動物の美容師ともいわれるトリマー。
トリマーを直訳するとトリミングを行う人という意味で、主に犬や猫の爪・被毛のカットや必要のない部分の除去など、動物の手入れを行います。
そんなトリマーになるために、トリマー2級の資格を取りたいと思っている人もいるのではないでしょうか。
しかしトリマー2級の受験にあたって
「難易度はどれくらいかな?」
「トリマー1級との違いは何だろう」
「独学でも大丈夫かな」
といった悩みや疑問もあると思います。
そのような悩みや疑問を解決するために、この記事では
・トリマー2級の難易度はどのくらいか
・トリマー2級と1級の違いとは
・トリマー2級は独学でも取れるのか
について詳しく説明していきます。
トリマー2級の難易度はどのくらいか
トリマー2級の難易度は低い方だと言われています。
なぜなら合格率は公表されていないものの、トリマー2級はトリマー資格の中でも基本となることから初心者から学習しても合格できる可能性があるからです。
https://twitter.com/chihiro7920/status/1265292879460614145?s=20
なんと、勉強していたトリマー2級の検定試験にギリギリながらも合格したよ✨途中、仕事が忙しくて難しいかなーと思ったこともあったけど、なんとか。お世話になっている動物病院のトリマーさんに色々教えてもらいながら、これからも勉強していこう。
— ☘️あん☘️ (@kFYdv8own75EzzN) September 11, 2020
トリマー2級の受験資格は協会指定のカリキュラムを修了した者だけであり、学歴や年齢といったものに制限はありません。
また通信講座でも受講することができ、認定試験を受ける際は在宅でも可能となっています。
受験資格 | 協会指定のカリキュラムを修了した者のみ |
筆記試験の内容 | ペット美容学、ペット社会学(アニマルセラピー・ペットロス) |
実技試験の内容 | プードルのラムクリップまたは小型長毛犬のカット |
受検場所 | 在宅OK |
また、試験方法は筆記試験と実技試験があります。
筆記試験ではペット美容学、ペット社会学の内容が出題され、実務試験では「プードルのラムクリップまたは小型長毛犬のカット」があります。
どちらも事前に学習していれば、難しくない問題となっています。
トリマー2級の資格取得レベルでは「ペット美容サロンにおけるグルーミングサービス業務をこなすことのできる技術者」となっています。
資格を取得すればペットサロンの他に動物病院や動物飼育の職場でペットの健康維持のためのグルーミングにも役立ちます。
トリマー2級と1級の違いとは
確かに同じトリマーの資格である、トリマー2級とトリマー1級の違いは何があるのでしょうか。
結論は与えられる役割が違います。
トリマー2級ではペット美容サロンの技術者という役割まででしたが、トリマー1級になるとトリミングサロンにおいて指導的な役割まで増えトリマーのリーダー的な立場を任せられるようになります。
そして指導的な役割とはトリミング技術が優れているだけに留まらず、ペット社会学や動物看護学、ペット経営学などのビジネスの知識までも必要になります。
そのため経営者としての指導力も求められることになります。
トリマー1級の受験資格はトリマー2級を保有していることだけなので、実務経験なども必要ありません。そして、試験内容はトリマー2級と同様に筆記試験と実技試験の2つで、受験場所も自宅で可能です。
また、難易度もトリマー2級よりも高くなったとはいえ、トリマー1級のカリキュラムを通信講座で受講した場合は約10ヶ月の学習で資格を取れると言われています。
トリマー1級のカリキュラムは
・動物看護学
・ペット経営学
・ペット社会学
・犬種標準学
となっています。
2級と比べて学習する範囲が多いですが、通信講座などのカリキュラムをしっかり学習すれば問題ありません。
そしてトリマー1級の実技試験は「プードルのコンチネンタルクリップ・プードルのベドリントンカット・プードルのテディベアカット」の中から1種を選択し、カットを行います。
実技試験もカットの種類が指定されるので、より専門的な技術が必要になります。
トリマー2級は独学でも取れるのか
トリマー2級は独学でも取れるのでしょうか。
結論から言うとトリマー2級は独学では取得不可です。
なぜなら先程も説明したように、トリマー2級の受験資格が「日本ペット技能検定協会の指定するカリキュラムを修了した者のみ」となっているため、通信講座や専門学校で受講することが必須になります。
なので、参考書などを使った独学では受験することができません。
ヒューマンアカデミーの「たのまな」通信講座なら日本ペット技能検定協会(JPLA)が認定しており、自宅に居ながら資格を取ることができます。
たのまなでトリマー2級を受ける際の講座費用と学習期間は以下の通りです。
講座費用 | 99,000円〜 |
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学習期間 | 約7か月 |
費用は約10万円程かかってしまいますが、ペットスクールなどに入学した場合、120万円程の費用が掛かってしまうので、なるべく費用を抑えたいと思っている人には通信講座がオススメです。
週3回1日2時間あれば、約7ヶ月で学べる内容になっています。
引用:たのまな
そして、上記のように週3回1日2時間の勉強で約7ヶ月でトリマー2級の資格を取得できる他、1日あたりの学習時間を増やすことで、標準学習期間の半分程度でも取得が可能です。
また、ヒューマンアカデミーの「たのまな」通信講座なら実技研修制度があります。
希望者には、協会認定の全国のトリミング研修所にて、教室での実技実習ではなく、実際に営業している美容院やペットショップで、現役トリマーさんから教わることができます。本番の仕事と同等の内容で研修を受けられるので、即戦力としての実力を身につけることが可能です。マンツーマンで、それぞれのご要望に合せたカリキュラムで行うため、多くの受講生がこの研修システムを活用しています。
引用:たのまな
このように実技で研修ができる通信講座であれば自身をもって資格取得できると思います。
とはいってもトリマーとしての技術を上げるためには動物とふれあう機会を増やし、経験を積まなければなりません。そのために
・自分の犬や知り合いのに頼んで実践する
・ボランティアに参加する
・講習会やしつけ教室に参加する
ことが重要になります。
もし自分で犬を飼っているのであればカットなどの練習をしましょう。また犬の種類などによって毛質や体格が異なることから知り合いにお願いして、なるべく多くの経験をすることが必要になります。
他にも、動物保護団体などでは全国各地でペットのボランティア活動を行っています。
https://twitter.com/20190915usausa/status/1455327080724402176
このようなボランティアに参加することで多くの動物と直接ふれあうことができ、動物の扱い方を学ぶことでカットするときなどで役に立つでしょう。もしカットしているときに動物が動いた場合に皮膚を傷つけたり、台から落としてしまう可能性があるので、扱い方はとても重要になります。
また、ペットショップやトリミングサロンでは飼い主さんを相手に講習会やしつけ教室をすることがあります。
https://twitter.com/yZYn3137Na2CuCX/status/1228991386512285696
そこでも、動物に触れて実際に動物の手入れを経験することができるので、そのような情報があるか常にチェックし積極的に参加することをオススメします。
以上のように通信講座の学習とあわせて自分でも行動していき、より多くの経験と知識を身に付けて資格を取得し、就職に有利になるように自分の付加価値を高めていきましょう。
まとめ
今回はトリマー2級を取得するために必要な内容を詳しく説明してきました。
まとめると
・トリマー2級の難易度は基本的な資格になるため低い
・トリマー2級と1級の違いは与えられる役割が違う
・トリマー2級は通信講座で取得可能
となります。
動物が好きでトリマーの仕事に興味があると思っているなら、トリマー2級の資格を取ってみてはいかがでしょうか。