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公務員上級とは?難易度はどのくらい?独学でも取れるの?

公務員上級の資格って、普段はあまり聴き慣れない言葉ですよね。

そのため、あなたが公務員上級の資格に興味を持っているとしても、

「公務員上級って、いったいどんな資格なの?」

という疑問を抱いてしまうかもしれません。

 

また、実際に公務員上級の資格取得を目指していくにあたって、

「資格を取得するための難易度はどのくらいなの?」

「独学で取得することもできるの?」

「仕事内容や、給料はどのくらいなの?」

ということに関しても、気になるところだと思います。

 

そこで、この記事では、

・公務員上級の資格とは

・公務員上級の資格を取得するための難易度

・公務員上級の資格を独学で取得する方法

・公務員上級の仕事内容と給料

について詳しく解説していきます。

 

公務員上級の資格とは

公務員上級の資格とは、都道府県または政令指定都市で職員として働くために必要な資格です。

資格試験のレベル感としては、大学卒業程度の実力を持っている程度を指します。

あなたが公務員上級の資格を取りたいときには、以下の2点について理解を深める必要があります。

チェック

・公務員上級の資格試験の出題内容

・公務員上級の資格試験の日程

ひとつずつ、詳しくみていきましょう。

公務員上級の資格試験の出題内容

資格試験の出題内容は、主に以下の4つに分かれています。

チェック

・教養試験

・専門試験

・論文試験

・面接試験

ひとつずつ、解説していきます。

教養試験

教養試験は、試験時間が120〜150分の筆記試験です。

出題数は50題で、約15科目の中から問題が出題されます。

専門試験

専門試験は、試験時間が120〜150分の筆記試験です。

出題数は40問で、こちらも約15科目の中から問題が出題されます。

論文試験

論文試験は、制限時間が60〜90分の筆記試験です。

1つまたは複数のテーマの中から、ひとつを選んで回答します。

回答する文字数は800〜1,200文字です。

テーマの例は、以下のようなものです。

(例)

・県職員として、どのような姿勢で仕事に臨むべきか、あなたの考えを述べなさい

面接試験

試験官3〜5人を相手に、面接を15〜30分おこないます。

質問数は5〜10個です。

定番の質問としては、以下のようなものがあります。

・志望動機は?

・自己PRをしてください

・これまでに力を入れて取り組んだことは?

・職場でどんな雰囲気を作ると思うか?

・理想の公務員像とは?

公務員上級の資格試験の日程

公務員上級の資格試験は、毎年一回開催されます。

試験日程のスケジュールとしては、以下の通りです。

ポイント

・受験案内 4月中旬

・受験申し込み 5月上旬

・第一次試験 6月下旬

・第二次試験 7月中旬

・最終合格発表 8月上旬

・内定 10月1日

 

公務員上級の資格を取得するための難易度

公務員上級の資格を取得するための勉強時間は1,000〜1,500時間といわれており、数ある資格の中でもかなり難しい資格です。

また、出題される問題の範囲が膨大なことも、難易度を高める要因の一つとされています。

公務員上級の資格試験が難しいといわれている理由は、大きく分けて下記の4つの理由があります。

チェック

・筆記試験科目数が多い

・筆記試験の難易度が年々上がっている

・二次試験である面接試験の採点比重が増してきている

・職員削減のため、採用人数が削られている

ひとつずつ、詳しくみていきましょう。

筆記試験科目数が多い

筆記試験は教養・応用の二つに分かれていますが、それぞれの科目数は約15個にものぼります。

そのため、合計で約30科目もの単元をすべて勉強しなければならないのです。

一つ一つの単元だけでもかなりの知識量を学ぶ必要があるため、公務員上級の試験は生半端な覚悟では受かることができない資格試験だといえます。

教養・応用それぞれの科目に関しては、下記のようになっています。

教養科目 判断推理、数的推理、資料解釈、文書理解

英文、古文、政治・経済、社会、日本史

世界史、地理、数学、物理、化学、生物

地学(計17科目)

応用科目 政治学、行政学、国際関係、社会政策

憲法行政法、民法、刑法、労働法

ミクロ経済学、マクロ経済学、財政学

経営学(計12科目)

筆記試験の難易度が年々上がっている

教養・応用の筆記試験の難易度が、年々上がってきていることも難易度が高まっている理由の一つです。

筆記試験の問題は、求められる知識量こそ膨大であれ、暗記していれば解ける問題がほとんどです。

しかし、最近の筆記試験の問題の傾向として初見問題がちらほらと見られるということが増えています。

そのため、これまでのようにただ暗記しているだけでは解けない・・・といったような試験になってきているといえます。

二次試験である面接試験の採点比重が増してきている

最近の公民上級の資格試験の傾向として、一次試験である筆記試験よりも、二次試験である面接試験の採点を重視しているという点があります。

これは、従来のように頭の良さを計るという指標ばかりではなく、実際に採用されたときに、

ポイント

「他の同僚とうまくやっていくことができる人材なのか?」

「上司になった時に、人として尊敬される内面を持っているか?」

というような人間性やコミュニケーション能力の高さも指標になってきているといえます。

その分、これまでのように絶対的な答えがある試験問題の比重が少なくなってきているぶん、試験対策を打ちづらくなってきているといえるのです。

職員削減のため、採用人数が削られている

最近は労働人口減少や少子高齢化に伴い、県庁や政令指定都市の税収も少なくなってきているといえます。

そのため、採用される人数を削らざるを得ない状況となってきており、採用の枠が狭くなってきています。

以前であれば正規雇用として採用されるレベルの受験者であっても、試験に落ちてしまうようになっているのです。

 

公務員上級の資格を独学で取得する方法

結論からいうと、公務員上級の資格は、非常に難しいですが独学で取得することも可能です。

そのためには、下記の理解を深めておくことが大切です。

チェック

・公務員上級の資格試験勉強法

・勉強のスケジュール

・困ったら予備校を活用する

ひとつずつ、詳しく解説していきます。

公務員上級の資格試験勉強法

公務員上級の資格試験を合格するために一番大切なことは、暗記が本質であるということです。

問題の傾向としては、過去問に載っている問題が繰り返し出題されています。

そのため、以下の3つを繰り返して勉強を進めることが最も効率的です。

ポイント

・いきなり過去問を解いてみる

・過去問の答え合わせをする

・教科書を使って周辺知識を理解しながらインプットする

教科書のインプットから始めると、あまりにも勉強量が膨大であるため挫折する可能性が高くなります。

確かに、最近の公務員上級の試験としては、初見の問題も出題されやすくはなっています。

とはいえ、問題の大部分は過去問と同じような問題が出題されていて、この基本的な設問さえ落とさなければ充分に合格を狙うこと可能です。

合格ラインとしては、教養試験が6割、専門試験が7割といわれています。

勉強のスケジュール

約1,500時間の勉強時間をクリアするためには、1日あたり4時間の勉強を丸一年し続けなければいけません。

そのため、試験勉強自体は受験の約1年前から始めなければいけないということです。

ここでは、試験を受ける6月までのスケジュールについて、解説していきます。

前年6月〜12月の間でするべきこと

公務員上級の資格試験は、暗記をするために時間を費やさなければいけません。

この時期には、教養科目と専門科目の両方をまんべんなく学ぶ必要があります。

しかし、すべての科目について均等に時間を割り振りしていてはいけません。

なぜなら、すべての科目から均等な問題数が出るわけではないですし、前提知識を持っているかどうかも勉強時間を振り分ける要因となります。

そのため、出題される傾向が強いとされている、

・憲法

・行政法

・民放

・経済原論(ミクロ・マクロ)

・数的処理

・文書理解

を中心に進めていきましょう。

数的処理は計算する必要がありますが、過去問を繰り返し解いて慣れておけば、充分に解けるレベルまで到達します。

1月〜3月の間でするべきこと

続いて、次に配点の高い科目とされているものについても学習を深めていきましょう。

・財政学

・政治学

・行政学

これらも問題数が多いため、配点上有利になるといわれている科目です。

どれも暗記すれば充分に解ける問題なので、しっかりと準備をして臨みましょう。

4月〜6月の間でするべきこと

一次試験の直前時期なので、これまで過去問を解いてきて、苦手だと思った分野を復習していきましょう。

特に教養科目に関しては、大学入試のセンター試験と内容が被ってきます。

そのため、ハイレベルな国公立大学に入ることができた人と、私立にセンター試験なしで入った人と比べれば、前提となる知識量に大きな差が出てきます。

過去問を何度も繰り返し解きながら、基本的な問題を落とさないように学習を続けていきましょう。

 

また、この時期には一次試験の難関ともいわれる論文試験についても対策を深める必要があります。

こちらについても、過去の出題を解くことである程度の事前準備を進めることが可能です。

様々なパターンの問題に触れて、どんな設問がきても問題に答えられるようにしておきましょう。

7月以降にするべきこと

一次試験が終わり、残すところもあと二次試験のみとなります。

二次試験は面接なので、面接対策に臨みましょう。

具体的には、定番である質問に対して、はっきりと自分の意見を示すことができるようになっておくことです。

実際に面接本番のように受け答えをしてみたり、録音してみて自分で聞きなおしてみたりするのも良いでしょう。

とにかく、面接に対しては慣れが最も重要となります。

何度も定番である質問に対して、繰り返し練習をし続けましょう。

困ったら予備校を活用する

独学で試験に挑戦すると、どうしても論文対策や面接対策が不十分になりがちです。

なぜなら、両方とも採点する相手がいなければ評価がしづらい試験であるためです。

また、教養試験や専門試験に関しても、独学だと自制心を強く持たなければ途中で挫折してしまう可能性も高いです。

 

そのため、もしどうしても独学での試験勉強に限界を感じたら、予備校にいくという手も考えておきましょう。

予備校に通うと、以下のようなメリットがあります。

ポイント

・先生や他の生徒がいるため、勉強せざるを得ない環境になる

・おすすめの問題集や参考書を教えてもらえるため、選ぶ時間を大幅に短縮できる

・問題の時間配分や出題傾向など、戦略や戦術を教えてもらえる

・論文や面接の対策をおこなうことができる

公務員上級の資格を取るための勉強は、どうしても長丁場の戦いになります。

資格勉強の方法は手段であり、目的は試験に合格することです。

自分自身を抑えることが難しい・・・と思う人は、独学だけの方法にこだわるのはやめてみることも大切です。

 

公務員上級の仕事内容と給料について

公務員上級の資格を取ることで就くことができる仕事内容と、平均的な給料について解説していきます。

公務員上級の資格を持つことで就ける仕事内容

公務員上級の資格を持つことで、県庁や政令指定都市の市役所で働くことができるようになります。

県庁や市役所は様々な部に分かれていて、内定した時点で下記のような部署へ配属されます。

ポイント

・総務部

・企画部

・福祉保険部

・生活環境部

・商工部

・農政部

・水産林務部

・労働部

・土木部

・建築都市部

公務員上級を持つ資格者の給料

公務員上級の資格を持つ人材は幹部候補生として採用されています。

そのため、3〜4年の間に上記で挙げたような部署を様々に異動していきます。

それに伴い、役職が年功序列でどんどんアップしていき、給料も上がっていきます。

給料はどこの県庁や市役所に務めるかによっても変わってきますが、平均としては以下のようなものとなります。

雇用場所 平均給料
都道府県 418,752円
政令指定都市 443,083円
399,144円
町村 355,293円
433,738円

 

まとめ

公務員上級の資格について、まとめていきます。

・公務員上級の資格とは?

→都道府県や政令指定都市の職員として働くために必要な資格

・公務員上級の資格試験は難しい?

→勉強時間が1,000〜1,500時間必要とされるほど難しい

・公務員上級の資格を独学で取ることはできる?

→過去問を解き込めば可能だが、論文試験や面接試験対策に予備校を活用するのも手

・公務員上級の仕事内容と給料は?

→幹部候補生として数々の部署を3〜4年スパンで移りながら、年功序列で給料がアップする

 

いかがでしたか?

あなたの描く理想のキャリアプランの参考になれば、幸いです。

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