引用:暗記が苦手な人間が「AWS認定ソリューションアーキテクト - アソシエイト」に5日間で合格した話 - cats cats cats
aws認定試験はご存じですか?
Amazonが提供している最も人気の高いクラウドサービスです。
そんなaws認定試験ですが実際いろんな疑問があると思います。
「aws認定試験とはどんなもの?」
「難易度は?」
「勉強法はどんなものがいいの?」
そんな方に向けてこの記事では、
・aws認定試験とはどんなもの?
・各試験の概要・難易度
・勉強法はどういったものが良いか?
に分けて詳しく説明していきます。
目次
aws認定試験とはどんなもの?
Amazonが提供しているクラウドサービスをawsといいます。
実際の業務にすぐ役立てる知識やスキルを身に着けている証明になる資格の試験をaws認定試験です。
aws認定試験は全11種類の資格があり、レベル別、役割別、専門知識別に分かれています。
引用: 全12種類!AWS認定資格の種類、難易度について徹底解説 | SunnyCloud
大きな枠組みとしては3つのレベルの、
・基礎レベル
・アソシエイトレベル
・プロフェッショナルレベル
に分かれています。
なので、それぞれのレベル毎に順番に詳しく説明していきます。
aws認定試験の基礎レベル
レベルの目安としては、半年ほどの基礎的なaws経験とクラウド業界の知識を持つ人となります。
また、これからawsにこれから取り組もうとう業務未経験者もこちらのレベルとなります。
クラウドプラクティショナー(CLF)
この資格を取得することにより、awsについての基礎的な知識が身に付きます。
回答形式 | 択一選択問題、複数選択問題 |
試験時間・問題数 | 90分・65問 |
受験料 | 11,000円(税別)・模擬試験2,000円(税別) |
合格点 | 700~(1000点満点) |
試験言語 | 英語、インドネシア語(バハサ)、日本語、韓国語、中国語(簡体字) |
公式サイト | https://aws.amazon.com/jp/certification/certified-cloud-practitioner/ |
試験では、「クラウドの概念」「セキュリティ」「テクノロジー」「請求と料金」の4つのテーマについて問われます。
入門レベルなので、難易度は易しいと思っていていいです。
公式サイトには、半年ほどのaws使用経験が必要とありますが、経験がなくても受験は可能です。
難易度は未経験でも合格できるレベルと思ってよいでしょう。
aws認定試験のアソシエイトレベル
レベルの目安としては、1年ほどのaws実務経験がある方向けとなります。
実務経験がなくても取得は目指すことは可能ですが、基礎知識に加えネットワークやクラウド、デバックなどの基礎知識や経験も必要となり、難易度は基礎レベルよりも上がります。
アソシエイトレベルは設計者、運用担当、開発者の3つに役割別に分かれています。
・ソリューションアーキテクト(設計者向け)
・SysOpsアドミニストレーター(運用担当者向け)
・デベロッパー(開発者向け)
に分けて説明していきます。
ソリューションアーキテクト(SAA)
回答形式 | 択一選択問題、複数選択問題 |
試験時間・問題数 | 130分・65問 |
受験料 | 15,000円(税別)・模擬試験2,000円 |
合格点 | 720~(1000点満点) |
試験言語 | 英語、日本語、韓国語、中国語(簡体字) |
公式サイト | https://aws.amazon.com/jp/certification/certified-solutions-architect-associate/ |
ソリューションアーキテクトは設計者向けです。
試験では、awsサービスの特徴に加え、システム設計・構築・運用する上で5つの原則とベストプラクティス(awsの最適な活用法)などに沿った問題が出題されます。
ネットワークやクラウドの基礎知識や経験、主要なawsサービスについて理解が必要です。
それらの理解がない人は厳しいため、まずクラウドプラクティショナーの取得をしてから挑戦してみると良いでしょう。
また、アソシエイトレベルの中では最も広範な知識が求められます。
なので、この試験に合格するとプラスアルファの勉強でほかのアソシエイトレベルの試験に合格することができます。
難易度は中級レベルとなります。
SysOpsアドミニストレーター(SOA)
回答形式 | 択一選択問題、複数選択問題 |
試験時間・問題数 | 130分・65問 |
受験料 | 15,000円(税別)・模擬試験2,000円 |
合格点 | 720~(1000点満点) |
試験言語 | 英語、日本語、韓国語、中国語(簡体字) |
公式サイト | https://aws.amazon.com/jp/certification/certified-sysops-admin-associate/ |
SysOpsアドミニストレーターは運用担当者向けです。
試験では、高い可用性や障害に強いシステムの開発・管理・運用を行うために、どのようなawsのサービスや技術を用いるかについて問われます。
ソリューションアーキテクト-アソシエイトでawsの全体的な知識を取得してから挑戦する方が難易度がさがるかと思います。
難易度は中級レベルとなります。
可能性、モニタリング、セキュリティ、自動化などについてもより強化的に学んでおくとよいでしょう。
デベロッパー(DVA)
回答形式 | 択一選択問題、複数選択問題 |
試験時間・問題数 | 130分・65問 |
受験料 | 15,000円(税別)・模擬試験2,000円 |
合格点 | 720~(1000点満点) |
試験言語 | 英語、日本語、韓国語、中国語(簡体字) |
公式サイト | https://aws.amazon.com/jp/certification/certified-developer-associate/ |
デベロッパーは開発者向けです。
試験では、awsサービスを用いた開発をメインに、セキュリティ、リファクタリング、モニタリングやトラブルシューティングなどについて問われます。
awsの主要サービス、サーバレスアーキテクチャをはじめ、クラウドベースのデプロイツール、デバックなどについての理解が必要です。
同じアソシエイトレベルであれば、ソリューションアーキテクト-アソシエイトよりも試験範囲は縛られています。
SysOpsアドミニストレーターの試験と同じ問題が多く出題されます。
そのため、難易度としては同じ中級レベルです。
aws認定試験のプロフェッショナルレベル
プロフェッショナルレベルはawsの資格の中でも特に難しいと言われており、2年以上の実務経験を持つ方向けとなっています。
試験難易度は一気に上がり、出題範囲も広域となります。
インフラ構築や複数言語の開発経験などのスキルがあるとより取り組みやすくなるでしょう。
プロフェッショナルレベルは設計者と開発者向けの2つに分かれています。
・ソリューションアーキテクト(設計者向け)
・DevOpsエンジニア(開発者向け)
に分けて説明していきます。
ソリューションアーキテクト(SAP)
回答形式 | 択一選択問題、複数選択問題 |
試験時間・問題数 | 180分・75問 |
受験料 | 30,000円(税別)・模擬試験4,000円(税別) |
合格点 | 750~ |
試験言語 | 英語、日本語、韓国語、中国語(簡体字) |
公式サイト | https://aws.amazon.com/jp/certification/certified-solutions-architect-professional/ |
ソリューションアーキテクトは設計者向けです。
試験では、aws認定の中でも最も幅広いIT関連の知識が問われます。
各種awsサービスは当然のこと、ネットワークやデータベース、はたまたマイクロサービスや機械学習など様々な知識が必要です。
また問題文が全体的に長く、5行以上の問題も少なくありません。
難易度としてはaws認定の中でも最も難しいとも言われています。
DevOpsエンジニア(DOP)
回答形式 | 択一選択問題、複数選択問題 |
試験時間・問題数 | 180分・75問 |
受験料 | 30,000円(税別)・模擬試験4,000円(税別) |
合格点 | 750~ |
試験言語 | 英語、日本語、韓国語、中国語(簡体字) |
公式サイト | https://aws.amazon.com/jp/certification/certified-devops-engineer-professional/ |
DevOpsエンジニアは開発者向けです。
試験では、問題文でユースケースと要件が提示され、それに対するソリューションを選ぶような問題が多くみられます。
ソリューションアーキテクト同様に問題のボリュームも多く、範囲も広範なため難易度は高い方です。
aws認定試験の専門知識認定資格
専門知識の資格は5種類に分かれています。
それぞれ専門性に特化した内容のため、より深い知識と理解が求められます。
・セキュリティ
・高度なネットワーキング
・機械学習
・データベース
・データアナリティクス
に分けて説明していきます。
セキュリティ(SCS)
回答形式 | 択一選択問題、複数選択問題 |
試験時間・問題数 | 170分・65問 |
受験料 | 30,000円(税別)・4,000円(税別) |
合格ライン | 750~ |
試験言語 | 英語・日本語、韓国語、中国語(簡体字) |
公式サイト | https://aws.amazon.com/jp/certification/certified-security-specialty/ |
試験では、一般的なセキュリティの知識を踏まえ「AWSのサービスをどう設定すれば良いか」です。
例えば「IDやアクセスの管理」「インフラのセキュリティ」「ログ監視」「セキュリティインシデント対応」などが挙げられます。
それぞれAWSで専用のサービスが提供されていますので、機能を理解してセキュリティ向上のために適切な設定ができるかが問われます。
難易度は、範囲が広く物量があるため高めとなっています。
しかし「セキュリティの概念」は基本的なものが中心です。
高度なネットワーキング(ANS)
回答形式 | 択一選択問題、複数選択問題 |
試験時間・問題数 | 170分・65問 |
受験料 | 30,000円(税別) |
合格ライン | 750~ |
試験言語 | 英語、日本語、韓国語、中国語(簡体字) |
公式サイト | https://aws.amazon.com/jp/certification/certified-advanced-networking-specialty/ |
試験では、基本的なネットワークの考え方を中心としたものです。
例えば「CIDRとサブネット」「攻撃からの保護」「ネットワークアーキテクチャの相互接続」などが挙げられます。
また、これに加えてAWS独自の考え方として「オートスケールによる負荷分散」「AWSと外部環境との接続」「ネットワークのセキュリティ保護」なども挙げられます。
ネットワークに関するサービスは多々ありますので、単独もしくは組み合わせて利用し、ネットワーク構築できるかが問われます。
複雑なネットワーク設計が出題されますので、問題の難易度としては高いものです。
機械学習(MLS)
回答形式 | 択一選択問題、複数選択問題 |
試験時間・問題数 | 180分・65問 |
受験料 | 30,000円(税別)・模擬試験4,000円(税別) |
合格ライン | 750~ |
試験言語 | 英語、日本語、韓国語、中国語(簡体字) |
公式サイト | https://aws.amazon.com/jp/certification/certified-machine-learning-specialty/ |
試験では、機械学習の主な単元である「深層学習」「AI」「機械学習モデル」などです。
AWSはそれぞれの処理を簡単に実施できるサービスを提供していますので、「機械学習を理解してAWSのサービスが操作できるか」が問われます。
難易度としては、機械学習・ディープラーニングなどの開発・設計・実行経験などがあれば取り組みやすいと思います。
しかし今後試験問題は改訂され難易度も上がることとなるでしょう。
データベース
回答形式 | 択一選択問題、複数選択問題 |
試験時間・問題数 | 180分・65問 |
受験料 | 30,000円(税別)・模擬試験4,000円(税別) |
合格ライン | 750~ |
試験言語 | 英語、日本語、韓国語、中国語(簡体字) |
公式サイト | https://aws.amazon.com/jp/certification/certified-database-specialty/ |
試験で出題されるのは、様々なデータベースの全般的な知識とそれをAWSでどう実装するかです。
例えば「データベース設計」「データ移行」「各種自動化」「保守・監視」などです。また、AWSでは多くの種類のデータベースが取り扱われています。
そのため、これらから「どのデータベースが適切であるか選択する」問題も出題されます。他にもAWSでは「RDS」と呼ばれるデータベースサービスを提供していますので、これに関する知識も問われます。
難易度は機械学習エンジニアほどの学習は必要ありませんが、ある程度の難易度は感じるようです。
データアナリティクス
回答形式 | 択一選択問題、複数選択問題 |
試験時間・問題数 | 180分・65問 |
受験料 | 30,000円(税別)・模擬試験4,000円(税別) |
合格ライン | 750~ |
試験言語 | 英語、日本語、韓国語、中国語(簡体字) |
公式サイト | https://aws.amazon.com/jp/certification/certified-data-analytics-specialty/ |
試験で出題されるのは「AWSを利用して各種データ解析ができるか」です。
例えば「ビッグデータ解析」「整理したデータの検証」などが挙げられます。
AWSにはデータ解析関連サービスが多数ありますので、これらを利用してどのように解析するのか判断できることが求められます。
データ分析の細かな手法については、AWSがサービスとして提供しています。
そのため利用者は細かな理論まで理解する必要がなくなり、結果として資格の難易度を下げています。とはいえ、内容が理解できていなければ解析手法の選択につまずきます。
難易度としては、データ解析の手法は多くあることから、物量による難易度の高さがあると考えておきましょう。
aws認定試験はどういった勉強法がいい?
試験の種類が多く、勉強法もたくさんあると思います。
・おすすめテキスト
・公式サイト活用
・Udemy
これらについて説明していきます。
おすすめテキスト
まずおすすめのテキストの紹介です。
二つとも初心者に良いとされているテキストとなります。
AWS認定資格試験テキスト AWS認定 クラウドプラクティショナー
引用:Amazon
2,618円
aws入門書としても使える本です。
要点がまとまっていて、対策書としていい本となります。
AWS認定資格試験テキスト AWS認定 ソリューションアーキテクト-アソシエイト
引用:Amazon
1,227円
aws試験対策だけでなくサービス使い方もわかる良本となります。
公式サイトを活用する
続いて、公式サイトの活用について説明していきます。
おすすめのテキストをお伝えしましたがテキストだけではという方もいると思います。
そういった方に向けておすすめしたいのは、公式サイトの活用です。
公式サイトは試験ガイドからサンプル問題・試験対策トレーニングを受講することができます。
さらに模擬試験も受けることができたりといろんな方法で試験のサポートしてくれます。
Udemy
最後にUdemyというサイトについて説明していきます。
このサイトは有料ではありますが、学習講座や模擬試験・対策問題などが多くあるサイトとなります。
実際に合格者たちもこちらのサイトを使っています。
1講座数万円するところもある中で安く講座を受けることができて、コスパが良いと人気です。
ベストセラーとなっているものを選ぶのが良いと言われています。
テキストで基礎知識をつけ公式サイトやUdemyのサイトを活用し試験問題の傾向を覚えていく。
そうすることで合格へ向かっていけると思います。
まとめ
ここまでaws認定資格について説明してきましたが、
・試験は11種類に分かれている
・設計者・運用担当者・開発者とそれぞれ分野がある
・勉強法はテキスト+公式サイトやUdemyの活用
となります。
少しでもこの記事が役に立てていればいいと思います。