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技術

第二種電気工事士の合格率は?独学でも取れる?勉強方法や過去問等

第二種電気工事士は、住宅などの建物の電気工事やビルのメンテナンスといった、人々の生活に身近な施設にかかわる仕事です。

経済産業省が定める国家資格となっています。

 

「第二種電気工事士の合格率はどのくらいなの?」

「第二種電気工事士は独学でもなれるの?」

「第二種電気工事士資格合格のための勉強法は?」

といった疑問をお持ちの方もいるのではないでしょうか。

 

今回は、

・第二種電気工事士の合格率

・第二種電気工事士は独学で合格できるのか

・第二種電気工事士の勉強法について

 

上記について詳しく解説していきます。

 

第二種電気工事士とは

第二種電気工事士は、電気工事を行う際に必要な資格であり、経済産業省が定める国家資格です。

 

戸建ての家や小規模店舗などで、低圧(600ボルト以下)の電気工事をする際に必要な資格です。

具体的な仕事内容としては、建物内の配線や照明、コンセント、エアコンなどの設置工事などが挙げられます。

 

第二種電気工事士の試験概要

第二種電気工事士の試験は、筆記と技能ともに年2回実施されます。

47都道府県に試験会場が設けられており、申し込み時に希望の試験地を選ぶことができます。

 

第二種電気工事士の試験概要を、筆記試験と技能試験別にまとめて、表にしました。

【試験概要】

筆記試験 技能試験
問題数 50問 1問

※13問の候補問題の中から出題

配点 1問2点
試験時間 2時間 40分
問題形式 マークシート方式:4択問題 工具を用いての実技試験
合格判定基準 100点満点中60点 欠陥なく制限時間内に完成させること

 

筆記試験は暗記問題と計算問題があります。

出題の割合は、暗記試験:計算問題=8:2なので、暗記問題から勉強していくとよいでしょう。

試験時間は2時間ですが、多くの受験者は1時間程度で解き終えるようです。試験問題を解き終えた後も、見直しや解きなおしなど時間を有効に使うことで合格に近づきます。

 

技能試験の候補問題は、毎年1月頃に公表されます。13問の候補問題が公表され、その中から1題出題されます

試験の日程や開催場所によって出題問題が違ってくるので、公表された13問の候補問題すべてを満遍なく取り組んでおくことが大切となります。

 

また、技能試験の試験時間は40分に設定されています。毎年、試験時間内に終わらなかったという受験者も多いので、制限時間内に終わるように臨む必要があります。制限時間を意識した練習を行っておくとよいでしょう。

 

第二種電気工事士の合格率

上記にて、第二種電気工事士の試験は筆記試験と技能試験があると説明しました。

 

ここから、

・第二種電気工事士の筆記試験の合格率

・第二種電気工事士の技能試験の合格率

上記のそれぞれの合格率について解説します。

第二種電気工事士の筆記試験の合格率

第二種電気工事士の筆記試験の合格率は、約60%です。

 

筆記試験の合格率の推移を表にまとめました。

【筆記試験の合格率】

平和30年度 令和元年 令和2年度
受験者数 123,279 122,266 104,883(※)
合格率 55.4% 65.9% 62.1%

※令和2年度は新型コロナウイルス感染症感染拡大防止のため、上期の筆記試験が中止となっています。

 

第二種電気工事士の技能試験の合格率

続いて、技能試験の合格率についてです。

第二種電気工事士の技術試験の合格率は、約70%です。

 

【技術試験の合格率】

平和30年度 令和元年度 令和2年度
受験者数 95,398 100,379 72,997
合格率 67.5% 65.3% 72.4%

 

第二種電気工事士の試験内容は基本的な知識を問うものになっているため、比較的合格率が高くなっています。

 

第二種電気工事士は独学で合格できるのか

比較的合格率が高いとされる第二種電気工事士の資格ですが、独学は可能なのでしょうか。

結論から言うと、独学は可能です。

 

独学の場合の勉強時間の目安としては、おおよそ150~200時間が必要とされています。

 

この150~200時間というのは、筆記試験と技能試験の勉強時間を合計したものになります。

期間で言うと、3~6か月を勉強に費やすことができれば、電気工事が未経験の方でも合格を目指せます。

 

 

 

第二種電気工事士の勉強法について

では、独学で合格するためにはどのような勉強をしたらよいのでしょうか。

 

・テキストや過去問を繰り返し解く

・講習、通信講座に参加する

 

上記2点について、これから詳しく説明します。

テキストや過去問を繰り返し解く

試験勉強の際におすすめなテキストや過去問題集を紹介します。

 

1.2021年版 ぜんぶ絵で見て覚える第2種電気工事士筆記試験すい~っと合格

参考:Amazon

価格:2,090円

 

使いやすく分かりやすいテキストを目指し、近年の試験の出題傾向に合わせて本の内容をさらに充実させています。

また、掲載されている過去問の洗い直しを行い、少ない学習時間で最大の効果が出せるような一冊になっています。

「電気に疎い私でも、これでなら挑戦できそう」「最後まで学習意欲が続いて合格できた」と、読者からの声も聞かれています。

 

2.2021年版 ぜんぶ絵で見て覚える 第2種電気工事士 技能試験すい~っと合格: 入門講習DVD付

参考:Amazon

価格:2,090円

 

合否に関わる作業ポイントだけを効率よく学習できる一冊です。
2021年度の技能試験に出題される、公表された候補問題の全解答と作業手順を写真と文章で丁寧に解説されています。

合否にかかわるポイントを書き込んだ詳細複線図と、カラー完成写真、完成実体配線図、さらに一般的な施工条件を想定した模擬試験用紙や練習に必要な材料の一覧表が付いているため、自己学習に最適です。

さらに、独学ではじめて試験に挑戦する方でも容易に理解できるように、技能に必要な基本作業をDVDに収録してあります。

また、綴じ込み付録の『書き込み式公表問題複線図の練習帳』は、切り外して携帯できるため自分の好きなタイミングで複線図を繰り返し練習できます。

 

3.すい~っと合格赤のハンディ ぜんぶ解くべし!第2種電気工事士 筆記過去問2021

参考:Amazon

価格:1,078円

 

ポケットに入れて持ち歩けるため、受験の仕上げにおすすめです。
平成23年から令和2年度下期まで、19期10年分の第二種電気工事士筆記試験問題を収録した過去問題集です。

覚えやすくて点数が稼げる問題から優先して学習できる、独自の科目別での並び順を採用しています。

そのため、自分の得意、不得意に合わせた効率の良い学習が可能になります。
また、短期間でひととおりの重要問題がマスターできるように、科目ごとに「繰り返し出る! 必須問題」がまとめてあります。

講習、通信講座に参加する

第二種電気工事士の試験対策講習は、全国各地で実施されています。

講習の内容や日程は実施している団体によって違うので、事前に確認し自分のライフスタイルに合わせた講習や通信講座を受講することをおすすめします。

実施されている講習や通信講座について紹介します。

 

1.パナソニックLS創研

引用:高い合格率の第二種電気工事士講習 | パナソニック ライフソリューションズ創研

 

パナソニック創研の講習は40年以上開催されており、これまで約4万人の受講者がいる歴史ある講習です。

開催地は講習にもよりますが、東京、大阪、名古屋、仙台などです。

自分が学びを深めたい項目を見つけやすい、17もの講座数があることが特徴です。

また、自宅での学習をサポートするeラーニング講座や、DVD講座もあります。

 

詳しい講座内容はこちら

 

2.CIC日本建設情報センター

引用:第二種電気工事士 受験対策講座 | CIC日本建設情報センター

 

映像通信講座と通学での講座があります。

通学での講座の開催地は、東京、大阪、名古屋です。

映像通信講座とは、お手持ちのパソコンやスマホ、DVDプレイヤーなどで視聴できる講習で、自分のライフスタイルに合わせて受講できるのが特徴です。

 

詳しい講座内容はこちら

 

今回の記事で取り上げた講習、通信講座はごく一部ですので、気になる方は自分に合った講習や通信講座についてぜひ調べてみてください。

 

まとめ

いかがだったでしょうか。

今回の記事では、第二種電気工事士について解説しました。

 

まとめると、

・第二種電気工事士の合格率は約60~70%で推移している

・第二種電気工事士は独学で合格を目指せる

・第二種電気工事士の勉強法として、独学、通学、通信がある

となります。

 

第二種電気工事士の資格は、手に職を身に付けられる一生モノの資格です。

将来性もあり、ぜひ取得しておきたい資格といえます。

 

興味がある方は、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。

 

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