CCNAという資格はご存じですか?
そんなCCNAですが、
「どんな資格なの?」
「取得するメリットは?」
「難易度はどのくらい?」
「独学でも合格は可能?」
といろんな疑問があると思います。
そんな方に向けて
・CCNAとは?
・取得するメリットについて
・難易度や独学で合格できるのか?
・独学勉強法やおすすめテキスト
に分けて詳しく説明していきます。
目次
CCNAとは?
CCNAとは世界大手のネットワーク関連機器メーカーであるシスコシステムズ社が実施するネットワークエンジニアの技能を認定する試験です。
ネットワークエンジニアの登竜門とも言われる資格となります。
実務は未経験の方でも働く際に持っていると就職や転職で有利です。
世界共通基準の資格であり、ネットワークエンジニアには必須の資格ともいえます。
引用:CCNAとはどんな資格?難易度から気になる受験料までまとめました | サービス | プロエンジニア
シスコ技術者認定には5つのグレードがあります。
上位にいくほど難しく、この中で最もポピュラーなものがCCNAとなります。
試験概要
CCNAには試験日や試験会場の指定はありません。
好きな日、好きな場所でいつでも受験することができます。
申し込み受付期間 | 随時(試験希望日前日まで) |
試験日 | 祝日を除く月~土曜日 |
試験会場 | 全国のピアソンVUE公認試験会場 |
合格発表 | 試験終了後、即時 |
出題方式はCBT方式といい、コンピュータを用いて問題表示・解答入力を行う方式での試験となります。
マウスで操作する選択問題やキーボードで操作するシミュレーション問題もあります。
試験内容は
・ネットワークの基礎(20%)
・ネットワーク アクセス(20%)
・IP コネクティビティ(25%)
・IP サービス(10%)
・セキュリティの基礎(15%)
・自動化とプログラマビリティ(10%)
上記項目の知識やスキルについて問われます。
()内はその項目の出題割合となります。
CCNAを取得するメリットはどんなところ?
CCNAを取得すると二つのメリットがあります。
一つ目、世界に通用する資格を得ることでネットワークエンジニアとしての基本的なスキルが身についているという証明になります。
二つ目、自分自身の能力を図ることができます。
自分に足りない知識はないか、また得意分野はどこなのかを客観的にチェックすることができます。
これは、初心者の人がネットワークの勉強を始めたいと考えている人にも有効です。
初心者の方はどこから手を付ければよいか分からないという人は多いかと思います。
そんな時、CCNAを勉強することにより効率よくネットワークの基礎を学ぶことができます。
しかし、CCNAの資格は3年で失効してしまいます。
資格を保持し続けるには、3年以内に同じレベル又は上位レベルの試験に合格して更新する必要があります。
厳しいようですが、常に新しい知識を持つことで即戦力につながる知識や技術があるという証明にもなります。
CCNAの難易度や独学で合格できるのか?
独学でも合格は可能です。
CCNAはシスコ技術者認定の中では入門的な位置づけの資格です。
ネットワークエンジニアを目指す初心者でも挑戦しやすく、将来的にも活躍する資格となっています。
公式には非公開になっていますが、合格率は60%程度といわれていました。
しかし、バージョン改訂ごとに難易度が上昇しており、今では初級の資格と呼ぶには難しいものとなっています。
合格点も非公式ではありますが、1,000点満点中800~900点あたりが合格点となっています。
独学で合格は可能ですが、簡単に受かるというものではありません。
CCNA独学勉強法やおすすめテキストは?
続いて勉強法について
テスト範囲を確認
基礎知識をいれる
問題を解く
シュミレーション問題対策をする
分けて説明していきます。
テスト範囲を確認
効率的に勉強するためには範囲を把握し効率的に勉強することが大切です。
Cisco Certified Network Associate (200-301 CCNA) - Cisco
試験範囲や出題形式について詳しく載っているCiscoのホームページです。
基礎知識をいれる
問題を解く前に基礎知識を学んでおくことで理解できます。
まずは入門書などを読むことで基礎知識をしっかり身に着けておきましょう。
基礎知識をいれるという勉強におすすめのテキストはこちらになります。
引用:Amazon
1週間でCCNAの基礎が学べる本 2,640円
こちらはネットワークの実務経験がない方向けの本となります。
完全初心者からCCNAの合格を目指している方に、最初に読むことをお勧めします。
ネットワークに関する基礎がとても分かりやすく解説されています。
問題を解く
問題集を繰り返し読むことはもちろん、CCNAについては公式サイトで練習問題が提供されています。
他には、「Ping-t」という企業による運営の勉強サイトのWEB問題集もあります。
こちらは合格者を多数輩出しているといわれており、おすすめです。
テキスト&問題集としておすすめのテキストはこちらになります。
引用:Amazon
シスコ技術者認定教科書 CCNA 完全合格テキスト&問題集【対応試験】200-301 4,268円
実務経験があればこれだけの学習で合格できる方がいるようです。
参考書と練習問題が一冊にまとまっている本です。
WEB問題集と併用して使うことをおすすめします。
シュミレーション問題対策をする
Ping-tで提供されている「Cisco簡易シミュレータ」でも対応はできます。
他に無料でできる対策としてCisco Packet Tracerがあります。
Cisco Packet Tracer(パケットトレーサー)を使いこなそう!
インストール方法など使い方が説明されているサイトです。
こちらも使って問題対策をしていきましょう。
シュミレーションの勉強におすすめのテキストはこちらになります。
引用:Amazon
短期集中!CCNA Routing and Switching/CCENT教本(日本語) 1,500円
ネットワークの設定を実行できる環境がない方にお勧めの本となります。
本試験ではネットワーク設定を模擬的に行うシミュレーション試験が実施されます。
実機が触れられない方は、ぜひ何らかのシミュレータで設定の練習を行っておくことをお勧めします。
まとめ
ここまでCCNAについて説明してきましたが、
・世界共通基準の資格でありネットワーク世界で最も有名な資格
・ネットワークの基礎を効率よく学ぶことができる
・近年難易度が上がっている
・独学でも合格は可能
となります。
疑問は少しでも解消できましたか?
この記事が少しでも役に立てていれば良いと思います。