インターネットが不可欠な社会になってきた現在。
webに関する検定も増えてきました。
その中のひとつがwebディレクション検定です。
あまり聞きなれないかもしれませんね。
この記事を見ていただいている方はおそらく受験をする予定、もしくは受験を悩んでいることでしょう。
そういう方にはまず、webディレクション検定に関する情報が必要ですよね。
その中でも今回は
・webディレクション検定とは?
・勉強時間や勉強方法
・おすすめの参考書
について解説していきたいと思います。
この記事をすべて読んでいただけたころには、webディレクション検定について大体理解ができていることでしょう^^
目次
webディレクション検定とは?
webディレクション検定とは、簡単に説明するとwebディレクターの能力を可視化する業界初のディレクション能力測定サービスのことです。
受験者それぞれの知識量だけではなく、実際にディレクション業務にあたりどのように対処・行動をするかなどを重点的にみられる試験になります。
webディレクターの仕事は総合力が求められる業務になります。
ケースバイケースな状況の中で、課題解決に向き合う思考プロセスと行動プロセスを「プランニングスキル」「マネジメントスキル」「コミュニケーションスキル」の3つの観点から測定し、総合力の有無もチェックされているのです。
最近では自分自身のスキルアップのためはもちろん、企業の採用担当者などが評価のために参考にしていることも少なくありません。
このようにwebディレクション検定は将来性のある資格のため人気が高まりつつある資格なのです。
試験内容や問題形式は?
試験範囲は以下の分野から出題されます。
・プロジェクト全体像とWebディレクターの役割
・制作案件の提案・受注 ・プランニング
・設計とデザインディレクション
・プロジェクトマネジメント
・コンテンツ制作ディレクション
・サイト制作ディレクション
・システム開発ディレクション
・プロモーションの実施
・サイトの運用・改善
・モバイルサイト構築
・Web技術の応用
試験範囲がかなり幅広いことがうかがえますね。
それだけwebディレクターの仕事というのはたくさんの業務があるということでしょう。
そしてwebディレクション検定はパソコンを用いて受験に臨みます。
画面に表示される問題に解答する形式です。
試験終了後、すぐに合否や分野ごとの正解率が表示されるので、どの分野が高得点か、逆に苦手分野だったのわかるので試験後のフォローもしやすくとても便利ですよね。
この出題方法をCBT方式といいます。
ちなみに、合格した後に注意が必要なのは2年経過すると更新が必要なので忘れないようにしましょう。
どんな人が受験する?
webディレクターになるためには特に資格などは必要ありません。
では、このwebディレクション検定はどのような方が受験するのでしょうか。
答えは
・WEBディレクターを目指している人やWEBディレクターの役割を把握したい人
・今の業務の参考にしたい人、スキルアップしたい人
などが多いようですね。
webディレクション検定に合格をしていると、自分自身の評価への材料にもなるので転職や商談の際に提示することでどのくらいの能力をもっているかなど理解してもらったり自己PRもしやすいといったところから、先ほどのような人が受験されることが多いようです。
webディレクション検定に必要な勉強時間はどれくらい必要?
一から学び始める場合ともともとwebディレクターに就いているなど基礎知識がある場合で多少差が出てしまいますが、独学での合格を目指す場合は平均の勉強時間は30時間~50時間必要でしょう。
1日1時間勉強したとしたら、2か月前後の勉強期間をとることになりますね^^
webディレクション検定の合格率は60%超えている
webディレクション検定の2019年度の受験者数は407名、それに対して合格者は323名です。
合格率は79.3%と高水準となります。
前年度も合格率が60%上超えているので、そう難しい試験ではないでしょう。
合格基準も正解率が70%以上とされています。満点を取らなくてはいけないわけではないのでハードルは高くないですね。
しかし、難易度が高くないからといって油断するのはやめましょう。
いままでweb業界に関与してこなかった方にとっては未知の分野です。
もちろん覚えることも始めは多いので、しっかり対策するにしましょう。
合格するためにはどんな勉強方法がいい?
webディレクション検定の勉強方法は選択肢が次の2つあります。
・協会による講座を受講
・独学で勉強をする
それぞれ特徴をご紹介しますね。
協会による講座を受講する
資格を習得する際に、みなさん一度は頭によぎるのは講座に通うべきかどうかではないでしょうか。
JWAでwebディレクション検定対策講座が開催されています。
3日間による短期集中型の講座になっており、合格ができるようにプロの講師がわかりやすく説明してくれます。
実務にも使える実用的な知識やスキルなども指導してもらえるので人気の高い講座になります。
しかし、残念ながらデメリットもあります。
受験対策講座にはどうしてもコストがかかります。
講座はプロの指導があるので、割と高めな金額設定になっています。
それに加えて教材も購入や受験料もかかってくるので、具体的には下記のコストが発生することになります。
対策講座料金 60,000円(税込64,800円)
講座テキスト 4,000円(税込4,320円)
検定試験受験料 10,000円(税込10,800円)
合計金額 74,000円(税込79,920円)
テキストを事前に持っている場合は差し引いた金額を支払うことになります。
ネット通販にもテキストは販売されているので事前に準備をしておくのも可能です。
講座申し込み者が講座開催の最低限の人数に達しない場合は、講座開催が中止になります。
最低限人数は公表されていませんが、別日程への振替または中止になり講座料金は全額返金されます。
独学で勉強をする
webディレクション検定の合格者の中には独学のみで合格した人も少なくありません。
出題範囲は広いものの、計算問題などはなく暗記さえできれば合格が見込めます。
独学だと自分で計画的に勉強プランをたてる必要があります。
さらにwebディレクション検定のテキストや問題集は書店では置いていないこともあるので、ネット通販などを活用して揃えておきましょう。
勉強方法としては繰り返すことが重要になります。
暗記物というのは最低3回読み込む、問題を解くことで吸収率が上がるといわれています。
特にwebディレクション検定の試験問題は偏りもなく全分野からまんべんなく出題されます。
テキストを熟読し、その後過去問題を何度も解き出題問題に慣れるようにしましょう。
さらに、webディレクション検定では出題範囲が広いので得意分野から着手することをおすすめします。
なぜ得意分野から始めるかというと、苦手な分野から始めてしまい、壁にぶち当たってしまうとそこでモチベーションが一気に下がってしまうからです。
得意分野から着手することでモチベーションの維持、さらに勉強時間を効率よく使うことになります。
まずはテキストを一通り読み込み、そこで得意分野、苦手分野を自分自身で判断しましょう。
「どの分野が得意で苦手かわからない…」
という方も大丈夫です^^
テキストを読んでいて読みやすい分野は得意な分野だと認識してください。
逆に読みにくい、頭にはいってこない分野は苦手な分野になるのです。
内容までしっかり把握する必要はないので、まずはテキストを読み込みましょう^^
さきほども記載したとおり、独学だと勉強時間は2か月前後かかります。
どのように勉強するかも大事ですが、大前提に意思を強く持ちましょう。
独学になると自分に甘くなってしまう傾向も強くなります。
勉強が中途半端になり合格できない、受験をやめてしまうなどもったいないパターンは少なくありません。
しっかり対策をすると合格できる試験なので、あきらめたりせずにがんばりましょう^^
おすすめの参考書
先程、勉強方法について説明しましたがここで重要になってくるのが教材選びです。
webディレクション検定の出題問題にはある特徴があるのです。
試験範囲は公式テキストを中心に出題され、さらに2割は公式問題集より出題されます。
もともと、webディレクション検定のテキストや問題集は多く出版されていません。
しかも、公式テキストと公式問題集から出題されることが公言されてる以上、勉学に使うものは公式のものにしましょう。
公式テキスト:WEBディレクション 第3版
まずはテキストを購入しましょう。
webの基礎知識だけでなく、仕事に活かせる知識などもわかりやすく解説しているのが特徴です。
すでに働いている社会人の方だけではなく、勉強中の学生さんにも人気が高いと評判ですね^^
購入はこちら⇒ボーンデジタルオンラインブックストア
公式問題集:PDFダウンロード版Webディレクション問題集 第3版対応
こちらはさきほど紹介した公式テキストと連携されている問題集になります。
テキストと合わせながら勉強ができるので理解がしやすいところが特徴ですね。
内容自体も2017年度の試験に対応しており、練習問題は120問とかなり多く掲載されています。
すべて問題を解くころには出題傾向なども慣れ本番に自信をもって臨めることでしょう^^
こちらはPDF版での販売をしていることもあり、オンラインストアのみで販売しています。
購入はこちら⇒ボーンデジタルオンラインブックストア
まとめ
webディレクション検定について理解は深まったでしょうか。
・webディレクション検定は自分自身のスキルアップや査定など使える場面は数多い
・独学での勉強時間は30時間~50時間必要になる
・公式テキストと公式問題集を繰り返すことで合格はできる
・独学での合格が不安な場合は合格対策講座を受講するのもあり
上記について解説してきました。
まだメジャーな資格試験ではありませんが、今後も需要が高まっていくのは間違いないでしょう。
今から先取りして挑戦してみようと思われた方に参考になれば幸いです^^