Webリテラシー検定は、最近注目を集めている資格の1つです。
とはいえ、まだまだ認知度が低いため、
Webリテラシーって何?
試験内容は?
難易度は難しい?
どんな勉強方法をすればいいの?
など疑問があると思います。
そこで今回は、Webリテラシーの資格について、試験内容や難易度、勉強方法を解説します。
Webリテラシーとはどんな資格?
まずな、Webリテラシー検定について、解説していきます。
Webリテラシー検定は、社団法人全日本能率連盟登録資格Web検定が実施しているWeb資格検定の一つです。
デザイナー、ディレクター、プロデューサーというWebにかかわる仕事である主要3職種の重要知識を「Webリテラシー」と定義して、仕事を行う上で標準的な知識を備えているかを問われ、立場の違いによるコミュニケーションエラーを減らすことを目的としています。
そもそもリテラシーという言葉自体、あまり聞き覚えがないかもしれません。
リテラシーとは、「文章など形あるものを、適切に理解・解釈・分析し、改めて記述・表現する」ことを意味します。
つまり、与えられた情報を上手にまとめて、相手に分かりやすく伝える能力を意味します。
ですので、Webリテラシー検定の資格を取得している人は、デザイナー、ディレクター、プロデューサーに関する重要知識を、相手に分かりやすく伝える能力がある人だと思ってください。
Webリテラシーの試験に合格するには、Webの基礎知識、インターネットビジネス、プロジェクトマネジメント、Webサイトの企画・設計、デザインや実装の政策、集客施策などの知識が必要になります。
受験者の多くはWeb関連に勤務している20代~30代の方で、若い方に人気の検定であることが分かります。
Webリテラシー検定の試験概要は?
Webリテラシー検定が、具体的にどのような試験が行われるのか気になりますよね。
分かりやすいように、試験の概要について表にしました。
資格正式名称 | 社団法人全日本能率連盟登録資格 Web検定 Webアソシエイト |
資格有効期限 | 2年間 |
問題形式 | CBT方式:コンピュータ画面に表示される問題に解答する試験方式 |
試験時間 | 90分 |
出題数 | 85問 |
合格基準 | 正解率70%以上 |
受験資格 | なし |
受験料 | 本体10,000円+税 |
試験範囲 | 試験名:【2020年受験】Webリテラシー(2020年改訂問題) 対応ガイドブック:Webリテラシー第3版(ダウンロード対応第7章追加) |
受験資格がなく、気軽に受けられるのは嬉しいところですね。
ただ、受験料が1万円と高めなので、受験するのであれば、1回での合格を目指したいところです。
また、1度合格すると、資格の有効期限は2年となっています。
資格を継続して取得したい場合は、再受験をして更新する必要があります。
Webリテラシー検定の難易度は?
たしかに資格試験の合格基準点数は、60%以上の場合が多いので、70%以上と言われると難しいように聞こえてしまいますよね。
しかし、そんなことはりません。
実際、2019年度の合格率は67.0%とかなり高くなっています。
また、Webリテラシー試験に合格するために必要な学習時観は、15時間から20時間と言われています。
これは、毎日1時間勉強しても20日程度で達成できます。
総合的にみると、資格取得の難易度は低いです。この資格は取得しやすいと評判になっています。
今日四時からWebリテラシー検定受けに行くんだけど、内容が学校で習ったものばっかりだから現役高専生ならノー勉でもいけるかもしれない、なんか検定取りたいって思ってる子いたらとてもオススメ
— Kayo (@ttttyk_777) August 20, 2017
Webリテラシー試験の勉強方法は?
学習方法は非常にシンプルで、公式テキストを繰り返し読みましょう。
テキストだけでも十分合格を目指せますが、アウトプットの回数を増やしたいと思うのであれば、公式問題集も併せて購入してください。
テキストを読む
→問題集を解く
→解けなかった問題についての部分をテキストで理解しながら読み返す。
この流れでテキスト1冊をしっかり理解することができれば、問題なく合格できます。
テキストおよび問題集は公式ホームページやアマゾンで購入可能ですので、受験する場合は、購入してください。
Webリテラシー試験(Webアソシエイト)の評判を紹介
最後に、SNSでの口コミを紹介します。
※Webリテラシー検定とWebアソシエイトは同じものと考え問題ありません。
大学でマーケに触れずにマーケ業界に就職した新卒1年目社員が入社3ヶ月で取得した資格一覧
・Google Analytics検定
・Webリテラシー検定
・Webディレクター検定
・Webアナリスト検定
・セールススキル検定3級戦略・構築・運用・分析それぞれの分野のディレクションを学べるのでオススメです!
— みわしょー / 田舎移住サラリーマン (@miwasho0816) July 19, 2020
あえて言うなら、webリテラシー試験と色彩検定2級は自分はデザインの勉強をし始めた頃とりました。内容的にはどちらも重要。でも自然と身につくものなので、必要になったときに別の形でインプットすればいいと思います。時間もあまってて、資格大好きとかならやってみればいいかなってくらいです。
— タクヤ@UXデザイナー (@Takuya_Designer) June 16, 2020
@bmbqwq Webアソシエイトは取りやすいと思うけど、Webディレクターのほうはある程度実務経験に基づいた知識がないと憶え切れないかもしんない。
— 1043 (@fj_toshi) January 12, 2010
Webリテラシー検定は取得しやすいけど、知識としては非常に大切という声が多い一方、内容が基礎的なものがほとんどのため、無理に取得しなくても良いという声もあります。
たしかに、試験の内容には、勉強しなくても分かるような基礎的なものが含まれているのは事実です。
そのような資格に受験料1万円をかける価値はないと思ってしまう人がいるのは仕方ないかもしれません。
しかし、逆に言えば1万円と少しの学習時間で、Webの基礎知識が身についていることを証明できる資格を得ることができる、ということです。
雇う側からしてみたら、当然何も知らない人よりも、基礎が身についている人を雇いたいと思うでしょう。
つまり、資格を取得していた方が、Web業界への就職は有利になるということです。
Web業界で活躍するための第一歩として、まずは資格の取得を目指してみてはいかがでしょうか。
まとめ
今回は、Webリテラシー検定について、解説していきました。
まとめると、次のようになります。
・社団法人全日本能率連盟登録資格Web検定が実施しているWeb資格検定の一つ
・Webリテラシーは、デザイナー、ディレクター、プロデューサーと関わる一般人向けの資格
・試験時間:90分、問題数:85問、合格基準:正解率70%以上、問題形式:コンピューターで解答
・合格率は60%以上で、2週間で合格できるといわれているので難易度は低い
・勉強方法は公式テキストを徹底的に読み込む
知名度のまだまだ低い資格ですが、Webの標準的な知識を問われるので、Web業界に携わることになった人が知識をつけることを目的として勉強するのに適切な資格です。
Webについのて基礎力を身につけたい方は、積極的に資格の取得を目指してみてください。