Photoshopクリエイター能力試験は合格しやすい資格です。初心者でも20~30時間ほどの勉強で合格できるとも言われているんですよ。
・Photoshopクリエイター能力試験
・試験の難易度は低めって本当?
・合格するための勉強法
を解説していきます。試験の内容を理解して、合格に向けて順調に勉強をスタートできるようになりますよ。
目次
Photoshopクリエイター能力試験
「Photoshop」を活用して画像ファイルの作成をします。クォリティの高いコンテンツを作成するための知識と技術を評価する試験です。
Web制作会社、印刷業界などを志望する方であれば、取得しておくと就職でアピールできます。
・Photoshopクリエイター能力試験の概要
・仕事でアピールできる
を解説していきます。試験のことを事前に知って対策を立てましょう。
Photoshopクリエイター能力試験の概要
概要
主催・認定 | ソフトウェア活用能力認定委員会 |
試験名 | Photoshopクリエイター能力試験 |
資格の種類 | 民間資格 |
試験の種類 | ・スタンダード
・エキスパート |
受験資格 | 学歴・年齢などの制限はない |
試験時間 | ・スタンダード(第1部40分、第2部90分)
・エキスパート(第1部50分、第2部90分) |
受験料 | ・スタンダード(7,600円)
・エキスパート(8,600円) |
合格基準 | ・スタンダード(実技問題の得点率が65%以上、実践問題の得点率が70%以上)
・エキスパート(知識問題・実技問題がともに65%以上、実践問題の得点率が70%以上) |
スタンダードでは、Photoshopの基本的な操作ができるか見られます。指示通りに作業ができることが肝心です。
エキスパートでは、基本的な操作に加えてクライアントのニーズに応えられるかどうかも見られます。
DTP/Web デザインに関する基本的な知識も求められ、スタンダードよりも高度なコンテンツ作成の技術が求められます。
試験範囲は、基本機能、選択範囲の作成、画像の移動と変形、カラーモードと色調補正など、複数の分野から出題されます。
大まかな範囲は同じですが、エキスパートではスタンダードよりも細かい知識と技術が必要とされます。
具体例として、カラーモードと色調補正の分野に関して確かめましょう。
具体例
引用:試験範囲 | Photoshop®(フォトショップ)クリエイター能力認定試験
丸の数が違うことに気がついたでしょうか。少ない方が、スタンダードで、全部埋まっている方がエキスパートです。
スタンダードでは基礎的なことを求められますが、エキスパートではより高度な知識とテクニックで、コンテンツを作成することを求められます。
ポイント
・ソフトウェア活用能力認定委員会が主催
・スタンダードとエキスパートの2種類がある
・スタンダードは基礎、エキスパートはより専門的な能力を求められる
仕事でアピールできる
・認定証
・認定証明書
・ハイライセンスシール
合格すると、上記の3つを発行してもらえます。
就職活動やフリーランスで働く際、資格取得のアピールができますよ。
Photoshopクリエイター能力認定試験 エキスパート合格しました(*≧∀≦*)
これでイラレとフォトショ両方エキスパート取れました‼️ pic.twitter.com/pe3KCfisuw
— サタケ@佐竹工房代表 (@satake1170) January 14, 2021
認定証明書は、1,000円の発行手数料がかかりますが、就職や単位認定等、企業や教育機関に対して発行されるものです。
ハイライセンスシールは名刺や身分証明書に貼ることができます。
引用:試験概要 | Photoshop®(フォトショップ)クリエイター能力認定試験
認定証・認定証明書・ハイライセンスシートを活用することで、資格取得を一目で相手に示すことができます。
試験の難易度は低めって本当?
パソコンに不慣れな方にとって、難しいと感じる試験かもしれませんね。ですが、実際、試験の難易度は低めだと言われています。
引用:試験概要 | Photoshop®(フォトショップ)クリエイター能力認定試験
スタンダードは、持っていなくても使える人は使えるレベルなので、分かる人はエキスパートから受験すると良いそうです。
難易度が低いとはいっても、初心者であれば基礎から地道に積み重ねるのが一番です。
合格するための勉強法
合格するためにはどんな勉強をしたら良いのでしょうか。ここでは、試験に合格するために必要な教材を紹介します。
・Photoshopを準備する
・テキストと参考書を活用する
・Photoshopの操作を行う
を見ていきましょう。スムーズに勉強を開始できるようになりますよ。
Photoshopを準備する
Photoshopは大手電機店や、Amazonなどの通販会社で購入できます。
月額払いや年額払いのクラウドソフトなので、試験終了後も使うかどうかで契約を決めて下さい。合格後に使わなければ、お金を払い続けることになります。
バージョンは、PhotoshopCCを必ず購入しましょう。
テキストと問題集を活用して勉強
Photoshopクリエイター能力試験に合格するためには、適切なテキストや問題集が必要です。
Photoshopに関しては参考となる優良な書籍が多数あるかもしれませんが、試験に合格するためには試験のレベルと出題内容を把握した上で繰り返し問題を解く必要があります。
・Photoshopクリエイター能力試験問題集
・参考書
をご紹介します。テキストは高額になりがちなので、自分に合ったテキストや参考書を選びましょう。
Photoshopクリエイター能力試験問題集
問題集は2種類あります。
・Photoshopクリエイター能力試験(CC/CC2014/CC2015/CC2015.5/CC2017対応)
・Photoshopクリエイター能力試験(CS/CS2/CS3/CS4/CS5対応)
問題集の違いを見てみましょう。
問題集 | Photoshopクリエイター能力試験(CC/CC2014/CC2015/CC2015.5/CC2017対応) | Photoshopクリエイター能力試験(CS/CS2/CS3/CS4/CS5対応) |
編著 | サーティファイソフトウェア活用能力認定委員会 | サーティファイソフトウェア活用能力認定委員会 |
内容 | ・WindowsおよびMacの両OSに対応
・スタンダード・エキスパートに対応した模擬問題(各級4題ずつ)がある ・本試験体験用として、全模擬問題を受験プログラム化したデータをダウンロードできる |
・WindowsおよびMacの両OSに対応
・スタンダード、エキスパートに対応した模擬問題(各級2題ずつ)がある ・本試験体験用として、全模擬問題を受験プログラム化したデータをダウンロードできる
|
対応バージョン | CC/CC2014/CC2015/CC2015.3/CC2017対応、Win/Mac 対応 | CS/CS2/CS3/CS4/CS5 対応、Win/Mac 対応 |
仕様 | B5 判モノクロ242P | B5 判モノクロ178P |
価格 | 2,600円+税 | 2,400円+税 |
参考となるテキスト
公式問題集があることで安心してはいけません。
もしも資格を取得したいみなさんが、初心者であるなら入門書となる参考書があれば安心して勉強できるでしょう。
公式サイトで紹介されているテキストをご紹介します。
『Photoshop®クイックマスターCC Windows&Mac』編著:株式会社ウィネット
Photoshopを初めて学ぶ方のための入門書です。CCを基本から学ぶことができます。
素材データをPhotoshop上で加工することで、効率よく基本機能をマスターできるのが特徴です。
実戦形式の活用方法を通して、実務に必要な知識と技術が身につきます。
仕様:A4判カラー250P 価格:
価格:2,600円+税
『Photoshop®クイックマスターCS5/CS6 WIndows&Macintosh』
編著:株式会社ウィネット
WindowsとMacintoshに対応したPhotoshop®の入門書。
ストーリーに沿って、CD-ROM内の素材データをPhotoshop®上で加工することで、効率よく基本操作が習得できます。
仕様:A4判カラー249P CD-ROM付
価格:2,600円+税
『クイックマスターCS/CS2/CS3/CS対応 Windows/Macintosh』
編著:株式会社ウィネット
テキスト内のストーリーに沿い、CD-ROM内に収録された素材データをPhotoshop上で加工します。
アプリケーションソフトの基本機能を習得できます。Photoshopの入門書。
仕様:A4判カラー247P CD-ROM付
価格:2,600円+税
上記で紹介したテキストは、すべて、エキスパート・スタンダードの両方に対応しています。
参考書は必ず必要というわけではありませんが、初めて勉強する方は理解を深めるために持っておくと良いですよ。
Photoshopの操作を行う
Photoshopは知識だけでは合格できません。試験では実技・実践があるため、テキストで学んだ知識を使いこなせるよう何度も練習を繰り返すことが大切です。
初心者向けの本や動画を使って起動の仕方から学びましょう。
Photoshopを普段から使って操作に慣れ、Photoshopの基礎となるレイヤーの概念やツールの使い方など行います。写真の加工ができるようになれば、趣味や仕事でも生かせるでしょう。
Adobe Photoshopの公式HPには、入門者向けの動画やチュートリアルがあります。
Photoshopの購入がきるだけでなく、勉強するための土壌も整っていますよ。
合格するまでにかかる勉強時間
試験名 | 勉強時間 |
Photoshopクリエイター能力試験 スタンダード | 約18時間 |
Photoshopクリエイター能力試験 エキスパート | 約20時間 |
スタンダード、エキスパート共に、約20時間という数字が出ています。
それでは、本当にこれだけ勉強すれば試験に合格する力がつくのでしょうか。
Photoshopを初めて触る方であれば、まずは操作に慣れる必要があります。
今までPhotoshopで作業をしていた方であっても、試験問題に出るような知識や技術がないため時間がかかる場合もあるでしょう。
まず、サンプル問題を解いてみるのはどうでしょうか。
どのような問題が出るのか具体的にイメージが掴めるようになります。
引用:サンプル問題 | 学習方法 | Photoshop®(フォトショップ)クリエイター能力認定試験
分からない問題が多ければ、それだけ勉強時間が必要になります。
無理のない計画を立て勉強を進めて下さい。
まとめ
Photoshopクリエイター能力試験、 難易度、勉強法について解説してきました。
・Photoshopクリエイター能力試験は、Photoshopの活用能力を見る試験
・スタンダードとエキスパートの2種類がある
・難易度は低めで、全体の7割が合格できる試験
・試験問題集に加え参考書を公式サイトから購入
・Photoshopの操作に慣れることが大切
難易度は低くても初めて勉強する方にとっては、専門用語の理解やPhotoshopの操作に慣れるまでに時間がかかるでしょう。早めに勉強を開始して合格を目指しましょう。