何かとストレスが多いと言われる現代社会。心理カウンセラーとして働きたい。身近な人や自分にスキルを活かしたい。と考える方も多いのではないでしょうか。
心理カウンセラーと言っても国家資格から民間資格まで様々です。
そんな数ある心理カウンセラーの資格の中から、メンタル心理カウンセラーが気になったあなた。
「メンタル心理カウンセラーってどういうもの?」
「資格を取得するのは難しいのかな…」
「独学でも取得できる?」
と、思われていることでしょう。
結論:認定の通信講座を受講し、試験に合格すれば取得できる資格です。
「結局どういうこと?」と思われましたよね。
そこで、
この記事では、
- メンタル心理カウンセラーとは
- 通信講座(独学)について
- 難易度はどのくらい?
この3点を中心に解説していきます。
これを読んでいただければメンタル心理カウンセラーのすべてがわかりますよ。
目次
メンタル心理カウンセラーとは
メンタル心理カウンセラーは、一般財団法人日本能力開発推進協会認定の民間資格です。
教育、福祉、医療、産業界などで必要とされているカウンセリングの能力や知識を兼ね備えていることを証明してくれるものになります。
認定講座のカリキュラムを修了したのち、検定試験に合格すると資格を得ることができますよ。
メンタル心理カウンセラーの概要
まずは、メンタル心理カウンセラーの試験概要について知っておきましょう。
受験資格 | 認定の通信講座を受講し、その全カリキュラムを修了した者 |
試験日程・会場 | カリキュラム修了後に随時、在宅で受験 |
学習範囲 | ・カウンセリングに関する基礎知識 ・クライエントに関する基礎知識 ・心理学に関する基礎知識 ・精神医学の基礎知識 |
受験料 | 5,600円(税込) |
合否判定 | 得点率70%以上で合格 |
認定講座のカリキュラムを修了することで、1年中いつでも受験が可能です。また、不合格だったとしても何度でも受験し直すことが可能。
受験も在宅受験であるため、試験中もテキスト等を見ながらでOKです。
こういったことから、気軽にチャレンジしやすい資格と言えるでしょう。
メンタル心理カウンセラーの通信講座(独学)について
先ほども説明した通り、メンタル心理カウンセラーの受験をするためには、認定講座の受講が必要になります。
認定講座はこちらの「資格のキャリレ」から申し込みできます。
ここでは、この通信講座について、
- 受講期間や費用について
- 学習内容について
この2点について解説します。
受講期間や費用について
受講期間は2か月間。費用は2,6000円(税別)となっています。
どうでしょうか。
「高い!」と思われましたか??
世の中にはたくさんの資格がありますが、この金額と、この期間で取得できる資格は割と安い方だと感じた方も多いのではないでしょうか。
期間も2か月間(1日1時間の勉強でOK)と短いことから仕事や、家事育児の合間にも取得しやすい資格といえるでしょう。
プロのカウンセラーが大学の4年間で学ぶカリキュラムの中から、心理カウンセラーに必要な内容だけを凝縮している内容となっているため、効率よく勉強することができます。
学習内容について
そもそも、心理カウンセラーとは、悩みを持っている人に対して、心理学やカウンセリングの専門知識を活かして問題解決をお手伝いするスペシャリストです。
ですから、学習内容も心理学とカウンセリングが中心となっています。
具体的には、
心理学を知る |
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カウンセリングを知る |
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カウンセリングのルール |
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開業方法 |
|
このようになっています。
お金はかかるものの、心理カウンセラーとして必要最小限なことはここで全て学ぶことができます。それがこの認定講座最大のメリットと言えるでしょう。
テキストやDVDといった必要教材もすべてそろうため、講座のテキスト以外に他の教材を用意する必要もありません。
メンタル心理カウンセラーの難易度は?
ここまで見てきたように、通信講座を受講し、試験に合格すればメンタル心理カウンセラーの資格を得ることができます。
通信講座は、2か月の間に計4回の添削課題があります。それをクリアすれば修了となるため、そこまで大変なものではないでしょう。
また、試験も在宅受験であることから、テキストを見ながら試験にのぞめるため、丸暗記をする必要がありません。
得点率70%以上で合格となることからも、満点をとる必要はなく、比較的優しい試験といえるのではないでしょうか。
もちろん、勉強は必要ですが、しっかりと勉強できれば誰でも合格のチャンスがある資格と言えます。
メンタル心理カウンセラーを活かせる職業について
メンタル心理カウンセラーの資格だし、開業のことまで学ぶのだから、「心理カウンセラーとして働けるんじゃないの?」とお思いの方もいるでしょう。
しかし、このメンタル心理カウンセラーの資格だけでは心理カウンセラーになるのは厳しいと言えます。
なぜなら、心理カウンセラーとして働いている人の多くは、大学院修士課程または専門職大学院修了が必要な『臨床心理士』を取得していることが多いからです。また、2017年に国家資格の『公認心理師』もできました。
心理カウンセラーのニーズが増えることで、より専門的な知識、より上位な資格が求められていることが現状です。
もし、あなたが今何らかの仕事をされているとしたら、まずはその仕事の中でこの資格が活かされるでしょう。
どんな仕事にも人間関係は付きものです。相手や自分の心理状態を把握しながらコミュニケーションを取ることで業務や商談がスムーズにいくでしょう。働きやすい環境を作ることができるようになります。
また、同僚や家族、自分自身のメンタルヘルスケアに役立ちます。身近に悩んでいる人に今以上に寄り添ってあげることができるでしょう。
資格を取得するために得たこの知識は、活用できる場が日常生活から仕事まで多岐に渡ります。
キャリカレで
メンタル心理カウンセラーや
上級心理カウンセラーや
うつ病アドバイザーや
マインドフルネスや
ポジティブ心理学実践インストラクター等の
勉強をして感じたのは
実際にカウンセラーとして稼げなくても
自分自身の癒やしになるんだ
ということだ
講座が自分自身のためになった
— マリオみわ(生涯学習上級コーディネーター) (@ajiokafumitsu) June 14, 2020
https://twitter.com/waku_0122_waku/status/1234961509681254402
心理職として働きたいと考えている方は、この資格を皮切りにレベルの高い資格にチャレンジしていくと良いでしょう。
同じ、一般財団法人日本能力開発推進協会認定には、「上級心理カウンセラー」という資格もありますよ。
メンタル心理カウンセラーについてのまとめ
いかがでしたか。
これまでの記事をまとめます。
ま と め
- メンタル心理カウンセラーとは、民間の資格で、取得すると「JADP認定メンタル心理カウンセラー®」を名乗ることができる。
- 完全な独学では資格取得できない。認定の講座を受講する必要あり。
- 認定講座の内容や、合格基準などから、取得しやすい資格と言える。
- メンタル心理カウンセラーのみでカウンセラーになることは難しいが、日常生活から職場まで幅広い所で活かすことができる。
メンタル心理カウンセラーの取得を検討している方のお役に立てれば幸いです。