JNAジェルネイル技能検定初級を独学で目指され、プロのネイリストになりたい人や、専門的な知識や技術を手に入れたい人も、
「ジェルネイル検定初級の試験内容ってどうなの?」
「ジェルネイル検定初級の合格率はどれくらいなの?」
「独学でジェルネイル検定初級ってとれるのかな?」
といった不安があるのではないでしょうか?
この記事ではそういった人に向けて、
・ジェルネイル検定初級の具体的な試験内容や合格率
・独学でジェルネイル検定初級を目指す流れや方法
など詳しく説明しています。
事前に知っておいて少しでも不安を解消しておきたい!!という方はぜひ参考にして下さい。
目次
JNAジェルネイル技能検定初級の試験内容
まず初めにジェルネイル検定初級の試験内容について気になるかと思いますので解説していきたいと思います。
ジェルネイル検定初級の試験では大きく分けて2つの試験に分かれます。実技試験(第1課題と第2課題)と筆記試験の2つです。
なのでこれから、
・実技試験
・筆記試験
の内容について具体的な説明をしていきます。
ジェルネイル検定初級の試験内容をしっかりと把握して実技試験や筆記試験に挑みましょう。
実技試験
実技試験の所要時間についてですが、筆記試験と比べると実技試験のほうが時間を多めに取っています。実技試験の全体の時間は合計で100分になります。
実技試験は課題が2つに分かれますので、
第1課題が35分
第2課題が60分
の所要時間になります。なお第一課題が終わったら間には5分間のインターバルが挟まれています。
※インターバルは第1課題の片付け→第2課題の準備等を行うことになります。
検定試験の初級の大まかな流れ
ジェルネイル検定試験の内容の手順について紹介します。
手順を流れに沿って説明すると、
①第1課題の所要時間は35分です。決められた手順で両手の10本の指にネイルケアを行っていきます。
【手順→①手指消毒、②ポリッシュオフ、③ファイリング、④キューティクルクリーンまで】
②第1課題が終わったら速やかに、インターバルに移ります。インターバルの所要時間は5分です。この5分間では第1題の片付けと第2題の準備を行っていきます。
※インターバルの合格基準では細かいところまで見られます。第1課題でセッティングしたテーブルやモデルさんの爪の状態などを細かくチェックされ審査基準に該当します。
第1課題の内容としては、
・両手の10本の指にネイルケア
・ネイルケア終了後、5分間のインターバル
こんな感じです。
①第2課題の所要時間は60分です。この時間内に両手の爪に10本の赤いポリッシュカラーを塗っていくことになります。
【手順→①左手5本のポリッシュカラーリング(赤)→②右手5本のジェルカラーリング(赤)→③右手中指にジェルアートを施します④最後にジェルカラーリングの赤に映えるようピーコックを施します。】
第2課題の内容としては、
・(左手5本)ポリッシュカラーリング(赤)
・(右手5本)ジェルカラーリング(赤)
・(右手中指)ジェルアート…最後にジェルカラーリングの赤に映えるようピーコックを施す
こんな感じになります。
このような流れになります。
第1課題と第2課題の内容をしっかりと把握することが大事になります。
実技試験ではこのような課題を第1課題と第2課題に分けて審査されていくことになります。練習で培ったノウハウを生かして丁寧に行います。所要時間に気を配りできるだけ速やかに施術を行うように心がけましょう。
筆記試験
筆記試験の所要時間は30分です。全部で60問の問題が出題されます。
実技試験の第2課題が終わったら15分ほどの休憩後、すぐに筆記試験になるので休憩の間になるべく筆記試験のモードに頭を切り替えるようにしましょう。
出題される試験内容は、
・ネイルに関する基礎知識
・ジェルネイルに関する基礎知識
・衛生と消毒、爪の構造、爪の病気と、ネイルケアの手順
このような内容になります。
筆記試験では、このようにジェルネイル以外の知識が要求されます。実技試験の後で少し疲れてしまいますが、休憩後30分で終了しますので開始前に深呼吸をして落ち着いて試験に挑みましょう。
JNAジェルネイル技能検定初級の合格率は?
ジェルネイル検定初級の合格率は70%と割と高めの合格率です。
ですがジェルネイル検定試験初級の合格最低点が100点満点中80点を取らなければ不合格になってしまいます。
なので一見すると合格率が70%なら簡単に受かるのではないかと思いがちですが、ジェルネイル検定試験初級の内容自体はジェルネイルの知識以外にもネイリストの専門的な知識など広範囲に問われますので難しい検定試験になります。
免除制度を利用した方も合格率70%に含まれますので数宇を見ただけで判断すると残念な結果になってしまうこともあります。
ジェルネイル検定初級の合格率が70%だからといって侮ってはいけません。
検定初級に合格できずにメンタル的にも辛い思いをし、苦い思い出にもなってしまいます。そうならないためにも合格率が高いかもしれませんがそれ以上の対策を心掛けて試験に挑んだほうが確実に突破することができます。
つまり公式のDVDやテキストでしっかりとした知識と技術を学び、ジェルネイルスクールを卒業してネイリスト検定に合格するためのノウハウを習得された方が得策ということです。
JNAジェルネイル技能検定初級は独学でも可能なのか?
ここではJNAジェルネイル検定初級を取得するにあたって、
・独学でも受かるのか
・スクールと独学との違い
・口コミ
これらについて解説していきます。
独学と講師に指導してもらうのとどちらでも合格はできる
ジェルネイル検定初級を独学で目指されている方は自己流でも検定初級に合格できるのかと不安感があると思います。
結論から言いますと独学でジェルネイル検定試験初級を目指すことは義務教育を修了している方なら誰でも可能になります。
ただし、自己流でジェルネイルが上手な人が検定初級に受かるということではないことを理解してください。どんなにジェルネイルの見栄えが良くきれいに塗ることができる人でも試験となると要求されるものが全く違うからです。
ジェルネイル検定初級の試験ではネイルケアの流れや手順、道具の使い方、仕上がりや出来栄えなどだけではないことになります。爪に関する正しい知識が使いこなせることを証明しなければならないのです。
ですのでそれら踏まえたことが前提でしたら独学は可能ということにもなります。
もちろん、それでは試験に受からないと考えて、スクールで講師に教わったりDVD教材、テキストを使って本格的に受ける方もいます。
どちらの選択肢を取っても合格を目指すことは可能になります。
スクールと独学との違い
ジェルネイル検定初級はどちらの方法を使っても目指せることはお分かり頂けたかたと思います。
では、続いてスクールと独学の違いについて説明していきます。
なぜ独学以外の違いを説明するかといいますと、スクールを活用すると良いこともあるからです。知っておいて損はないかと思います。
それと両者にはデメリットとメリットがありますので選ぶ際の判断材料にして見てください。
その両者の違いは、
・スクールの場合
デメリット → 社会に出ている方ならある程度の期間を確保することになる。本格的な勉強で忍耐力と体力を使う。
メリット → ジェルネイル検定初級に対応した本格的な知識及び技術を本番に沿ったカリキュラムで受講できる。スクールによっては学校の中で検定試験初級の実技試験を受けることが出来る。
※JNA認定校ならば初級実技試験が免除!→ JNA 認定校一覧
・独学の場合
デメリット → 試験の範囲が定まっていなかったり、本番に見合ったジェルネイルの塗り方が曖昧なので試験で実力が出せなかったり、知識不足で本番で焦ってしまう。
メリット → スクール代やDVD教材、テキストでの出費がない為、お金が節約できる。それと期間の確保は不要なので自分のペースで学習できる。
このような違いがあります。
どちらの方法を使ってもデメリットとメリットはありますのでご自身の好みで選ばれるのが良いと思われます。
あくまでも一例ですが、もしこの記事をみて独学では難しいかもと感じた方がいれば、スクールやDVD教材を使うことをおすすめします。
なぜなら、試験を確実に一発で合格する為にも、公式のDVDやテキストを購入したりジェルネイルスクールに通うなどして多少のお金と時間をかけたほうが試験に強い学習が身につくからです。
それに、スクールや教材を使うことで試験範囲を限りなく絞ることもできますし、教材には公式のものを使えば本番に近いジェルネイルの塗り方やジェルネイル以外の細かい知識を手にいれることが出来ます。
ジェルネイルスクールではプロのネイリストの講師陣が検定試験初級の流れに沿った指導をリアルに教えてくれますので本番で慌てる心配もなくなります。
独学でジェルネイル検定初級を目指すよりも公式のDVDやテキスト、スクールを活用した方が安心して試験を受けられます。プロのネイリストを目指す方ならスクール等を利用することをおすすめします。
口コミ
ここでは、2つの口コミを用意しました。
実際に独学で勉強された方の口コミやスクールや教材を使って学習された方の口コミを見て、選ぶ際の基準にして見てください。
口コミの評判ではこのような意見がありました。
・独学で勉強された方の口コミ
「独学で勉強をしてジェルネイル検定初級に受かりました。私はスクールに通ったり教材を使うことも考えていましたが、元々沢山の本も買ってありましたし、ジェルネイルも経験がありましたので何とか試験に合格することができました。
たまたま受かったと思うのですが、問題内容や実技試験は決して簡単なものではなかったことを覚えています。」
・スクールや教材を使って学習された方の口コミ
「私はジェルネイル検定初級を受講するにあたり、ジェルネイルスクールを利用しました。教材も利用したこともあり、時間とお金は使ってしまいましたが、確実にスキルアップを実感したことで試験をスムーズに進めることが出来ました。
独学もよいのですが効率さや知識、技術の充実感はフリースクールや教材を使わないと得られないものがありました。
JNAジェルネイル技能検定初級に合格するための勉強方法
ジェルネイル検定初級の試験では実技試験と筆記試験に分かれますのでそれぞれ合格するため勉強法と対策が変わってきます。なのでそれぞれについて紹介したいと思います。
筆記試験の勉強方法
まず初めに筆記試験について紹介したいと思います。筆記試験の記述方法はマークシート形式です。初級を受ける皆さんがよく苦労されるのですがジェルネイル検定初級の筆記試験ではジェルネイル以外の知識についても出題されます。
プロのネイリストとしての爪の細かい知識や器具の名前、また衛生面に関して60問の問題が広範囲に出題されます。そう考えるとジェルネイル検定試験の初級を覚えることは出題範囲が非常に広いため、筆記試験の難易度が難しいということが分かります。
そしてマークシート形式なのでそれなりに直感や消去法で答えるということもできますが、将来的にサロンで働く予定の方にとってジェルネイル検定試験の専門的な知識は確実に覚えていないと施術ができませんのでやはり暗記をせざるを得ません。
暗記方法としてはできるだけシンプルに覚えることが近道につながります。出題される問題を大きな紙に文字を大き目に書いて10問ほど箇条書きにします。その紙を常に意識できるだけ場所に貼っておくと自然と暗記することができます。
例えばトイレなどの目立つ場所に貼って毎回トイレに入る度にその紙を見て覚えることです。この方法を繰り返し行うことで60問を気づいたら覚えることができるので是非試されてください。
それと筆記試験では60問中10問はジェルネイルに関する問題になっていますので過去に検定試験で出されたものが出題されます。
この対策方法としては過去問題集をひたすら覚えることです。覚えることができればかなりの確率で10問文の得点アップが期待されます。
なのでおすすめの過去問題集を紹介したいと思います。なお、ジェルネイル検定の公式問題集に過去問はありません。この問題集はジェルネイル検定ではなくネイリスト検定のものですが出題範囲のものも入っているので活用して下さい。
こちらがその過去問題集です。→ 書籍ネイリスト技能検定試験 公式問題集sa
実技試験の対策
実技試験ではネイルを始める前の準備が間違っていたり、テーブルのセッティングをする行為も減点対象になります。
このようなところも細かくチェックされますので、事前に自宅など「ネイルを始める前の準備」や「テーブルセッティング」を想定して試験対策をすることをお勧めします。
それと第2課題の指にジェルネイルを塗っていく工程では友達や親にモデルになってもらい何度も検定試験の初級の模擬練習を行うことをおすすめします。これらの教材についてはこの後の見出しで説明します。
続いて実技試験で重要な第2課題の突破するコツや具体的な流れを紹介します。第1課題よりも審査にかかるものが大半になりますのでしっかりと覚えることをおすすめします。
第2課題のカラージェルを綺麗に塗るコツ!
次の手順を守ればジェルカラーリングの赤の乗りが良くなり爪を塗りやすくすることができます。
その内容が、
・日頃からキューティクルケアをしておく事。
・ベースジェルを綺麗に塗る。
このようなものです。
ジェルカラーリングの赤を上手に塗るコツとして、日頃の指のケアが大切です。事前に協力してもらうモデルさんに話を説明しておきましょう。また、ベースジェルの塗り方を丁寧にするだけでスッとジェルカラーリングの赤が爪に乗ってくれます。
第2課題を合格する3つのコツ!
以下の3つのコツは審査基準に該当し、評価がアップする方法となります。
その3つのコツが、
1.ムラがない仕上がり!
2.サイドやキューティクルがカタカタしていない。
3.仕上がりがツヤツヤ。
この3つになります。
上記の3つのコツを試験の開始前に意識するだけで合格率がグーンとアップします。全てを意識するのは難しいかもしれませんが確実に審査対象の基準に作用しますのでイメージ作りが大切です。
第2課題で気をつけるポイント
実技試験の第2課題では審査対象が集中しますので第2課題のポリッシュカラーリング~ジェルアートのピーコックまでの細かい流れをポイントにして説明していきます。
そのポイントになるものが、
・爪の上にネイルワイプを塗り油分除去を行う場合はしっかりと油分を除去する。(これをしないと定着が悪くなったらり爪が外れる可能性がありますので必ず行ってください。浮きの原因だったり弾きの原因にもなります。)
・基本的な爪の塗り方の手順として小指と薬指の二本を塗って硬化、中指と人差し指を二本を塗って硬化、親指の一本を塗って硬化の流れで塗る。(少し技術はいりますが5本の指を一気に塗って硬化するやり方も時間短縮になります。)
・爪を塗る場合① →カラージェルは、1度塗り目は素早く塗り、2度塗り目は大雑把に塗る。(多少色むらがあっても2度塗り目でカバーすることができるのでそこまで気を張らなくても修正が効きます。)
・爪を塗る場合② → ベースジェルやカラージェルの赤など筆にとる量に気を付ける。(取り過ぎると厚みが出てしまうのうで丁度よい量を決めてください。中心に塗っていきます。次に先端を使ってキューティクルからサイドウォールを塗っていきます。)
・爪を塗る場合③ → ベースやカラーの際、筆で塗るのが難しいならペタペタと塗っても構わない。(筆の扱いがまだ不慣れな場合はこの方法を試してみてください。)
・ピーコックを塗り始める前は筆の汚れはしっかりと落としてから塗る。(必ず行ってください。滲みの原因になります。その都度キッチンペーパーなどで汚れを拭きとると良いです)
このようなものです。
第2課題ではこのようなポイントを意識されると時間短縮や点数アップが期待できます。是非試されてみてください。
JNAジェルネイル技能検定初級のおすすめな5つのジェルネイルスクールやDVD教材とテキストの紹介
「JNAジェルネイル技能検定初級を独学で目指すならジェルネイルスクールやDVD教材、テキストを活用する」で説明したジェルネイルスクールやJNA公式のDVD教材とテキストについて紹介したいと思います。
初めにジェルネイルスクールについての説明になります。
ジェルネイルスクール
ジェルネイルスクールの1位~5位のランキングです。
その1~5位の学校が、
第1位 ヒューマンアカデミーネイルスクール
第2位 キャリエール
第3位 ネイルズユニーク
第4位 Ktwo
第5位 メイクボックス
この5つになります。
この5つは特に人気の高いジェルネイルスクールを人気順にピックアップしました。「ヒューマンアカデミーネイルスクール」では業界内トップクラスの講師陣がネイリストの育成を全力でサポートしてくれます。
ジェルネイル検定初級に係る知識や技術を徹底的にレクチャーしてくれます。
DVD教材
公式の教材なので本番の試験に近いテクニックが身につきます。
それが、
・JNAジェルネイル技能検定試験 初級テクニック講座
・ネイリスト技能検定試験1級 テクニック講座
この2つになります。
日本ネイリスト協会が推奨する公式のマニュアル教材になっています。基本的に「JNAジェルネイル技能検定試験 初級テクニック講座」で十分なのですが、「ネイリスト技能検定試験1級 テクニック講座」は、念には念を入れたい方に向けて紹介しています。
テキスト
こちらも本番に近いテクニックをテキストで身につけることができます。
オススメは
・JNAテクニカルシステム~ジェルネイル
・JNAテクニカルシステム~フットケア
・JNAテクニカルシステム ベーシック
・JNAテクニカルシステム アドバンス
このテキストになります。
こちらも日本ネイリスト協会が推奨する公式のマニュアルテキストです。基本的には「JNAテクニカルシステム~ジェルネイル」のテキストだけで十分です。それでも物足りない人向けに残りの3つのテキストも紹介しています。
確実にジェルネイル検定初級で合格する確立がアップします。
まとめ
以上がジェルネイル検定初級に関する解説、説明になります。最後にここまでの大事なポイントをまとめます。
・実技試験は第1課題と第2課題に分かれ、第2課題の後すぐに筆記試験になります。
・ジェルネイル検定初級の合格者の中には免除制度を利用された方も含まれています。
・独学でジェルネイル検定初級を目指すことは可能です。
・暗記はよく利用する場所に紙を貼って覚え、ネイリスト検定の過去問も活用して得点を上げます。
・公式のマニュアルを駆使すればスキルアップが期待できます。
もし、ジェルネイル検定初級を合格して検定資格を取得すれば中級の検定資格を受ける権利が適用されます。次は中級、そしてその次は上級の検定資格とグレードアップして自分をより高めるのって楽しみですよね。
さらにネイリストとしてのスキルアップを目指して、プロのネイリストにも近づけますし趣味を超えた特技としてジェルネイルをもっと好きになれるかもしれませんね。
少しでもこの記事があなたの参考になれば良いと思います。
最後まで読んで頂きありがとうございました。