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ヤマハグレード5級の日程やレベル,合格率!自由曲のおすすめを解説

音楽講師になりたい、またはピアノ教室を開きたいという時には、まず指導者としての能力を認められる必要があります。

 

ヤマハグレード5級はヤマハの中に限らず、音楽業界で一定の指導レベルに達している証明になるので、講師を目指すなら必ずと言っていいほど取得を勧められる資格。指導者を志して、取得を検討されている方が多いのではないでしょうか。

 

「ヤマハグレード5級の試験日程や内容は?」

「ヤマハグレード5級のレベルや合格率は?」

「ヤマハグレード5級自由曲のおすすめは?」

 

このような疑問をお持ちの方へ向けて、

・ヤマハグレード5級の試験日程や試験概要

・ヤマハグレード5級のレベルや合格率

・ヤマハグレード5級おすすめの自由曲

を解説していきます。

 

後半では、試験を乗り越えるためのポイントにも触れているので、受験を考えている方はぜひ最後までご覧ください。

 

ヤマハグレード5級の試験日程や試験概要

音楽の試験で重要なのは心の余裕です。余計な緊張や焦りがあっては実力を出せません。試験を受けるにあたって、日程や試験内容をきちんと把握し余裕をもって準備しましょう。

 

まずは試験の全体像を把握するために、

・試験の詳しい日程と申し込み日

・試験概要

・当日の試験の流れ

こちらの3つを見ていきましょう。

ヤマハグレード5級の試験日程と申し込み日

ヤマハグレード5級の試験日程は各会場で異なりますが、

 

東京、大阪→月に1回~3回

地方の会場→数カ月に1回

 

の実施となっています。

 

申し込み日は試験日の1カ月前までです。受験会場の定員に達すると、期日前でも締め切りになるので、申し込みは早めに済ませましょう。

 

参考までに、2022年の2月~4月に行われるヤマハグレード5級ピアノ試験のスケジュールをご覧ください。

2022年2月 2022年3月 2022年4月
札幌 24日(日)
仙台 24日(日)
盛岡 23日(水祝)
東京(目黒) 1日(火)

27日(日)

2日(水)

20日(日)

10日(日)

22日(金)

24日(日)

高崎 22日(火)
名古屋(伏見) 23日(水祝) 16日(土)
浜松 20日(日) 24日(日)
静岡 13日(日)
大阪(なんば) 10日(木)

27日(日)

6日(日) 3日(日)

10日(日)

京都 20日(日)
金沢 17日(日)
広島 11日(金祝)
福岡(西新) 17日(日)

このように、基本は日曜日祝日で行われていますが、会場によっては平日の場合もありますので、必ず試験スケジュールを確認してください。スケジュールは半年に1度(3月と9月に)公表されます。

 

試験の1週間~10日前届く受験票には試験時間が記載されているので、そちらもよく確認しましょう。

 

ちなみに、同日に2種類以上のグレードは受験できません。エレクトーンや指導のグレードなどの試験を同時に目指している方もいらっしゃると思いますが、それぞれの試験へ向けて、一つずつ集中して準備することをおすすめします。

ヤマハグレード5級の試験概要

ヤマハグレード5級の試験概要は、以下の通りです。

受験資格 国籍、年齢、学歴などの制限なし
受験会場 受験会場を確認
受験料 9,500円(税込み10,450円)
試験内容 即興演奏、初見演奏、楽曲演奏
合格基準 100点満点中75点以上、そして各科目ごとに配点の50%以上を取る
合否発表 試験後3週間程度
追試制度 条件を満たした者のみ可能(期間は1年間)

 

概要にある通り、ヤマハグレードには追試制度が設けられています。

 

不合格者のうち、

・各科目の得点が50%以上取れている+合計点数が70点~74点

・各科目の得点が50%以上取れている+楽曲演奏で30点以上獲得

 

上記どちらかの条件を満たしている方は追試を受けることができるので、不合格だった方も自分の点数を確認しておきましょう。

ヤマハグレード5級試験当日の流れ

ヤマハグレード5級試験は、以下の流れで試験が構成されています。

試験の流れと配点 内容
予見 予見室で、10分間即興演奏の課題(a)(b)の予見をする。
即興演奏(40点) (a)予見したメロディーに伴奏を付け演奏する。テーマ演奏→変奏2つの流れで1つの曲にまとめる。
(b)予見したモチーフを発展させて小品にまとめる。
初見演奏(20点) その場で30秒間楽譜を予見し、演奏する。
楽曲演奏(40点) 課題曲1つ、自由曲3つを演奏する。
講評 試験中の演奏の評価やアドバイスなど、試験官から講評を受ける。

 

予見室では鍵盤に触れる行為、資料や筆記用具の使用は禁止されているので、とにかく集中して譜面を頭に入れましょう。

 

予見が終わったら試験室に入り、即興演奏、初見演奏、楽曲演奏の順で試験が進められます。

 

演奏がすべて終わったら最後は講評です。試験が終わって気が緩むかもしれませんが、自分の演奏についてプロがアドバイスをしてくださる貴重な時間です。意見をしっかり受け止めて今後の課題にしましょう。

 

ヤマハグレード5級のレベルは?

ヤマハグレード5級は冒頭でも申し上げた通り、指導者を目指す方が取得するレベルです。6級までは練習者としての演奏レベルを求められますが、5級からはプロとしての知識や能力を求められます。

 

 

ヤマハグレー5級以上は落とすための試験と言われているので、6級とはレベルがまるで違いますが、講師になるためには必須。ヤマハの先生なら当然持っている資格なので、指導者の中では駆け出しレベルとも言えます。

 

指導者レベルと言われると、大人や音大生くらいにならなければ取得できないイメージですが、実は小学校高学年で5級を取得するケースもあるので、年齢は関係ありません。

 

まだ子供だから早いということはないので、実力があれば受験を検討してもいいでしょう。ただ、やはり年齢に関係なく高いレベルを求められるので、お子さんの場合は落ちてもめげずに挑戦できる精神力がある子が向いているかもしれませんね。

 

ヤマハグレード5級の合格率や難易度は?

ヤマハグレード5級は指導者レベルの資格ということで、合格率や難易度が気になるところです。

 

残念ながら合格率は正式に公表されていませんが、5級以上の合格率は大体10%かそれ以下ではないかと言われています。

 

指導者やプロレベルの演奏力を求められることと、おおよその合格率を踏まえて考えると、難易度は高いと言えるでしょう。

一発では無理でしたけれどね…(汗)。3回4回と受けて、それでやっとという感じです。

受検した時の雰囲気からすると、おそらく何回か受けて、試験慣れしているような感じの人が多かったような気がしました。

引用:知恵袋

このように、一発で合格できる人はほとんどいないようですね。

 

ヤマハグレード5級~3級の合格基準は、100点満点中 75 点以上、そして各科目ごとに配点の50%以上を取ることが条件になっています。実際に合格した人でも、合格点ギリギリだったという人が多いです。

合格した人の内半分ぐらいが75点、
残りの半分が76~78点くらい
79点以上はほとんど聞かないという感じです。

今までに80点台をとったことがあるという人に2人会ったことがありますが、特別な人という印象です。

引用:知恵袋

特別な才能がある人でも満点には遠く及ばないということで、実力や才能があっても一筋縄ではいかない試験ということが分かりますね。

 

反対に不合格だった人も、あと1~2点足りなかったという方が多いので、かなり厳しくシビアに採点されているのだと思います。

 

確実に合格するために、相当な練習量が必要なのはもちろんですが、ヤマハグレード試験管レベルの講師に指導を仰ぐことも検討したほうがいいかもしれません。

 

ヤマハグレード5級おすすめの自由曲

試験概要でも解説した通りヤマハグレード5級試験は、即興演奏、初見演奏、楽曲演奏の3構成になっています。

 

この中の楽曲演奏では、課題曲1つと自由曲3つを自分で選び演奏しますが、自由曲と言われると何を選べばよいか迷ってしまう方もいるでしょう。

 

選曲のポイントとして、

・異なる時代、作曲家から選ぶ

・楽曲の曲想やテンポの違いを意識して選ぶ

・自信のある曲、ノーミスで弾ける曲を選ぶ

この3点を意識して選びましょう。

 

参考までに、おすすめの楽曲を何曲か紹介します。

時代 作曲家 楽曲
バロック J. S. バッハ インベンション
バロック J. S. バッハ フランス組曲
バロック F. J. ハイドン ピアノソナタ
古典派 L. v. ベートーヴェン ピアノソナタ
古典派 W. A. モーツァルト ピアノソナタ
ロマン派 R. シューマン 8 つのノヴェレッテ
ロマン派 F. F. ショパン プレリュード
ロマン派 P. I. チャイコフスキー 舟歌
近現代 C. ドビュッシー 2 つのアラベスク
近現代 C. ドビュッシー 月の光

もちろん上記以外から選んでも全く問題ありません。

 

ヤマハグレード5級の試験要項の中では、以下の組み合わせが例として挙げられているので選曲の参考にしてみてください。

例1

・J. S. バッハ:フランス組曲第 5 番 BWV816 より アルマンド
・ベートーヴェン:ピアノソナタ第 5 番ハ短調 op.10-1 より 第 1 楽章
・グリーグ:抒情小品集第 3 巻より 愛の歌 op.43-5

例2

・R. シューマン:8 つのノヴェレッテ op.21 より 第 1 番ヘ長調
・W. A. モーツァルト:ピアノソナタ第 10 番 K.330 ハ長調より 第 1 楽章
・C. ドビュッシー:2 つのアラベスクより 第 1 番ホ長調

引用:ヤマハ音楽能力検定(ピアノ演奏グレード5・4・3級)要項

 

5級の試験で重視されるのは、楽曲の時代背景や曲の特徴を理解し、とにかく正確に弾けることです。

 

難しい曲も弾けるというアピールは4級以上から見られるので、5級では無理に難しい曲を選ぶ必要はないでしょう。

 

自由曲は3曲選びますが、曲目と曲数は試験官から指示があるため全て演奏するとは限りません。どの曲が当たってもいいように、3曲とも自信をもって弾ける曲を選んでください。

 

ヤマハグレード5級の課題曲について

楽曲演奏で弾く課題曲についてですが、2023年3月までは、ヤマハから出版されている楽譜「ピアノメトード」から選びます。

 

ピアノメトード オリジナル編 5級 Vol.1 [改訂版]

引用:ヤマハの楽譜出版

販売価格 900円(税込990円)

 

ピアノメトード オリジナル編 5級 Vol.2 [改訂版]

引用:ヤマハの楽譜出版

販売価格 900円(税込990円)

 

ピアノメトード オリジナル編 5級 Vol.3

引用:ヤマハの楽譜出版

販売価格 900円(税込990円)

 

2024年4月からは、新課題曲として以下の楽曲に変更されます。

楽曲 作曲者
パーティーへ向かう馬車 黒田 千香子
ひつじ雲 岡田 ひなた
早春 野路 知子
舞曲 原田 靖子
ユメミザクラの木の下で 紀山 恵理
気分はボサノバ 中嶋 彩晴

引用:ヤマハ音楽振興会

2022年4月~2023年3月の1年間は移行期間ということで、新旧どちらからでも選択可能ですが、2023年4月からは完全に新課題曲に変更されます。

 

ヤマハのサイトに載っている試験案内ページから試験要項を確認できますので、試験に申し込む前には必ず課題曲のチェックしてください。

 

課題曲も自由曲と同じく、自分が弾きこんでいて演奏に自信のあるものを選ぶようにしましょう。

 

即興演奏と初見演奏を乗り越えるためには?

楽曲演奏は事前に準備した曲を弾く試験ですが、即興演奏と初見演奏は試験当日に楽譜を見てその場で演奏することになります。

 

即興力や初見力が必要なこの試験を乗り越えるためには、

・とにかく何度も練習して慣れること

・演奏を楽しむこと

・演奏の途中で止まらないこと

この3つが特に重要です。

 

ヤマハグレード5級には、即興演奏課題の楽譜初見演奏集があるので、そちらを活用してたくさん練習しましょう。

 

ピアノ演奏グレード 5級 即興演奏課題50曲集

引用:ヤマハの楽譜出版

販売価格 840円(税込924円)

 

ピアノ演奏グレード5級 初見演奏集成

引用:ヤマハの楽譜出版

販売価格 1500円(税込1650円)

 

特に即興演奏は、アレンジ能力が問われる難しい科目のため苦手な方が多いと思います。イメージがわかない方は、以下の動画を参考にしてみてください。

即興(a)

 

即興(b)

与えられたメロディーやモチーフから、ここまで発展するのは大変そうに見えますが、練習を積んで慣れればできるようになります。

 

試験全体にも言えることですが、本番では楽しむことを忘れないでください。切羽詰まった状態で弾くと聴いている人に伝わります。落ちる人と受かる人の差は「本番で楽しめるか否か」とも言われているので、意外と大切な要素ですね。

 

それから試験中は、演奏の途中で止まったらアウトだと思ってください。試験で緊張してしまうのは仕方のないことですが、緊張してミスをすることはプロには許されないので、必ず最後まで弾きましょう。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。この記事では、ヤマハグレード5級の日程をはじめとした試験概要、合格率や自由曲のおすすめなどを詳しく解説してきました。

まとめると、

・ヤマハグレード5級の試験日程は月に2~3回、地方では数カ月に1回

・ヤマハグレード5級の合格率は10%かそれ以下と言われている

・ヤマハグレード5級の自由曲は時代や曲想の違いを意識した選曲をする

・たくさん練習を積んで本番ではとにかく楽しむことを忘れない

ということになります。

 

指導者として認められるには高い壁がありますが、講師たちはみんな乗り越えてきた道です。

 

ヤマハグレード5級は多くの人が数回落ちている試験なので、失敗してもめげずに何度でもチャレンジする気持ちで頑張ってみてください。

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