ネイリスト検定2級を受けようと思ったときに
「どうやって受験するんだろう?」
「難しいかな?合格率はどのくらいだろう?」
「独学でも合格できるかな?」
といった不安があると思います。
難易度を知らなければ適切な対策ができません。
難しい試験に勉強不足で挑んでしまっては最悪ですよね。
そこで本記事では
- ネイリスト検定2級受験までの流れ
- 合格率
- 独学をするときのポイント
ネイリスト検定2級について知っておくことで不安が軽減され、対策が立てやすくなります。
受験の手順から解説していきますので、しっかり読んでおきましょう。
目次
ネイリスト検定2級 受験の手順
ネイリスト検定2級を受験するための手順は以下の通りになります。
受験の手順
- ネイリスト検定3級に合格する
- Webまたは郵送でネイリスト検定2級に申し込む
- ハンドモデルを確保する
- 当日会場で試験を受ける
これらそれぞれにおいて抑えておくべきポイントがあります。
次からひとつずつ見ていきましょう。
ネイリスト検定3級に合格
ネイリスト検定2級を受験するためには3級の合格が必須です。
2級からいきなり受けることはできません。
ネイリスト検定3級は合格率70%ほどで比較的合格しやすい試験と言えます。
用具や筆記の知識などは2級でも役に立つものばかりです。
であればまずネイリスト検定3級を受験して合格しましょう。
ネイリスト検定2級に申し込む
JENC受験案内によれば、申込方法は2種類あります。
申し込み方法
- Web申し込み
- 郵便局での申し込み
どちらの方法をとっても流れはほとんど同じで、下記のとおりです。
申し込みの流れ
- 必要事項を記入する
- 受験料を支払う
- 郵便局の場合払込票が郵送されてくるまで待つ
- Webの場合クレジットカードかコンビニ払いかを選ぶ
- 受験票が届く
受験料の払い込み方法が少し違います。
Webの場合はタイムラグなくすぐ支払えるので、Web申し込みがオススメです。
受験料は9800円ですので、間違いのないように払い込みましょう。
ハンドモデルを確保する
申し込みが完了して受けることが確定したら、ハンドモデルを確保しましょう。
ハンドモデルとは?
ネイリスト検定では実際にネイルアートを行う実技試験を実施します。
ネイルアートを行う対象の人をハンドモデルと言います。
ハンドモデルは合否を左右する大事な要因となります。
以下のことに気を付けて探してみましょう。
ハンドモデル選びのポイント
- 身体的特徴
- 肌が色白である
- 指がまっすぐ
- 爪のピンク部分が長い
- その他
- 試験当日及び練習のスケジュールが確保できる
- 性格があっている
身体的特徴は意識する人が多いです。
しかし、性格があっていることは思いのほか重要です。
もし、受験が遠隔地であれば宿泊込みで同行してもらうことになります。
また、本番前に何度か練習に付き合ってもらうため時間を取ってもらう必要もあります。
これだけお世話になる人が性格的に合わない人だと想像してみましょう。
受験の前からいらぬプレッシャーを受けて試験の結果に影響が出てしまいますね。
当日会場で試験を受ける
ここまでくれば準備が整って後は試験を受けるだけ。
なのですが、ネイリスト検定は2級から試験会場が少なくなります。
具体的には下記のとおりです。
試験会場
- 札幌
- 盛岡
- 仙台
- 東京
- 名古屋
- 新潟
- 金沢
- 大阪
- 広島
- 高松
- 福岡
- 沖縄
全国の主要都市12か所のみで開催されます。
場合によっては宿泊が必要になります。
当日の予約は混雑する可能性を考えて早めにホテルを確保しましょう。
その際はハンドモデルが同行することを忘れずに準備しましょう。
ネイリスト検定2級 合格率
ネイリスト検定2級の合格率は平均して50%以下です。
3級と比べて大きく合格率が下がります。
合格率低下の要因は実技試験の難度にあります。
実技試験の内容を比較してみましょう。
ネイリスト検定2級実技試験
- ネイルケア
- チップ&ラップ
- カラーリング
- ネイルアート
ネイリスト検定3級実技試験
- ネイルケア
- カラーリング
- ネイルアート
チップ&ラップが増えていますね。
単純に習得するべき技術が増えることで難易度が上がります。
また、採点基準もより専門的になります。
採点基準は10項目あり下記のとおりです。
実技試験の採点項目
- ファイルストローク
- ラウンド 仕上がり
- メタルプッシャーの使用方法
- ニッパーハンドリング
- クリーンナップ
- チップ&ラップ
- ネイルアート
- 全体の仕上がりとサロンワーク
各項目が5点満点です。
実技後半 50点満点中38点以上の評価で合格となります。
まずは3級にはなかったチップ&ラップの習得を目指すべきでしょう。
一方で筆記試験はそれほど難しくなりません。
マークシート方式で、100点満点中80点以上取ることが出来れば合格となります。
ネイルの歴史やリペアの種類など3級の内容をちょっと発展させたことを問われます。
テキストを読み込んで、練習問題をやっておけば問題なく合格できる内容です。
ネイリスト検定2級 独学で合格できるか
ネイリスト検定2級に独学で挑むことを考えてみましょう。
ネイリスト検定2級は「ネイルサロンで働いて問題がないレベル」です。
なので、3級と比べて専門的な技術が求められ、習得するべき技術も増えます。
以上のことから、基本的には専門家に習うことをオススメします。
とはいえ様々な事情から独学でやらざるを得ないこともあると思います。
そんな時は下記のポイントを押さえて計画的に学習を進めましょう。
ポイント
- スケジュールを作成する
- 毎日練習する
- 他人に評価してもらう
これらのポイントについて詳しく解説していきます。
スケジュールを作成する
ネイリスト検定2級は難関ですので、対策スケジュールは必須です。
スケジュールを立てないまま勉強を進めると、どうしても抜け漏れが生じてしまいます。
そこで、オススメのスケジュールの立て方を紹介します。
スケジュール
- ネイリスト検定2級の筆記、実技の要素を表にする
- 1ヶ月ごとにやるべきことを割り振る
- 1ヶ月でやるべきことを達成するために1週間の目標を立てる
- 1週間の目標を達成するために1日でやることを決める
- 1ヶ月ごとに振り返りをして計画を修正する
大きなゴールから分解していって1日で達成するべき目標を決めていくやり方です。
ポイントは計画を1月ごとに修正するところにあります。
計画は立てたものの、そのままきっちりやり通せることはほとんどありません。
というのも体調や仕事等、不測の事態で遅れてしまうからです。
一方で、順調に進んでスケジュールよりも早く習得できることもあるでしょう。
そういった場合に、1ヶ月ごとに振り返ってスケジュールを見直すことで調整しましょう。
特に遅れているときはどこで取り返すかをよく考えましょう。
毎日練習する
当たり前の話かもしれませんが、毎日練習は欠かせません。
ネイリスト検定の実技試験は指先の繊細な動きが求められます。
繊細な動きというのは繰り返しの動作によって精度が上昇していきます。
1日でも休んでしまえば、感覚が変わってしまいます。
その遅れを取り戻すための時間はもったいないですよね。
1日の中で勉強にあてる時間帯を決めて習慣化しましょう。
毎日やるものになってしまえば、自然と勉強を始めることができます。
自分以外の人に見てもらう
実技試験の練習では、他人の評価が重要になります。
一人で練習していると価値観が固定されてしまい正しいと思い込むようになってしまいます。
もちろん専門家に見てもらうのが一番良いです。
ですが専門的な知識がなかったとしても、多角的な視点という面で他人の目は有効です。
自分では気づかなかった弱点に気づくチャンスをつかむために、誰でもいいので意見をもらいましょう。
身近なところだと親族やハンドモデルの方が聞きやすいですね。
まとめ
ネイリスト検定2級について、受験の流れや合格率、独学について解説してきました。
内容を下記のとおりまとめておきます。
まとめ
- ネイリスト検定3級を合格しないと受験できない
- 合格率は50%以下
- 独学する場合は覚悟を決めて挑む必要がある
ネイリスト検定2級は難関ではありますが、独学での突破も可能な試験です。
しっかりと準備をして本番を迎えましょう。