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ビジネス実務法務検定3級の難易度、勉強時間は?独学可能?

「個人情報保護法」や「働き方改革関連法」などビジネスシーンでも法律知識が必要となってきている中、あらゆる職種で必要とされている法律知識を習得することができる「ビジネス実務法務検定試験」は注目の資格試験です。

ビジネス実務法務検定3級は基礎編と言われ、法律になじみのない方がチャレンジしやすい検定試験です。

基礎編とは言え、「法律」は難しいイメージがあるので

「ビジネス実務法務検定3級って難易度低いって聞くけど本当?」

「どのくらいの勉強時間があればいいのかな?」

「法律なんて勉強したことがないから独学は無理?」

などの疑問を持っている方は多いと思います。

 

ここではビジネス実務法務検定3級について

  • 試験概要
  • 難易度
  • 勉強時間
  • 勉強方法

を解説していきます。

 

ビジネス実務法務検定3級とは

ビジネス実務法務検定試験は、ビジネスで必要となる基礎的な法律知識を身につけることを目的とした検定です。

レベルは1級から3級があり、3級はビジネス上で最低限知っているべき法律実務の基礎知識を問われる入門者レベルで、ビジネス活動で日常的に起きる法律実務の基礎的な問題を取り扱います。

問題は民法を中心に会社法、商法、労働法、知的財産法などから出題されます。

法務部門だけでなく営業や人事部門、総務部門などあらゆる職種で最低限知っているべき法律知識を問う検定試験ということで、入社数年以内や一定以上の役職社員にビジネス実務法務検定3級取得を必須とする企業もあります。

 

3級に合格すると「ビジネス法務リーダー」(The Japan Business Law Examination, Grade 3)の称号が付与され、名刺などに記載することができます。

 

ビジネス実務法務検定3級の試験概要

ビジネス実務法務検定3級は、2021年度からインターネット経由での試験(IBT方式)に変わりました。

受験者がパソコンを準備してインターネット経由で試験を受ける形式で、使用機器と受験環境の要件を満たしていれば自宅や会社などから自分の都合のよい日時を選んで受験することができます。
使用機器と受験環境の要件は、東京商工会議所検定試験情報で確認できます。

経過措置として、使用機器や受験環境の用意が難しい場合は2021〜2023年度に限りCBT方式(試験会場でコンピュータを利用する方式)で受験することができます。詳しくはこちらから。

 

ビジネス実務法務検定3級の試験概要は以下の通りです。

試験日 年2回(2021年度の試験期間は、6月1日〜7月9日と10月14日〜11月8日)
受験料 5,500円
受験資格 試験当日に日本国内に居住していること
試験時間 90分
試験方式 多肢選択式
合格基準 100点満点中70点以上
出題範囲 ・ビジネス実務法務の法体系
・企業取引の法務 債権の管理と回収
・企業財産の管理と法律
・企業活動に関する法規制
・企業と会社のしくみ
・企業と従業員の関係
・ビジネスに関連する家族法

 

ビジネス実務法務検定3級の難易度

ビジネス実務法務検定3級は法務入門者向けで、ここ数年の合格率は

年度 合格率
2018 79.3%
2019 75.1%
2020 75.7%

となっています。平均すると80%前後と高い合格率ですから難易度は低いと言えます。

合格者からは「思ったよりも簡単だった」という感想が出ています。

 

資格取ろうか悩んでる人
3級の難易度が低いなら、一気に2級を受けようかな?
ビジネス実務法務検定は2級の合格率が40%台、1級の合格率が10%台で、級ごとの難易度に大きな差がありますよ。
資格の専門家

2級は「企業活動の実務経験があり、弁護士などの外部専門家に対する相談といった一定の対応ができる」レベルで受験者の半数以上が不合格になっています。受験者のおよそ8割が合格している3級とはかなりの差があります。

3級で問われる「ビジネス上で最低限知っているべき法律実務の基礎知識」が備わっている方であればすぐに2級を受検してもいいかもしれません。しかし、法務知識ゼロから始めようとする方は3級で基礎を固めてから2級を受験をするほうが結果として効率がいいです。

 

ビジネス実務法務検定3級は独学可能?

ビジネス実務法務検定3級は難易度が低く、独学は可能です。

実際に多くの方が独学で合格しています。

市販の教材(中央経済社 東京商工会議所編のテキストと過去問題集)を使用して独学で、3級と2級に合格しました。

引用:知恵袋

法律用語は日常的に使うものではないので、勉勉を始めると法律用語や独特の文体でつまづくかもしれません。

しかし、テキストは繰り返し読んでいくことで理解していけるようです。

 

ビジネス実務法務検定3級の勉強方法

ここではビジネス実務法務検定3級の勉強方法について

  • 勉強時間
  • 勉強の進め方
  • 公式テキストと問題集
  • IBT方式対策

を紹介します。

 

勉強時間

ビジネス実務法務検定3級に合格するために必要な勉強時間は40〜60時間と言われています。1日に1〜2時間勉強するとしてだいたい2ヶ月ほどかかる計算です。

ただ、法律に馴染みがない人には法律用語は難しくて理解するのに時間がかかってしまうので、人によっては上記の時間以上必要かもしれません。
余裕のある計画を立てましょう。

 

勉強の進め方

合格者のブログを見てみると「問題集を最低3回は解く」という方法がよく挙げられていました。

まずはテキストで勉強します。
法律になじみのない方でも繰り返しテキストを読むことで理解できるようになるので、諦めずにがんばりましょう。

次に問題集を繰り返し解きます。

  • 1回目は、間違った問題や解けなかった問題の解説を読んで理解する
  • 2回目で間違えた問題は苦手なポイント、ここでもう一度理解する
  • 3回目以降は前回間違えた問題のみ解いて苦手なポイントをを減らしていく

 

テキストも問題集も繰り返す勉強することで必ずあなたの力になります。

 

公式テキストと問題集

勉強に使うのは、東京商工会議所が出版している公式テキストと公式問題集がおすすめです。

 

ビジネス実務法務検定試験3級公式テキスト 2021年度版
価格:3,030円

引用:Amazon

ビジネス実務法務検定試験3級公式問題集 2021年度版
価格:2,640円

引用:Amazon

 

おすすめする理由は2つあります。

検定試験を実施団体が出版している


ビジネス実務法務検定3級の出題範囲には、「3級公式テキストの基礎知識と、それを理解した上での応用力を問います。」と書かれています。基礎知識とされているもので勉強するのがベストでしょう。

公式問題集は過去問2回分と模擬問題1回分で構成されています。模擬試験で出題傾向をつかむことができます。

ビジネス実務法務検定2級の問題集と3級のテキストがリンクしている


2級の公式問題集の解説に「3級公式テキスト○ページ参照すること」という記載が出てきます。
将来2級の受験を考えているのであれば、3級の公式テキストが2級の勉強でも役立ちます。

 

IBT方式対策

ビジネス実務法務検定3級は2021年度からインターネット経由での試験(IBT方式)に変わりました。

IBT方式で変更になった点で得点に影響が出そうなものとして

  • 問題形式が変わり、穴埋め問題がなくなった
  • メモをすることができなくなった

の2点が挙げられます。

この2点の対策を解説します。

穴埋め問題の勉強は解説を読んで理解する

これまでの試験とIBT方式の出題形式の違いは以下のようになっています。

マークシート方式(これまでの方式) IBT方式
出題形式 ○X問題  30問(各1点)
4択問題  15問(各2点)
穴埋め問題 40問(各1点)
2択問題 30問(各2点)
4択問題 20問(各2点)

IBT方式では、これまで点数を稼ぎやすかった法律用語の穴埋め問題がなくなりました。

問題集の穴埋め問題は問題を解くというよりは解説を読んで理解するように勉強しましょう。

メモをせずに問題を解く練習をする

IBT方式での受験の際は机上にはパソコン以外は置けません。つまり、IBT方式ではメモを書きながら問題を解くことができません

多肢選択問題には「1〜4の文章で正しいものの組み合わせはどれか」といった問題があり、4つの文章の正誤を覚えていなくてはなりません。

また、相続に関する問題では家族構成図を書くと問題を解きやすくなります。

 

これまでの試験では、上記のような問題では問題用紙にメモできましたが、IBT方式の試験では全て頭の中で行わなくてはいけません。メモをせずに問題を解く練習はIBT方式の受験対策として重要です。

 

まとめ

ビジネス実務法務検定3級についてまとめると

  • ビジネス実務法務検定3級は法務入門者向けで難易度は低い
  • ビジネス実務法務検定3級は独学可能
  • ビジネス実務法務検定3級の合格に必要な勉強時間は40〜60時間
  • 公式テキストと公式問題集での勉強がおすすめ
  • IBT方式受験対策としてメモを取らずに問題を解く練習をする

となります。

法律と聞くと難しいイメージが先行してしまいますが、ビジネス実務法務検定はビジネスシーンに関係する事柄が対象です。特に3級は身近な業務に関係している法律が中心となっています。

ビジネススキルの一つとしてビジネス実務法務検定3級へのチャレンジを考えてみてはいかがでしょう。

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