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IT・パソコン

ITパスポート試験とは?難易度と合格率を知り勉強しよう!

資格取ろうか悩んでる人
IT関係の資格を取りたい
それって、IT関係の仕事がしたいってことかい?
資格の専門家
資格取ろうか悩んでる人
いや、そういうわけじゃないんだけど、ITの知識あった方が良いのかなって

こういったお悩みを持つ方もいるのではないでしょうか。

今やITはなくてはならない分野となっています。専門職として働きたいわけではなくても、ITの知識がないことを不安に感じている方もいるかもしれませんね。

専門職として働かなくてもITパスポートは使える資格です。この資格を取得することでITの知識があることをアピールできます。

ITが当たり前のように日常に浸透している現代では、頼りになる資格ではないでしょうか。

  • ITパスポート試験って何?
  • 難易度は?
  • 合格率ってどうなってるの?
  • 合格するための勉強方法

以上の4点について説明していきます。

 

ITパスポート試験って何?

 

ITパスポート試験とはどんな試験なのでしょうか。ITに関する資格だということは分かっても、具体的な内容はぴんとこないかもしれませんね。

資格の内容を知ることで自分に必要な資格かどうかを見極めましょう。さらに試験内容や出題範囲を知ることで試験対策ができます。

  • ITパスポートってどんな資格?
  • 資格を活かす
  • 試験内容
  • 出題範囲
  • 合格基準点

以上の4点について解説していきます。

ITパスポートってどんな資格?

経済産業大臣が実施する情報処理技術者試験の一つであり、「情報処理の促進に関する法律第29条第1項」に基づく国家試験です。

情報処理技術者に関する資格は他にもありますが、ITパスポート試験は情報処理技術者にとって入門とも言える資格です。まさに情報処理技術者になるためのパスポートと言えるでしょう。

情報処理技術者としては基礎の基礎を学びますが、一般の人であってもITを社会で活用するために大切な知識を得られる資格です。iパスとも呼ばれITを正しく理解し社会で使いこなせるようになります。

パソコン・スマホが世界中に浸透し、ITの知識や技術は一般の人であっても必要な時代となっています。ビジネスや学校でも必要不可欠となるため、学生や社会人が基礎的な知識を身につけるのに人気のある資格です。

資格取ろうか悩んでる人
ITパスポートがあればITの基礎知識があるってことになるのね
情報処理技術者としてステップアップするためにも大切な知識が獲得できるよ
資格の専門家

資格を活かす

情報処理技術者にとって、あって当たり前の知識なので専門職として転職や仕事に活かすのは難しいです。ITパスポート試験があまりに簡単なので、受ける必要がないのではという話もあるほどです。

ただしIT初心者の方にとっては、大きな1歩になること間違いなしの資格です。学生や社会人がたしなみとしてIT知識を持っていれば、勉強でも仕事でも役立ちます。

さらに上を目指したい方は、情報処理技術者としてステップアップする方法もあります。自分がこの道を進んで行きたい、仕事で役に立てそうだと思うならどんどん学んでいくと良いでしょう。

では、ITパスポートの資格は具体的にどんなお仕事に活かしていけるのでしょうか。

  • 事務職
  • サポートスタッフ
  • IT業界の営業職・総務・経理

 

こういったお仕事に活かせるのでそれぞれ詳しくご説明します。

事務職は人気のある職種ですが、希望者が多い職種でもあります。他の人との差別化を図るためにも、ITの知識がアピールできるITパスポートの資格があると有利です。

事務職として働くために資格の取得は必須ではありません。ですが、IT社会で仕事をする上で理解しておくべき知識が得られるためアピールポイントとなります。

サポートスタッフ、テクニカルサポートのオペレーターなど、専門的なIT知識は必要ないものの、基本的な知識を求められる場合があります。ITの知識が必要な場合はITパスポートの資格があると有利です。

IT業界の営業職・総務・経理でも求人がでています。ITの知識があるかないかで差がつくため、自分の就きたい職業に役立つかどうかを考え資格取得を決めると良いですね。

試験内容

ITパスポートの試験内容は一体どうなっているのでしょうか。

 

試験時間 120分
出題数 小問:100問
出題形式 四肢択一式
試験方式 CBT方式
試験日 毎月1回
受験料 5,700円

 

120分の間に100問の問題を解きます。記述式の問題はありませんが、計算問題があるため慌てることなく落ち着いて解答して下さい。

CBT方式はパソコンを使った試験です。受験者は画面に表示された問題を、マウスやキーボードを使って解答します。

ITパスポート試験を受けるにあたって、国籍・性別・年齢などの条件は一切ありません。誰でも好きな時に受験できる国家資格です。

出題範囲

3つの分野から100題出されます。

内容 出題数
ストラテジ系(経営全般) 35問程度
マネジメント系(IT管理) 20問程度
テクノロジ系(IT技術) 45問程度

 

ストラテジ系は基礎的な用語・概念などの知識を身につけ、ビジネスの視点から企業活動とITの関りをテーマとして扱う分野です。

  • 企業活動
  • 法務
  • 経営戦略マネジメント
  • 技術戦略マネジメント
  • ビジネスインダストリ
  • システム戦略
  • システム企画

 

これらが出題範囲となります。

 

マネジメント系は、システム開発やプロジェクトマネジメントのプロセスに関する基礎的な用語・概念などの知識を扱います。

  • システム開発技術
  • ソフトウェア開発管理技術
  • プロジェクトマネジメント
  • サービスマネジメント
  • システム監査

 

これらが出題範囲となります。

 

テクノロジ系は、IT機器を利用する時に必要不可欠な知識を扱います。専門的な知識ではなく、幅広い基礎的な知識が問われます。

  • 基礎理論
  • アルゴリズムとプログラミング
  • コンピュータ構成要素
  • システム構成要素
  • ソフトウェア
  • ハードウェア
  • ヒューマンインターフェイス
  • マルチメディア
  • データベース
  • ネットワーク
  • セキュリティ

 

これらが出題範囲となります。

 

出題範囲は広いですが難しい知識を問われるわけではありません。覚える用語や概念が多いですが、ここで基礎知識を身につければ次のステップに進みやすくなるでしょう。

合格基準点

IRT(項目応答理論)という採点方式が採用されています。1000点満点で採点されるため、1問1点のような単純な計算ではありません。

100問ある問題の中から92問が評価され、残り8問は今後出題する問題を評価するために使われます。

 

ストラテジ系 32問
マネジメント系 18問
テクノロジ系 42問

 

総合評価点が600点以上あれば合格となりますが、各分野別評価点が300点以上あることが条件です。一つの分野が満点近くても別の分野で300点以下となれば不合格となるため注意して下さい。

分野別評価点

ストラテジ系 300点以上/1000点
マネジメント系 300点以上/1000点
テクノロジ系 300点以上/1000点

 

ストラテジ系・マネジメント系・テクノロジ系、出題数に違いはありますがどの分野も大切です。得意・不得意が偏らないようにして、苦手分野の克服に力を入れて下さい。

 

難易度は?

 

資格の難易度はそれほど高くありません。情報処理技術者が当たり前に身につけている知識であり、IT社会の中で働く人にとって身につけておきたい知識ばかりだからです。

ITパスポート試験は、共通キャリア・スキルフレームワークの中でもレベル1に位置付けられています。

共通キャリア・スキルフレームワークは、経済産業省と情報処理推進機構(IPA)が制定しました。高度なIT人材を育て、能力を適切に評価するためにつくられた枠組みです。

IT(情報技術)が社会に根付いたことで、経済活動だけでなく人が生活する上でもなくてはならない分野となりました。国内だけでなく海外との協力・取引の中で、IT知識をもつ優秀な人材は必要です。

ITに関する専門知識をもつだけでなく、ビジネスの現場で活用できる人材が求められています。

引用:共通キャリア・スキルフレームワーク第一版

 

以前は、旧初級システムアドミニストレータ、通称初級シスアドがIT国家資格の中で基礎的な位置づけとなっていました。現在は廃止され、代わりにITパスポート試験がIT国家資格の登竜門となっています。

初級シスアドは合格率は30%前後だと言われていますが、ITパスポート試験の方が合格率が高いです。

 

合格率ってどうなってるの?

 

ITパスポート試験は約51.7%と高い合格率を誇っています。

情報系の勉強をしてきた方や、社会人であれば試験内容にも馴染みのある問題があり勉強しやすいです。それに対して情報系の勉強を今までしてこなかった、未経験である方にとっては勉強することが多いので合格は大変かもしれません。

 

年度 合格率
令和元年 54.3%
平成30年 51.7%
平成29年 50.4%
平成28年 48.3%

 

ここ最近の合格率を参考に載せましたが、ITパスポート試験は大人だけではなく学生も受けています。

プログラミングを習う子供が増えてきたことから、10歳以下で合格した受験者もいました。上は75歳以上の方が受けることもあり、受験者の年齢層が幅広いのがこの試験の特徴です。

IT環境は子供の頃から日常となっている現代です。高齢者となってもITを駆使して人生を謳歌する方もいます。

もう年だから、まだ年齢的に早いかもと言ってはいられませんね。

 

合格するための勉強方法

 

ITパスポート試験に受かるためには何をしたら良いのでしょうか。受験者の年齢層が幅広く、仕事にも役立つ人気のある資格です。勉強方法も幅広くあるため自分に合った方法を選べます。

通信講座を活用する方法もあれば、動画を使うことで隙間時間に勉強する方法もあります。

  • 参考書・問題集を使った勉強方法
  • 勉強サイト・動画など他の勉強方法
  • 合格するまでにどれぐらい時間がかかる?

以上の3点を説明していきます。自分に合った方法探してみましょう。

参考書・問題集を使った勉強方法

勉強するためのツールはたくさんありますが、まずは参考書でインプットを行い問題集や過去問を使ってアウトプットをしましょう。

IT初心者の方は特にインプットには時間をかけなくてはなりません。知らない用語、耳慣れない概念、情報の渦に翻弄されるかもしれませんが、情報が脳内で整理されれば自然に分かるようになります。

参考書を使った学習は、全体の内容を掴むために1回目はさらっと読みますが、2回3回と繰り返し読むことで知識が定着します。1度で覚えようとすれば挫折するため、覚えられない箇所があっても焦らず何度も確認し、読み込んでいきましょう。

おススメの参考書・問題集・用語辞典を1冊ずつ紹介します。

 

 

受験者に人気がある参考書&問題集です。文章を少なめにして行間をとり、かわいいネコの挿絵をいれて親しみやすくなるよう工夫しています。

難しい知識をやさしく教えるをモットーに、分かりやすさを重視しています。出題回数の少ない分野を捨て、より重要な項目に力を入れました。

 

 

 

 

引用:令和02年クレバー方式でよくわかる 栢木先生のITパスポート教室 | 栢木 厚 |本 | 通販 | Amazon

 

参考書でインプットを行った後は、問題集を使って問題演習を繰り返す必要があります。参考書は年に1回発行されますが、問題集は最新の試験結果を掲載します。そのため年に2回(春・秋)に発行されます。

 

すでに行われた直前の試験問題4回分+模擬問題1回分、計5回分の問題にチャレンジできます。

ITパスポート試験はどれだけ多くの問題を解いたかによって、合否が決まると言われています。

本試験では過去問と似たような問題が出るため、身体になじむまでとことん問題演習を繰り返しましょう。

問題の多さだけでなく解説が詳しく載っているのもこの問題集の強みです。模擬問題を使い時間を計りながら、本番で問題を解く感覚を掴めます。

 

引用:令和02年【上半期】 ITパスポート パーフェクトラーニング過去問題集

 

IT初心者には、参考書に出てくるIT用語に戸惑う方も多いです。分かりやすい用語辞典があると学習が進めやすいです。

 

 

IT用語を短時間で学びたい方に、一言解説とイラストで分かりやすく説明します。

IT用語の説明はもちろんありますが、IT業界で知っておいた方が良い人物のお話も載っています。

まぎらわしい用語の使い分け、関連する用語の知識を身につけITの全体像が把握できるようになります。

 

 

 

引用:IT用語図鑑 ビジネスで使える厳選キーワード256 | 増井 敏克 |本 | 通販 | Amazon

 

勉強サイト・動画など他の勉強方法

テキストや問題集を使った勉強方法の他に、勉強サイトや動画を使った勉強方法があります。

 

引用:ITパスポート過去問道場|ITパスポート試験ドットコム

 

ITパスポート試験ドットコムのITパスポート過去問道場では、スマホ1台でも勉強できる優れたサイトです。

1300問の過去問の中からランダムで出題されるため、隙間時間に勉強することができます。出題範囲が選択でき、解説も付いているため答え合わせをして終わりではありません。

参考書で知識を定着した後の、繰り返し問題を解くのに最適なサイトです。

 

 

YouTubeで動画を見て勉強ができます。無料で受講できるため、ITパスポート試験がどんな内容かを知りたい方にぴったりです。

100回以上の講義が用意されていますが、ひとつの動画を5分前後、長くても10分前後で動画を見終えることができます。まとまった時間が取れない方には勉強しやすい方法ではないでしょうか。

話すスピードがゆっくりめなので、1.5倍速などにして聞くと時間を短縮できます。

 

インターネットを活用するのであればアプリを使う方法もあります。

 

約300問用意されすべてに解説がついています。完全版にアップグレードすると330問に増え、ランダム出題機能も使えるようになります。

ランダム機能では過去に間違った問題や、未回答の問題が出題されるため取りこぼしがありません。効率よく学習が進められます。

 

引用:「全問解説付 ITパスポート 一問一答問題集」をApp Storeで

 

学習サイト・過去問サイト、問題集や参考書が充実しているため、自分で好きな方法を選び独学で合格することができます。それほど難しくない資格なので、自分のペースで勉強するスタイルを選んでも良いでしょう。

通信講座を活用すれば自分の弱点を強化し添削もしてくれるので、IT初心者には安心できる勉強スタイルです。充実したカリキュラムがある通信講座を選べば、試験対策を万全にできます。

 

  • 参考書・問題集
  • 勉強サイト
  • 動画の視聴
  • アプリの活用
  • 通信講座

 

学習方法がたくさんあり迷うかもしれませんね。好きな方法を組み合わせて使い、ライフスタイルに合わせて勉強して下さい。

合格するまでにどれぐらいかかる?

それでは合格するまでにどれぐらい勉強すれば良いのでしょうか。決して難しくない試験ではありますが、IT初心者にとっては用語に慣れるのも大変です。

IT初心者であれば、勉強時間が100時間程度必要になるようです。

理解できていないIT用語の知識で混乱するためです。焦るかもしれませんが、地道に参考書を読み込んでいきましょう。

すでにIT知識がある方であれば、30時間程度の勉強時間で合格点まで学力を伸ばせます。頑張れば1週間で勉強が完了するということです。

短時間で勉強をして合格を勝ち取る方もいますが、無理をすれば普段の仕事や学業に無理が出てきます。1日に割ける勉強時間を考え、計画的に資格試験対策をして下さい。

合格はあくまで通過点であり、その先には仕事に活かすという目的があります。転職や仕事のために、今すぐ資格が必要という方はともかく、知識を定着させ使えるようになることを意識して勉強して下さい。

 

まとめ

ITパスポート試験について見てきましたがどうでしたか。

すでに知識がある方には物足りない資格です。ただしIT初心者であれば勉強することで飛躍するきっかけになるでしょう。

  • 情報処理技術者の資格の中でも一番やさしい国家資格。
  • 社会人や学生、小学生にも合格者がいる。
  • ITパスポート試験は合格率は約51.7%。
  • 参考書や問題集・勉強サイト・動画・通信講座を使い独学で資格取得が可能。

ITパスポート試験は幅広い年齢層が受験する国家資格です。基礎的なITの知識を身につけ仕事にも役立てることができます。

資格を取得してITの知識があることをアピールするだけでなく、もしも自分に向いていると思ったらさらに上の資格取得を考えてみて下さい。

 

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