パソコンが使えて当たり前となった現代、「持っていると便利」と人気がある”MOS資格”ですが、資格を取ったけどいざ履歴書に書く時どうに記入したらいいのか迷っていたり、実際就職にどれだけ有利なのかと不安に思っている方もいるのでは無いでしょうか。
そこで今回はMOS資格について
・MOS資格履歴書の書き方
・MOSの資格は就職に有利なのか
これらを徹底解説していきます。
目次
MOS資格履歴書の書き方はどうすればいいの?
Microsoft office specialist(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)の略をMOSと言います。
このMOS資格にはWord・Excel・PowerPoint・Access・Outlookの各アプリについて、officeのバージョンごとにスキルを証明できる国際資格なのですが、試験科目の数も多く、自分が取得したスキルやofficeのバージョンを履歴書で何と書いたらいいのか迷う所だと思います。
ですが結論から言いますと、資格名の記入方法は英語・カタカナ・略称どれを書いても問題はありません。
ここでは具体的な記入例5通りをご紹介します。
・英語での記入
・カタカナでの記入
・略称と英語での記入
・略称とカタカナでの記入
・複数取得している記入例
紹介した記入方法のどれを使うのか、企業の特徴や募集要項によって変えてみるとよいでしょう。
”MOS”英語で記入する方法
まずは『MOS365&2019 Excel 一般』を取得した例を見てみましょう。
・英語記入例
〇年 〇月 Microsoft office specialist Excel 365&2019取得or合格
このようにMOS公式サイトでは正式名称を英語表記で書き、その後アプリとバージョンを書き書く記載となります。
英語表記をする場合、グローバル企業や海外企業のように英語での履歴書が求められる、又は英語の方が自然な場合もありますので、受ける企業に合わせた記入法にすると印象が良いと思います。
”MOS”カタカナで記入する方法
次の例は『MOS2016 Excel上級 エキスパート』を取得した場合の例はどうでしょう。
・カタカナ記入例
〇年 〇月 マイクロソフト オフィス スペシャリスト Excel2016 Expert取得or合格
記入方法は英語もカタカナも基本は同じとなります。
グローバル企業などでない場合、カタカナで書いても特に問題はありません。「取得」か「合格」かの書き方もどちらを書いても問題はありません。
他のスキル記入と合わせて書くのが印象の良い履歴書になります。
”MOS”略称と英語での記入方法
今度は『MOS365&2019 Word 一般』を記入する場合はどうでしょう。
・略称英語記入例
〇年 〇月 MOS(Word 365&2019)取得or合格
こちらも取得したアプリの名称がバージョンの前に来るルールは一緒になります。
MOS公式サイトではアプリとバージョンを( )表示しておりますので略称はそのように書くと良いでしょう。
”MOS"略称とカタカナでの記入方法
最後は『MOS2016 Word上級 エキスパート』の記入方法を見ていきます。
・略初カタカナ記入例
〇年 〇月 MOS(ワード 2016エキスパート)取得or合格
このような記入方法となります。
複数取得している方の記入例
MOS資格のアプリを複数取得している場合はどうでしょう。
バージョンが違い複数取得している場合はそれぞれを一行ずつ記入していきます。
同じバージョンで複数取得の場合は一行でも構いません。
『MOS 365&2019 PowerPoint・2016 Excel エキスパート』取得した場合
・バージョンが違う記入例
〇年 〇月 MOS(PowerPoint365&2019)取得or合格
〇年 〇月 MOS(Excel2016)取得r合格
『MOS 365&2019 Word・Excel 一般』取得した場合(略称での記入方法)
・同じバージョン記入例
〇年 〇月 MOS(Word・Excel 365&2019)取得or合格
MOSの資格は就職にどのくらい有利なの?
結果から言いますと、MOS資格は持っていると絶対有利です。
むしろ書いた方が絶対いいです。
ここではその理由を下記2点について解説します。
・MOS資格が有利な理由
・MOS資格が役に立つ職種
MOS資格が有利な理由
まずMOS資格は『自分のパソコンスキルレベルを客観的に証明できるもの』です。
現実問題として、就職して実践業務に入るとき新入社員一人一人にパソコンの使い方を教えている暇はありません。
パソコンが出来て当たり前の現代では、会社側は”ある程度使える前提”の認識で簡単な業務から振ってくると思っていた方が良いです。
転職者であれば尚更、出来る前提で仕事を振ってくると思います。
しかし、若年層に増えているのがパソコンが使えないという現実。
これはスマートフォンで全てが済ませられるようになった時代だからこそ起こっている現象でもあります。
若い子だからパソコンは使えると思ってスキルを気にせず採用したら、全く使えなかった・・・と言う事が起こっている今
企業が重視している(知りたい)ことは
・パソコンをどれだけ使いこなせるかどうか
・パソコンのスキルレベルはどのくらいあるか
ということ。
企業としては業務がスムーズに進むことが大切な為、パソコン指導の為に時間を取られることは極力避けたいのが本音といっても過言ではありません。
履歴書にMOS資格取得の記載があることは、企業にとっても大変ありがたい人材となるのです。
MOS資格が役に立つ職種とは
ではもっと具体的に、どんな職種に役に立つのか見ていきましょう。
・総務部・・Word
・経理・・Excel
・営業職・・PowerPoint
・教育事業部・・Word・Excel・PowerPoint
・人事総務部・・Excel・PowerPoint
・アパレル・・Word・Excel
・金融系・・Excel
・法律事務所・・Excel
・税理士事務所・・Excel
など
事務職と言っても部署や職種によって使うアプリの頻度は変わります。
逆を言えば、希望する職種は何を持っていたら採用されやすいのかに繋がります。
例えば入社後に”教育事業部”に配属されても、最初からセミナー講師のような仕事は出来ません。セミナーに必要な資料作成をするのが初めの仕事となりWord・Excel・PowerPointを満遍なく使う可能性があります。
また、人事総務部などは社員管理をExcelでしている事が多い為、Excelスキルは絶対必要となります。
アパレルも関係ないように思えるかもしれませんが、在庫管理や売り上げ管理にはExcelは必要なスキルです。
WordやExcelは様々な職種に適応していますが、『Access』のような専門性が高く、取得するにも難易度が高いものを持っているという事は、Accessを取り入れている企業にとっては貴重な人材となります。
このようにMOSの資格は”事務職全般”に役に立つ資格と言っていいと言えます。
まとめ
今回MOS資格を履歴書の書き方や就職にどのくらい有利なのかを解説してきました。
まとめると
・MOS履歴書の書き方は英語・カタカナ・略語どの書き方を問題は無いが、受ける企業に合わせるのが良い
・MOS資格は就職に有利なのかは、絶対有利である
以上になります。
MOSの資格に限らず、何かの資格を取得すると言う事は自分に自信をつけてくれるものだと思います。この記事を読んでくださった方が不安になることなく自信をもって就職・転職活動をしてくれることを願います。
この記事が皆様の参考になれば幸いです。