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システムアーキテクトとは?試験の難易度は?勉強法や年収を解説!

皆さんは、システムアーキテクトという資格をご存知でしょうか。

 

システムアーキテクトとは、情報処理技術者試験の中でも高度情報技術者試験に分類されるシステムアーキテクト試験に合格した技術者の事です。

 

IT関係の仕事が増えるなか、システムアーキテクトを取りたいと考える人も多いのではないでしょうか。

「試験は難しいの?」

「勉強法はあるの?」

「持っていると年収に影響するの?」

などの疑問もあるかと思います。

 

そこで今回は、

・システムアーキテクトとは

・試験の難易度

・勉強方法について

・年収への影響

このような内容で、システムアーキテクトについて詳しく解説していきます。

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システムアーキテクトとは

システムアーキテクトとは最初にも述べた通り、システムアーキテクト試験に合格し、一定の能力を認められた上級エンジニアの事です。

 

システムアーキテクト試験(Systems Architect Examination通称SE)とは、独立行政法人情報処理推進機構情報処理技術者試験センターが行っている、国家試験です。

 

ITストラテジストからの提案を受け、システムに必要な要件を調査・分析すること。そして具体的なシステム設計を行い、プログラム開発をリードする事ができるかの試験になります。

 

業務知識に基づいて的確な分析を行う能力や、業務ニーズに適した情報システムを設計し完成に導く能力などが問われるため、システム開発の上流工程を主導する立場のエンジニアを目指す方にオススメの資格です。

システムアーキテクトの役割は?取得のメリットは?

システムアーキテクトの役割や業務内容には、

・情報システムの構造の設計

・開発に必要となる要件の分析、整理、取りまとめ

・下位者の指導

などがあります。システムアーキテクト試験の合格者はこれらが、一定の水準で行える技術者という事になります。

 

この資格は高度なIT人材にのみ与えられ、プログラム開発の技術だけではなく、プロジェクトにおけるリーダーシップやマネジメント能力を備えていることの証明にもなります。

 

そのため取得すれば、ビジネス現場で有能な人材としてのアピールにもなり、転職でも有利になると言えます。

 

システムアーキテクト試験について

システムアーキテクトとして働くために、合格しなければならないシステムアーキテクト試験ですが、一体どんな試験なのか。

試験内容と合格基準、そして免除制度について説明していきます。

試験内容、合格基準は?

システムアーキテクト試験は午前Ⅰ、午前Ⅱ、午後Ⅰ、午後Ⅱの4つに分けて実施されます。

 

下の表は各試験の試験時間と出題形式、出題数です。

試験 試験時間 出題形式 出題数
午前Ⅰ 9:30〜10:20(50分) 四肢択一式 30問
午前 10:50〜11:30(40分) 四肢択一式 25問
午後Ⅰ 12:30~14:00(90分) 記述式 4問
午後 14:30~1:30(120分) 記述式 2問

 

午前Ⅰ・Ⅱでは高度試験共通で4択のマークシート式です。

 

午後Ⅰ・午後Ⅱは、問題文に沿ってステムの仕様について答えたり、仕様上の不具合を指摘したりする記述式となっています。午後Ⅰは4問中2問、午後Ⅱでは3問中1問をそれぞれ選んで解答する方式です。長文形式で、表や図を読み取って記述を行うという内容ですので、読解力、国語力も問われる試験となります。

 

そしてこちらが、配点と合格基準です。

試験 配点 合格基準
午前Ⅰ 1問3~4点 60点以上
午前Ⅱ 各4点×25問 60点以上
午後Ⅰ 選ぶ問題によって異なる 60点以上
午後Ⅱ ランクA~Dで評価 ランクAのみ

 

午後Ⅱ試験に関しては評価ランクによって合否が判定します。

 

短文を読んで、自分の考えを大論述形式で答えるという内容なので、文章力はもちろん、“経験”や“論理的思考能力”など総合的な力が試されます。システムアーキテクト試験の中で最も難易度の高い試験といえるでしょう。

免除制度を利用しよう!

このようにシステムアーキテクト試験は、1日を通して行われるため、かなりの長丁場になります。ですので少しでも負担を軽減しておくことが重要です。そこで、受験者の多くが午前Ⅰ試験の免除制度を利用しています。

 

午前Ⅰ試験に関しては、以下のいずれかで、2年間の免除を受けることができます。

 

・応用情報技術者試験の合格

・高度情報技術者試験に分類される試験に合格している

・高度情報技術者試験に分類される試験の午前Ⅰ試験で合格基準点をクリアしている

 

午前Ⅰ試験の問題は全て、同時期に実施される応用情報技術者試験の午前試験から選ばれているため、上記のいずれかに該当すれば免除となります。

 

 

応用情報技術者試験はシステムアーキテクトのワンランク下の試験にあたり、システムアーキテクトに必要な基礎知識を身に付けることができます。ですので、こちらを先に受験するのも良いでしょう。

 

試験の難易度

試験の難易度は高く、合格率は12〜15%の難関試験です。

レベル区分は最上位のレベル4に分類され、偏差値は68です。この数字は一般のIT系資格に比べると高い水準となります。

 

難易度が高くなる理由としては

・試験形式の多さ

・問われる内容が専門的

・専門知識に加えて作文能力も必要

などがあります。

 

システムアーキテクト試験自体が「仕様書を読めるか」「自分の経験を人に説明できるか」という業務経験を問う試験になっていて、専門知識の他に、経験や作文力など複合的な能力を求められます

 

次に偏差値を見てみましょう。他のIT系の資格と比べると難易度はどれくらいになるのか、他の高度情報技術者試験と比較していきます。下の表は、IT系の国家試験(略称)と偏差値です。

 

応用情報技術者試験(AP) 65
エンベデッドシステムスペシャリスト試験(ES) 67
ITサービスマネージャー試験(SM) 68
ITストラテジスト試験(ST) 71

 

このように同試験で比較すると、システムアーキテクト試験の偏差値は68なので応用情報の次のレベルくらいになります。

 

つまり、既にIT系の仕事に従事しいて、これまでの経験や業務での知識がある人に取っては当たり前の事なので難しくはない、けれど一方で、初心者や未経験者の受験はかなり難易度が上がる、と言えるでしょう。

 

 

また4つに分けられている試験中、途中で不合格となった場合、それ以降の試験に関しては採点されないというルールがあります。

 

例えば、午前Ⅰの試験で合格点を下回ると、それ以降の試験は採点が行われないということです。午前Ⅱの場合や午後Ⅰの場合に関しても同様で、不合格だった場合、それ以降の2つもしくは1つの試験は採点されないのです。つまり資格を取得するには、全ての試験を確実に突破する必要があります。

 

このルールによっても合格の難易度が高くなっていると言えるでしょう。

 

システムアーキテクト試験の勉強方法

システムアーキテクト試験では、特に論文式の問題への対策が重要となります。

 

勉強法としてはインプットとアウトプットの徹底が基本です。インプットとは、参考書などのテキストを読み基本的な知識を蓄えること、アウトプットは、問題集や過去問などで実際に演習を行うことです。基本的な知識に不安がある場合はインプットにより多くの時間を使い、記述試験に不安がある場合はしっかりとアウトプットして演習を積んでおくといいでしょう

 

勉強仲間がいる場合は、仲間同士で添削すると効率的にインプット・アウトプットでき、モチベーションの維持にもなります。独学の場合は、実際に論文を書いて後日読んでおかしな点はないかチェックするのがいいと思います。

 

また短期間で取得したい場合は通信講座を利用するのもオススメです。難易度を見ると、経験が少ない場合は合格は難しいように思えますが、初心者でもしっかりと勉強すれば取得できないわけではありません。

独学でのコツは?

独学や働きながらの資格取得では、スケジュール管理やモチベーション維持など勉強以外の部分も工夫が必要になります。そこで独学でも継続して勉強を続けるコツは以下の2つです。

 

・目標点数や目標正解数などの短期間ノルマを設定する

・自分にあった学習スケジュールを立てる

 

長い勉強期間において、どうしてもやる気が落ちてしまう時もあります。しかし、日々達成感を得られる仕組みを自ら作ることで、高いモチベーションを維持しながら試験本番まで勉強することができます。

 

またスケジュールを立てて道筋を明確にしておくことで、勉強が継続しやすくなります。スケジュールを立てる時は、試験範囲を把握した上で、自分に合った勉強時間を設定することが大切です。

過去問を利用しよう!

システムアーキテクト試験の過去問は、IPAの公式サイトや市販の過去問題集を通じて入手することができます。

 

過去問を解くことで出題傾向を把握できるため、効率的に勉強できます。分からない箇所はテキストに戻って復習し、穴埋めしていくといいでしょう。また午前Ⅰ試験に関しては、応用情報技術者試験の過去問を使うのがおすすめです。

 

論文試験でも過去問演習は有効になります。定番の出題形式や記述の流れを掴むことができるためです。

 

システムアーキテクトの年収

システムアーキテクトの年収は、平均600万円~700万円ほどとなっております。

 

比較するとプログラマーの平均年収で430万円、システムエンジニアで550.8万円となっていますので、システムアーキテクトの年収は普通のエンジニアよりも高い傾向あることが分かります。経験を積み出世することができれば年収1,000万円以上も目指せる職業です。

 

将来的にIT業界に就職したいと思っている方は、システムアーキテクトの資格を取得しておいて損はしないでしょう。

 

 

また資格を取得すると、企業によっては資格手当が支給される場合もあります。担当できる案件の幅が広がれば、より上流の設計に携われるようになります。社内での地位や人材的価値が向上することで、給与が上がりやすくなるでしょう。

 

しかし、システムエンジニアという職業は、その人のスキルや経験、役職、企業自体の規模や残業、など様々な要因によって差が大きい職業でもあるため、平均年収のデータ値は参考程度に考えて置くのがよいでしょう。

 

まとめ

いかがでしたか?システムアーキテクトについての疑問は解消したでしょうか?

 

今回の記事で分かったことは

・システムアーキテクトとは総合的な能力のある上級エンジニア

・試験合格率12〜15%、偏差値68で、難易度は高い

・勉強法はインプット・アウトプットの徹底が基本

・独学ではスケジュール管理やモチベーション維持も重要

・年収は平均600万円~700万円ほど

ということでした。

 

システムエンジニアは、急速なIT業界の発展で人材不足が続いています。その分経験を積み人材的価値を磨くことで、高収入も目指せる、夢のある職業と言えるでしょう。

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