ネットワークスペシャリストは情報通信ネットワークの設計や構築、運用をするのに必要で、ネット社会になってきた今では非常に重要視される資格でもあります!!
ネットワークスペシャリストを取得し技術を身に着ければ独立して起業することも夢ではありません。
しかし、
「興味はあるけど難しそうだな・・・」
「どうやって勉強したらいいのかわからない・・・」
「どんなテキストを利用したらいいの?」
など不安に思うことって沢山ありますよね。
そんな方に向けてこの記事では以下のことを解説していきます。
・ネットワークスペシャリストとは
・難易度や合格率は?
・独学でする勉強法は?
・合格するためのテキストは?
目次
ネットワークスペシャリストとは
情報通信ネットワークの設計・構築・運用を行います。
対象者像は「ネットワークに関係する固有技術を活用し、最適な情報システム基盤の企画・要件定義・開発・運用・保守において中心的な役割を果たすとともに、固有技術の専門家として情報システムの企画・要件定義・開発・運用・保守への技術支援を行う者」。業界では「ネスペ」と略されることもある。
引用:ネットワークスペシャリスト試験 - Wikipedia
この資格はネットワーク関係の国家資格です。
現在ネットワークエンジニアの仕事をしている方や、インフラエンジニアの仕事をしている方、またはそれらを目指す方向けの国家資格になります。
「情報処理技術者試験」の1区分でネットワークスペシャリスト試験というのに合格すれば取得できる資格で、毎年、約1万人以上もの人が受験をしています。
そしてネットワークとは、さまざまなIT技術の基盤となる技術です。
ネットワークの資格と言っても、セキュリティ意識の高まりから、セキュリティに関する知識もある程度必要とされるようになってきました。ネットワークスペシャリストはネットワークだけではなく、それらの知識を活かして、いろいろな分野に対してお客様に最適な提案をすることができます。
今のネットが当たり前になった時代にはネットワークスペシャリストというのは欠かせない存在となり、就職する際も優遇され、独立して起業することもできます。ネットワークスペシャリストはネットのことだけではなくセキュリティまで幅広く知識を増やしていく必要がありますね!!
ネットワークスペシャリストの難易度や合格率は?
ネットワークスペシャリストになるためには、必ず試験を受けて合格しないといけません。
ネットワークススペシャリストの試験に合格するためには一定の条件がありますので詳しくご説明させていただきますね。
ネットワークスペシャリストの試験は、午前Ⅰ・午前Ⅱ・午後Ⅰ・午後Ⅱの 4 つに分かれています。
そして、試験に合格するためにはこの 4 つとも合格しないといけません。
引用:ネットワークスペシャリストナビ - 情報処理技術者試験ナビ
上記の図がそれぞれの出題形式です。
どれも60点以上で合格になります。
4つの試験それぞれの出題形式にあった勉強をする必要がありますね!!
では、過去10年間の合格率を見てみましょう!!
引用:ネットワークスペシャリスト試験の難易度は?合格率から勉強時間まで解説 | サービス | プロエンジニア
この図を見てわかるように合格率は非常に低くなっていて難易度が高い資格だということが分かります。
情報処理技術者試験の区分の中でもこの試験は、レベル4で最難関の試験となります。合格点の基準は4項目すべて60点以上で合格になり低めではありますが、代わりに難易度の高い出題が多く出される傾向にあります。
受験者数は毎年、約1万人以上もの人が受験していますが、合格率はたったの13~15%ほどです。
この試験を受ける方のほとんどが経験を積んできたエンジニアの方だというのに合格率が低いことから、かなり難しい試験だということが分かります。
ネットワークの基礎がない人にはかなり難しい試験となりますので、まずは基礎をしっかり勉強しておくことを強くおすすめします!!
ネットワークスペシャリストを独学でする勉強法は?
ネットワークスペシャリストの試験は午前Ⅰ・午前Ⅱと午後Ⅰ・午後Ⅱがあります。
午前と午後では試験内容や出題形式が違ってきます。それぞれの勉強方法を見ていきましょう。
午前Ⅰ・午前Ⅱの勉強方法
午前Ⅰ・午前Ⅱの問題出題形式は4択問題になります。運が良ければ合格できる可能性があります。しかし午前を突破しないと午後の問題は採点さえされないので、しっかりと勉強しておく必要があります。
午前の問題は、過去問と全く同じ問題が出題されることがあるため、とにかく過去問を繰り返し解いていくことが大事です!!
通勤時間などスキマ時間を使って過去問が解ける無料のスマホアプリや過去問のあるテキストを利用することをおすすめします。
午後Ⅰ・午後Ⅱの勉強方法
午後の問題はネットワークの高度な知識が求められます。そのため、基礎知識がしっかりと身についていないとかなり難しくなります。
午後の問題の解き方や時間配分などが午後Ⅰと午後Ⅱで異なってきます。
午後Ⅰの場合は、3問ある中から2問を選択するといった形式で出題です。問題の概要を確認し3問の中から簡単に解けそうな2問を選択します。
午後Ⅱの場合も午後Ⅰの出題形式と同じですが、午後Ⅱの場合問題文が長いため過去問からその傾向を掴んで慣れていないと難しくなります。
ネットワークの実務経験がある人であれば午後の問題の過去問をひたすら解いていけば突破することが可能ですが、経験のない人はまずネットワークの基礎知識から勉強することを強くおすすめします。
問題を選択する際に、問題文よりも設問を先に読み込んでおく方が決めやすくなります。こういった解き方や時間配分に慣れていくためにも多くの過去問を解いていくことをおすすめします。
いずれにせよ午前Ⅰ・午前Ⅱも午後Ⅰ・午後Ⅱも過去問を解いていくことが一番大事だということですね!!
合格するためのテキストは?
どのようなテキストを選べばよいのか、自分のレベルにあったテキストはどれなのかという疑問を持たれた方のために参考になるおすすめのテキストを紹介していきます!!
テキスト1
引用:Amazon
「徹底攻略-ネットワークスペシャリスト教科書-令和2年度-徹底攻略シリーズ」
著者: 瀬戸 美月
値段:2752円(税込み)
このテキストはネットワークの基礎から午後対策までこれ一冊で学べるテキスト&問題集の決定版です。
図や表なども取り入れられていてとても見やすくなっており、過去問の解説もついているので試験対策にぴったりです。
こちらのテキストは初心者の方から実務経験のある方まで幅広く活用できる一冊です!!
午前の試験問題から午後の試験の対策までこれ1冊で出来ます!!
テキスト2
引用:Amazon
「ネスペR1---本物のネットワークスペシャリストになるための最も詳しい過去問解説」
著者:左門至峰・平田賀一
値段:2801円(税込み)
このテキストでは午前Ⅰ・午前よりもはるかに難しいと言われる「午後Ⅰ・午後Ⅱ」に的を絞って徹底的に分析し、取り組み方等を解説してくれます。
丁寧な解説や答えを導き出す思考プロセス、答えの組み立て方がよくわかるようなテキストとなっております。そして、こちらも過去問の解説付きです。
こちらのテキストは深いところまで解説されておりネットワークの基礎が身についている実務経験を積んできた方向けのテキストになります。
午後Ⅰと午後Ⅱの対策が徹底的にできる1冊です!!
テキスト3
引用:Amazon
「ネスペ-27-礎-ネットワークスペシャリストの最も詳しい過去問解説-情報処理技術者試験」
著者:左門至峰・平田賀一・山内大史・幸田廣信
値段:2618円(税込み)
このテキストは27年度の問題に的を絞って、思考プロセスなどを深く解説してくれています。問題に対しての答えの導き方や、その答えに対しての丁寧な解説まで非常にわかりやすくなっております。
そして何よりこのテキストの特徴はマンガ形式で解説が構成されている部分もあり文章を読むことが苦手な人でもマンガを読んでいる感覚で楽しく勉強ができるのです!!
こちらのテキストは午前Ⅰ・午前Ⅱの勉強をマスターした方向けのテキストになります。午後Ⅰ・午後Ⅱを徹底的に勉強できます!!
以上が参考になるおすすめのテキストになります。
テキストもいろいろなものがありますが、むやみやたらに勉強していくよりもまずは自分にあったテキストを選んでしっかりと対策していくことが大事です。
まとめ
では最後にネットワークスペシャリストについて分かったことをまとめていきます。
・情報通信ネットワークの設計・構築・運用をしたりするがネットワークスペシャリストでネットワーク関係の国家資格
・試験は、前Ⅰ・午前Ⅱ・午後Ⅰ・午後Ⅱの 4 つ全てを合格しないといけない
・レベル4の最難関の資格で合格率はたったの13~15%ほど
・ネットワークの基礎知識をしっかり持っておく、あとは過去問をひたすら解いていく
ネットワークスペシャリストについて解説してきましたが皆さんおわかりいただけましたでしょうか?
ネットワークスペシャリストの試験は合格率が非常に低いことから難易度の高い試験だということが分かりますね。
難易度の高い試験ということは、その資格を持っている人がそれだけ少ないということになり、社会で重宝される存在になれるということです。
今のネット社会には必要不可欠な資格で、非常に価値のある資格なんですね!!
皆さんもテキストやスマホアプリをうまく活用して最難関のネットワークスペシャリストの資格取得を目指してみてはいかがでしょうか?