。

実際にAccessを操作することでAccessの操作感や仕組みを感覚的に理解できますし、体で覚えたことは頭で覚えたことよりもずっと定着しやすいです。

「知る」と「できる」は全く違うものですので、学習した知識を使ってAccess上で「できる」ようになるまで繰り返し手を動かすことを意識して学習していきましょう。

 

③1冊の問題集をまちがえなくなるまで何度も解く

参考書を確実に理解し、実際に操作できるようになったら、実際に問題を解いていきましょう。

問題を解く際のポイントとしては、1冊の問題集を何度も解くことです。

1冊の問題集を何度も解くと、その問題を絶対にまちがえなくなるので正答率が上がります。

正答率が上がると、その分合格率も上がってきますよね。

むやみに何冊も問題集を買って数をこなすのではなく、まちがった問題を何度も繰り返し説いて、まちがえなくすることを意識して勉強を進めていくことをオススメします。

また、本番の試験形態に慣れるために、時間を決めて本番と同じように問題を解くことも必要です。試験の時間感覚を身に着けていないと、本番で時間オーバーになってしまう可能性がありますよね。

私は試験本番の前に時間を決めて模擬試験をしなかったせいで、試験本番で時間が足りず何度も悔しい思いをした経験があります。

実力があっても時間内にその力を発揮できないともったいないので、自分で時間を定めて模試を行うことを忘れないようにしてください。

 

Accessビジネスデータベース技能認定試験テキスト・問題集の選び方

 

まずは前提として、自身がお持ちのAccessのバージョンに合ったテキストや問題集を選ぶよう注意してください。(※Accessのバージョンは、ファイルタブ⇒アカウント⇒Accessのバージョン情報をクリックすると確認できます。)

また、Accessビジネスデータベース技能認定試験はAccessの実用的スキルを問う認定試験ですので、参考書やテキストは、ご自身で本屋さんに行って、自分がわかりやすいと思うものを選んでいただければいいと思います。文字だけでなく、図やイラストが多いものが望ましいですね。

それでも「どれを選んだらいいのかわからない」という方は、公式HPで紹介されているものを選べば問題ないでしょう。

運営会社であるサーティファイの公式HPでは、おすすめの学習教材を紹介してくれていますので参考にしてみてください。

こちらのリンクから飛べます

公式HPにて紹介されているテキストと問題集を一部紹介します。

Access®2019クイックマスター

引用:サーティファイ公式HP

価格:2,200円(税込)

数あるテキストの中でも、最も基礎的な学習ができるテキストです。

ワークシートやグラフの作成、データベース機能を一から学習できます。

PC及びAccess初心者の方におススメのテキストです。

Access®ビジネスデータベース技能認定試験問題集(2019対応)

引用:サーティファイ公式HP

価格:3,300円(税込)

3級レベルに対応した練習問題と、本番と同形式の模擬試験問題が掲載されているボリュームのある問題集です。テーマ別知識練習問題も掲載されていますので、苦手分野を徹底的に対策することもできます。

こちらの問題集を使うことで本番のレベルを知ることができるため、安心して試験に臨むことが出来ます。

解けるようになるまで何度も繰り返して解き、わからない問題がない状態で本番に臨んでくださいね。

 

Accessビジネスデータベース技能認定試験に関するまとめ

以上の内容をまとめると以下の通りです。

Accessビジネスデータベース技能認定試験は、Accessの実用的スキルを認定する試験

難易度は全ての区分でそこまで高くない(合格率80%以上)

独学でも合格は可能だがスクールに通う手もある

Access初心者は、PCに慣れる⇒参考書で知識をいれる⇒何度も問題を解く

テキスト・問題集は自分に合ったものを選ぶ。わからなければ公式のものを使う。

 

いかがでしたでしょうか。

Accessは、WordやExcelに比べるとメジャーではないソフトではありますが、データベースを管理する際には必須になるスキルです。

取っておくと専門性の高さを評価される場合もありますので、ぜひ受験を検討してみてください。

 

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