コスメに関するプロになるための資格である化粧品検定。
化粧品検定の正式名は「日本化粧品検定」であり化粧品の基礎知識や歴史、化粧品に含まれる成分の効果・効能の他に、法律に関する知識などが求められます。
将来は化粧品関係の仕事に就きたいと考えている人は化粧品検定の資格を取るか悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
しかし化粧品検定1級の受験にあたって
「難易度はどのくらいかな?」
「必要な勉強時間は」
「対策法やテキストが知りたい」
といった悩みや疑問もあると思います。
そのような悩みや疑問を解決するために、この記事では
・化粧品検定1級の難易度はどのくらいか
・化粧品検定1級に必要な勉強時間とは
・化粧品検定1級の対策法とテキストとは
について詳しく説明していきます。
化粧品検定1級の難易度はどのくらいか
結論から言うと化粧品検定1級の難易度はあまり高くないと言われています。
なぜなら合格率は72.1%(2020年)と高く、テキストで十分に対策しておけば独学でも合格できる知識を得ることができるでしょう。
1級は72.1%、2級は73.2%となっております。(※第16回日本化粧品検定の実績)
引用:公式サイト
https://twitter.com/nh8231/status/1457674563412627459?s=20
化粧品検定1級の受験資格には学歴や年齢といった制限はなく、化粧品に関心のある方なら誰でも受験可能になっています。
受験資格 | 年れい・性別不問。化粧品に関心のある方なら誰でも受験可能。 |
試験方法 | マークシート方式(60問) |
試験時間 | 60分 |
合格基準 | 正答率 70%前後 |
また、試験方法は60問のマークシート方式になっており試験時間は60分です。
正答率は70%なので42問以上の正答で合格することができます。ですので、公式テキストと公式の問題集を繰り返し学習していけば合格することは可能でしょう。
化粧品検定1級の取得レベルでは「化粧品の成分からどんな効果が期待できるかを読み解く力がつき、化学的根拠をもとに正しい活用方法を提案できるようになる」と言われています。
なので、化粧品の知識を学びヘアセットの仕方はもちろんのこと、個人にあった体質や個性に合わせたメイクを行うことでキャリアを上げることができ仕事の幅を広げることができる他、化粧品検定によって得た科学的な根拠に基づいて商品を提案したり提供することができるのでサービス向上に役立ちます。
そして化粧品検定1級を取得すれば、その上の資格である「コスメコンシェルジュ」まで目指しましょう。
コスメコンシェルジュは化粧品検定1級を合格し日本化粧品検定協会へ入会し、規定の認定プログラムを修了することで取る事の出来る資格で、「あらゆる肌悩みに対して最適な化粧品を選び出せるプロフェッショナル」となっています。
言い換えると化学的知識に基づいて化粧品の特徴を十分に理解した化粧品選びのスペシャリストになります。
そのため美容関係の仕事において化粧品検定1級よりも幅広く活用できキャリアアップに活かせるでしょう。
ただ、資格受験初心者でいきなり1級を受けるのも不安という人もいるかと思います。そういった方は、まず3級を受けてみるのも良いでしょう。
化粧品検定3級の場合は化粧品や美容に関する基礎知識について、洗顔の基本・クレンジングの基本・日焼け止めの基本などの内容から出題されます。
化粧品検定1級・2級は5月と11月の年2回の受験するチャンスがありますが、3級の場合はインターネットからいつでも何度でも無料で受験できるので今の知識レベルを確認する上でもチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
いつでも何度でも受験できる!日本化粧品検定3級にチャレンジ
引用:公式サイト
化粧品検定1級に必要な勉強時間とは
結論から言うと独学の場合、美容に関する基礎知識がない方で2~3ヶ月くらい、美容の基礎知識がある方で1~1.5ヶ月くらい必要だと言われています。
なぜなら難易度が低いとはいえ出題範囲が広く覚える量が多いため、数日の徹夜勉強でクリアできるものではないからです。
毎日コツコツと勉強して確実に知識を吸収するのが合格への第一歩ですので、少しづつ頑張りましょう。
確かにいきなり1級から挑むのは不安ですよね。
ですが、大丈夫です。
先程も説明したように、化粧品検定1級の合格率は70%ほどで難易度も高くないので、化粧品検定を1級から受けて合格してる人も多いです。
https://twitter.com/yomi_fro2/status/1209145634151915522
https://twitter.com/yukino_okuhara/status/1343887219845550080?s=20
化粧品検定1級の対策法とテキストとは
化粧品検定1級の試験範囲は以下の通りです。
試験範囲
化粧品を知る | 化粧品の歴史 |
化粧品科学 | (化粧品原料と基礎知識) ・化粧品の原料について ・スキンケア化粧品 ・男性肌の特徴 ・毛髪と頭皮の構造と機能 ・口腔と歯の構造 ・サプリメントの基礎知識など |
法律や規則 | (化粧品に関するルール) ・化粧品と薬事法(医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律) ・化粧品の広告やPRのための表示ルール ・化粧品の全成分表示 ・化粧品の安全性を守るためのルール ・化粧品と肌トラブル ・化粧品の官能評価など |
化粧品検定1級の試験範囲として化粧品の歴史から始まり、化粧品原料と基礎知識、化粧品に関する法律まで幅広いものになっています。
対策法として美容の歴史などの暗記系が多いので、通勤時間や休憩時間などを有効に利用し少しづつ覚えるのが重要になります。
そして公式テキストで知識を身に付けた後に、問題集と模擬試験を解き間違えたところをテキストで復習していきましょう。
では化粧品検定1級の対策テキストをいくつか紹介します。
日本化粧品検定1級対策テキスト
引用:公式サイト
このテキストは日本化粧品検定1級受験対策用の公式テキストであり、化粧品の成分を中心に歴史、処方、香り、ネイル、口腔、サプリメント、法律などの分野を幅広く学習できるようになっています。
まずはこのテキストを活用して必要な知識を覚えていきましょう。
日本化粧品検定 1級対策問題集 改訂新版
引用:公式サイト
この問題集は日本化粧品検定1級受験対策用の公式のテキストであり、試験と同じ4択式問題になっています。
また、詳しい解説が付いており模擬試験もある他、重要な成分や構造の暗記がしやすいように要点チェックシートが付いているので、復習することで試験対策ができるようになっています。
対策テキストの該当するところと合わせて学習することで効率よく理解することができるでしょう。
コスメに興味のある方に是非オススメしたいのが日本化粧品検定協会のテキストです…表紙こそ教科書風ですがわかりやすくコスメの仕組みや目的が解説されメチャ面白いです…まずこれを読んでから進めばお金も節約できて効果も得られたなと…。amazonでも買えるので是非ともオススメしたい本です。 pic.twitter.com/XVkjj2G3H4
— さやぶ〜宅コス連投100日作戦終了❤️〜 (@sayabu__) January 3, 2019
このように公式テキストは分かりやすいと評判なのでぜひ購入したいものですね。
テキストをしっかり、勉強すれば合格する確率は高いですが ひねった質問もありますので、過去問題集勉強すれば傾向と対策ができると思います。
引用:知恵袋
以上の参考書やテキストを活用しながら合格を目指して頑張りましょう。
まとめ
今回は化粧品検定1級を取得するために必要な内容を詳しく説明してきました。
まとめると
・化粧品検定1級の難易度はあまり高くない
・化粧品検定1級に必要な勉強時間は基礎知識がないと2・3ヶ月、知識があると1.5ヶ月くらい必要
・化粧品検定1級の対策法は公式テキストと問題集を繰り返し学習する
となります。
美容業界に興味があったり、スキルアップを目指しているのであれば化粧品検定1級の資格を取ってみてはいかかがでしょうか。