ウェブデザインのスキルを身に着けたい。将来はウェブデザイナーになりたい。
そんな方に人気な資格にウェブデザイン技能検定試験があります。
どんな資格なのか、どのくらい難しいのか、不安な方もいることでしょう。
結論を言ってしまいますと、ウェブデザイン技能検定3級は受かりやすい試験です。
未経験の方でも、集中して勉強すれば3か月で合格できます。
ではその具体的な方法を3つに分けてご紹介します。
- ウェブデザイン技能検定3級の詳しい情報
- ウェブデザイン技能検定3級の難易度・合格率
- ウェブデザイン技能検定3級合格のための効率的な勉強方法
おすすめの本、講座も紹介しているのでどうぞご覧ください。
目次
ウェブデザイン技能検定とはどんなものか
そもそもウェブデザイン技能検定についてよくわからない方もいるのではないでしょうか。
この資格はウェブサイトのデザインに関する知識や技能、またウェブ全般の基本的な知識の程度を問う試験です。
ウェブ業界で唯一の国家資格という大きなポイントもあり、
ウェブデザイナーを目指す方のみならず、パソコンに関わるあらゆる職種の方に人気があります。
「NPO法人インターネットスキル認定普及協会」によって運営されています。
ウェブデザイン技能検定の公式サイトはこちら
開催時期:年に4回(5月、8月、11月、2月)
受験料:学科試験5000円、実技試験5000円
申し込み方法:インターネット、郵送
筆記試験(マーク方式):「多肢選択法」「真偽法」形式
実技試験:課題選択方式
全部で3つの級でわかれており、3級、2級、1級の順に難易度が上がっていきます。
これら全ての級は、ウェブ関連のスキル、業務経験によって選ぶことができます。
ただし2級と1級では受験資格が定められており
2級は2年以上、1級では大学卒業後3年、各種学校卒で5年といった実務経験が必須条件となります。
3級の受験資格は「ウェブの作成や運営に関する業務に携わる者」
これだけです。
ウェブデザイン技能検定3級の学科試験、実技試験の両方合格した時点から、
「ウェブデザイン技能士」を名乗ることができます。
なので3級を受験するだけでも十分なメリットがあるわけです。
ウェブデザイン技能検定の難易度、合格率
ウェブデザイン技能検定3級の合格ラインは以下の通り
学科試験、実技試験それぞれ70点以上取ること。
70点って言われても難しそう、と思うことでしょう。
どのくらいの勉強をすれば70点取れるのか、気になっている方に朗報です。
合格率は3級 60-70%とかなり高いことがわかります。
難易度は実際それほど高くなく、合格しやすくなっています。
ウェブ制作に関する基礎知識があれば、実務業務がなくても問題ありません。
こちらの試験、ITパスポートよりも簡単だと言われているのです。
ちなみに2級の合格率40-50%、1級 10-20%
2級、1級に関しては、より高い正確性と、専門的な知識が必須になります。
しかも、これらの資格を取るには指定された年数の実務経験も必須条件になっていますので
それによってハードルがかなり高くなっています。
3級を目指すのであれば、基礎的な部分を完璧にしてしまうのが一番の近道になります。
これから、具体的な勉強方法についてご紹介します。
最も効率的な勉強法は何か
公開されている問題内容を把握することが重要です。
大まかな問題内容を以下にまとめてみました。
こちらは学科試験の試験範囲
- インターネット概論
- ワールドワイドウェブ法務
- ウェブデザイン技術
- ウェブ標準
- ウェブビジュアルデザイン
- ウェブインフォメーションデザイン
- アクセシビリティ・ユニバーサルデザイン
- ウェブサイト設計・構築技術
- ウェブサイト運用・管理技術
- 安全衛生・作業環境構築
そしてこちらが実技試験の試験範囲になります。
- ウェブサイトデザイン
- ウェブサイト運用管理
詳細は検定公式サイトにて確認できますので、そちらをご覧ください。
ウェブデザインと、検定の名前に入っていますが、それ以外にもウェブ業界の基礎的な問題も出題されます。
試験範囲が広いので、幅広く勉強することが重要になります。
では、そのためのオススメ勉強方法を、3つご紹介します。
公式サイトで公開されている練習問題と過去問題を解きまくる
公式サイトにて、学科試験・実技試験の練習問題、過去3回分の過去問題と解答が公開されています。
すべて「ダウンロード可能」、「無料で利用できる」なので、ぜひ活用しましょう。
解説付き過去問題集で練習&復習
過去問を解くだけでは不安な方は、教材を購入するのがおすすめです。
過去問題集、参考書があるのでそれぞれ1つずつオススメの教材をご紹介します。
特定非営利活動法人 インターネットスキル認定普及協会公認
ウェブデザイン技能検定 過去問題集 3 級(本体2,800円+税)
引用元:FOM出版
過去7回分の学科試験、実技試験の問題が収録されています。
よりたくさんの問題を解くことで、出題形式に慣れ、苦手なところも見つけられます。
丁寧な解説付きなので、答えと照らし合わせながら復習できます。
過去問題集の詳しい内容、購入方法はこちら
ウェブデザイン技能検定 3級ガイドブック(本体1,200+税)
引用元:株式会社ウィネット
ウェブデザイン技能検定3級の学科試験、実技試験それぞれの重要ポイントが詰め込まれている参考書となっています。
学科試験のパートは全部で10章で、それぞれ練習問題がついているので、勉強後の力試しができます。
実技試験に合格するためのポイントもまとめられているので、これを読めば安心して実技試験に臨めるでしょう。
この参考書の詳しい内容、購入方法はこちら
短期セミナーで合格をより確実に
独学では不安な方や、まだ実務経験が浅い方は、短期セミナーに通うという選択肢もあります。
3か月程度のコースが一般的になっており、通学制スクールと、オンラインスクールが選択可能です。
コストがかかるのがデメリットですが、プロに学ぶことで、試験への準備を万全に整えることができます。
通学制、オンラインのそれぞれのメリットデメリットをご紹介します。
通学制スクール
メリット:先生がついているのでその場で質問ができる。生徒同士の交流。整った環境で勉強できる。
デメリット:料金が高め。教室まで通わないといけない。時間が限られる。
たとえばこのような学校があります。
INTERNET ACADEMY 海外にも支店を持つ大手専門学校。60,000円(税抜き)~/16時間~
ソフトキャンパス 充実した試験対策で短時間で習得可能。82,000円(税抜き)~/15時間~
KENスクール 老舗ウェブスクールは格安で、完璧なサポート体制も。54,000(税抜きk)~/12時間~
オンラインスクール
メリット:自宅で好きな時間に受講できる。料金も比較的リーズナブル。
デメリット:わからないところがあってもすぐに解決できず、自分で答えを探さないといけない。
さきほど挙げた通学制スクールにも、それぞれのオンラインスクールがあります。
他にも
などもあります。
様々な学習方法があり、それぞれ長所と短所があるかと思います。
自分に合った方法を見つけて、試してみてください。
まとめ
ウェブデザイン技能検定3級に合格する方法、お分かりいただけたでしょうか。
2級、1級に比べて遥かに合格しやすいのが3級です。
ですが3級の資格を持っているだけで、ウェブ関連の技術面において信頼性が上がります。
実際に上げられた合格者の声を聞いてみました。
- 3級の合格率が高くて、簡単に思われるが、就職では大きな武器になる
- 国家資格をもっている、このことが自分を誇らしく思える
- 受験に向けて知識をつけたことで、スキルが上がった
- 資格をもっていることで信頼性が高められる
- 仕事の幅を広げることができた
試験に合格したことで、仕事で有利になったり、自分のスキルアップに繋がったなどの
プラスの効果を肌で感じることができます。
ウェブデザイン業界で活躍したい方、この記事を読んで少しでも自信が湧いてきた方
ぜひ、まずはウェブデザイン技能検定3級に挑戦してみてはいかがでしょうか。