数多ある医療事務系の民間資格の一つに、全国医療福祉教育協会が主催する「医科2級医療事務実務能力検定試験(以下、医科2級医療事務)」があります。
「難易度は高いのかな。働きながら、子育てしながら、独学で取得を目指せるのかな。」
「そもそも就職に役立つ資格なの?」
という疑問をお持ちの方がいらっしゃると思います。
実際に、医科2級医療事務は医療事務系の資格の中でも比較的難易度は易しく、子育て中やキャリアアップのために働きながら資格を目指す方が多くいらっしゃいます。
そこで、この記事では
・医科2級医療事務の難易度は?
・医科2級医療事務に過去問や参考書はある?
・医科2級医療事務は独学で取得可能?
・医科2級医療事務は履歴書に書ける?
という疑問にお答えしていきます。
目次
医科2級医療事務の難易度は?
公式HPによると、医科2級医療事務の合格基準は、原則として正答率6割以上を合格(問題の難易度等により変動する場合あり)、合格率は概ね60〜80%であるとのことです。
年度 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
平成26年度(2014年度) | 2,418 | 1,677 | 69.4 |
平成27年度(2015年度) | 2,729 | 1,791 | 65.6 |
平成28年度(2016年度) | 2,163 | 1,491 | 68.9 |
平成29年度(2017年度) | 1,826 | 1,267 | 69.4 |
平成30年度(2018年度) | 1,343 | 848 | 63.1 |
このように、近年の傾向を見てみると、実際の合格率は60〜70%であると考えてよいでしょう。
また、受験者数が年々減少していることについては、新たな医療事務系の資格が始まったことが背景にあると考えられます。
難易度 | 資格名 | 合格率 | 合格基準 |
★★★ | 診療報酬請求事務能力認定試験 | 30%前後 | [医科] 学科100点満点中60点以上/実技100点満点中80点以上 [歯科] 学科100点満点中80点以上/実技90点満点中80点以上 |
★★ | 医療事務管理士技能認定試験(医療事務管理士) | 50〜60% | 実技試験:点検・各作成問題ごとに60%以上の得点をし、且つ3問の合計で85%以上 学科試験:85点以上 |
★★ | 医療情報実務能力検定試験(医療事務実務士) | [2級]60%台
[1級]50%台 |
実施回ごとの受験者の偏差値55以上、または正答率80%を合格基準として学科、実技ともに判定 |
★★ | 医療事務技能審査試験(メディカルクラーク) | 60〜70% | 学科試験および実技試験I・IIのすべての得点率が70%に達した時点で合格 |
★★ | 医科2級医療事務実務能力検定試験 | 60〜70% | 原則として、正答率6割以上。 ただし、問題の難易度等により変動する場合あり。 |
★★ | 医療事務認定実務者 | 60〜80% | 原則として、学科、実技それぞれ正答率6割以上を合格問題の難易度等により変動する場合あり。 |
★ | 医療事務技能検定試験 | 70〜90% | 総得点の約85%以上(在宅) |
★ | 医療事務検定試験 | 80〜90% | 問題の総得点の70%程度を基準として、問題の難易度で補正した点数以上の得点の者 |
https://twitter.com/kodama_irojimu/status/1393177006838194176
一方で、医科2級医療事務は、難易度の高い資格と比べると需要が少なかったり、他の医療事務関連の資格との違いが分かりにくいことから、受験に不安を抱えている方もいるようです。
団体等が違ったりいろいろです。
たーくさんあるので、悩んじゃいますよね。通用するとか、就職に有利とか言われちゃうと正直「うーん…」って感じですが…
医療事務の資格の中で有名なのは?ということなら「診療情報請求事務能力認定試験」ですね。
次に医療事務技能審査試験でしょうか。
引用:Yahoo!知恵袋
「医療事務 資格」と検索すると、主催する団体によって資格の名称が違うだけで内容も難易度もほぼ同じ、という意見がちらほら見られます。
そうは言っても、資格によって試験形式や持ち込みの可否、出題内容などは様々です。
中には医学一般の知識を問われるような内容を含む資格試験もあります。
医科2級医療事務の試験に関する内容は、以下の通りです。
試験形式 | 学科問題(マークシート):20問 実技問題(診療報酬明細書作成):2問 |
持ち込み | 医科点数表・参考書・ノート等の資料・電卓 |
出題内容 | 学科問題 医療関連法規に関する知識:10問 診療報酬請求に関する知識:10問 実技問題 診療報酬明細書作成:2問 ※外来1問・入院1問 |
引用:全国医療福祉教育協会
マークシート形式で、持ち込み可(2021年10月現在は在宅受験)という点では、医療事務初級者でも挑戦しやすいですね。
実技試験の診療報酬明細書(レセプト)の作成については、同程度の難易度でも、外来のみという資格もあるようです。
「子どもが小さいし、入院病棟での就職は考えていない。」など、実際にどんな働き方をしたいかを想像して、自分にとって必要な資格を選択するのもよいでしょう。
医科2級医療事務に過去問や参考書はある?
医科2級試験終わり(^○^)学科は過去問が多数出てくれたおかげで点数表をほぼ開かずに解けた♪問題のレセプトは入院でズッコケた感があるけど、たぶん合格はするはず!結果は1月だけど、12月の診療報酬請求事務のほうがかなり難しいから気を抜くなと言われてるので、明日からも頑張ろう;...
— きょーこ (@youngdeerkyoko) November 17, 2013
ここでは、
・医科2級医療事務の過去問
・おすすめの参考書や資料
について、ご紹介します。
医科2級医療事務の過去問
公式から出ている過去問題集です。こちらには、2019年度と2020年度の試験問題が収録されています。
2011年から毎年販売されているようですので、2019年度以前の過去問を知りたいという方は、ぜひAmazonにて検索してみてください。
『初級者のための医療事務【BASIC】問題集 2021年: 医療事務・医療秘書・医療事務OA・電子カルテ・医師事務作業補助者 実務能力認定試験』 発行:医学通信社
2019年度、および2020年度に全国医療福祉教育協会が実施した医科2級医療事務、2級医療秘書、医療事務OA、電子カルテオペレーション、医師事務作業補助者実務能力認定試験の5試験について、試験問題に模範解答と解説を加えた公式問題集です。
実際の試験問題を解くことができます。
参考までに、過去に出題された問題をご紹介します。
【医療関連法規に関する知識】
公費負担医療について、誤っているものを次の中から1つ選びなさい。a.5類感染症の患者を診断したときは、一部を除き7日以内に最寄りの保健所長を経由して都道府県知事に届け出なければならない。
b.4類感染症の患者を診断したときは、7日以内に最寄りの保健所長を経由して都道府県知事に届け出なければならない。
c.新型インフルエンザ等感染症の患者を診断したときは、直ちに最寄りの保健所長を経由して都道府県知事に届け出なければならない。
d.結核の患者を診断したときは、直ちに最寄りの保健所長を経由して都道府県知事に届け出なければならない。
2020年度第1回試験問題 正答:b【診療報酬請求に関する知識】
初診料の深夜加算について、正しいものを次の中から1つ選びなさい。a.午後10時から翌朝6時までの時間帯に診療した場合に加算される。
b.医療機関側の都合により、深夜に診療が開始された場合であっても算定できる。
c.特定機能病院においては、算定できない。
d.要件を満たせば、時間外加算、休日加算も併せて算定できる。
2020年度第1回試験問題 正答:a
引用:全国医療福祉教育協会
実技問題の過去問についてはこちらをご覧ください。
診療報酬明細書(レセプト)の作成がどのようなものなのか、イメージしやすいと思います。
おすすめの参考書や資料
出題内容の詳細は以下の通りです。
メモ
【学科問題】
◯医療関連法規に関する知識:10問
1.医療保険制度
2.保険医療機関等
3.療養担当規則
4.公費負担医療制度
5.医療関係法規
6.介護保険制度
◯診療報酬請求に関する知識:10問
1.診療報酬請求
・保険診療のしくみと請求先、請求方法についての知識
【実技問題】
◯診療報酬明細書作成:2問
※外来1問・入院1問
より詳細な内容は、こちらをご覧ください。
ここでは、
・「医療関連法規に関する知識」対策
・「診療報酬請求に関する知識」対策
のおすすめの参考書を紹介していきます。
「医療関連法規に関する知識」対策
引用:Amazon
『保険診療 基本法令テキストブック 令和3年4月版 医療保険制度の概要と関係法令』 発行:社会保険研究所
保険診療・請求事務に必要な基礎知識や診療報酬の請求・支払いのしくみ等をコンパクトにわかりやすく解説。
引用:Amazon
『最新 医療関連法の完全知識 2021年版: これだけは知っておきたい医療実務100法 (2021年版)』 発行:医学通信社
健康保険法や医療法など、医療関係の法制度についてわかりやすくまとめられている。
引用:Amazon
『最新・医療事務入門 2021年版: 窓口業務から保険請求,統計業務までの実務知識 (2021年版)』 発行:医学通信社
2021年4月現在の医療保険制度・診療報酬・医事業務に準拠しており、医療のICT化や最新の医療制度、医事システムについても解説。
医療知識を広く学べる一冊。
引用:Amazon
『図解からだのしくみ大全―健康・病気予防に役立つ人体の構造とはたらき』 発行:永岡書店
人体の構造とはたらきが図解でわかりやすく解説された一冊。
「診療報酬請求に関する知識」対策
引用:Amazon
『診療点数早見表 2021年4月増補版: [医科]2021年4月現在の診療報酬点数表 (2021年4月増補版)』 発行:医学通信社
診療報酬請求の必須アイテム。必ず持っておきたい一冊。
引用:Amazon
『レセプト作成テキストブック 医科 令和3年4月版 点数表の基本とレセプト記載の原則』 発行:社会保険研究所
保険請求事務の基礎知識から、診療報酬明細書(レセプト)の作成方法まで、段階を踏んでレセプトについて学べる。
医科2級医療事務は独学で取得可能?
効率的に合格を目指すのであれば、通信講座やスクールを活用するのがよいでしょう。
しかし、それがどうしても難しいという方もいらっしゃるかと思います。
そこで、ここでは
・独学での勉強方法
・独学のメリット・デメリット
・独学が向いている人
についてお話ししていきます。
自分にとって独学がベストな選択か見極めるために、参考にしてください。
独学での勉強方法
医科2級私持ってますが、職業訓練校とか行けば取りやすいかと思います。ただ、職業訓練校もかなり希望者が多く、入学できる確証はないです。特殊な言葉も多いので独学は大変なイメージ。
私は訓練校行って1ヶ月半くらいで取りました。授業も試験に追い付かず、入院はほとんどレセ書けなかった。
— sakurasky (@sakurasky1234) January 5, 2017
独学での合格を目指すためのおすすめ勉強方法は、
ポイント
①過去問をざっと見る
②参考書を使って専門用語・知識を頭に入れる
③学科問題の過去問に取り組む
④診療報酬明細書(レセプト)作成の練習をする
⑤実技問題の過去問に取り組む
の順で学習することです。
①過去問をざっと見る
まずは、どのような内容の問題が、どのような形式で出題されているのかを、出題範囲と照らし合わせながら過去問をざっと見て確認しましょう。
ここで重要なのが、全ての問題を丁寧に解かなくてもよいということです。
医療事務未経験者の方にとっては、過去問は見たこともない用語だらけで、問題を解いて解説を見ても理解できないことが多いでしょう。
いくつか問題を解いてみるのもよいですが、最初は目を通すだけで大丈夫です。
②参考書を使って専門用語・知識を頭に入れる
過去問を見て出題範囲を確認したら、適当な参考書を活用して専門用語と知識について学習していきます。
過去問や問題演習に取り組むにも、まずは何より専門用語と知識を理解する必要があります。
「おすすめの参考書や資料」で紹介した入門編の参考書や法規関連の参考書を活用して、どんどん頭に入れていきましょう。
医療事務関連の参考書は多く出版されていますが、言わずもがな、参考書は一つのものをずっと使った方がよいです。
レベル別、図解入りやカラー印刷など様々なタイプの参考書がありますが、自分に合ったものを1冊選び、それをマスターするまで使い込みましょう。
③学科問題の過去問に取り組む
専門用語・知識をある程度理解できたら、次は過去問の学科問題に取り組んで自分の理解度を把握しましょう。
自分がまだ理解できていない部分や苦手な部分を洗い出し、再度参考書などで学習することで理解が深まります。
④診療報酬明細書(レセプト)作成の練習をする
実技問題の内容である、診療報酬明細書(レセプト)の作成は、多くの受験者がつまづきやすい内容です。
参考書を活用した学習と学科問題への取り組みで、診療報酬についての知識はある程度身についているはずですので、このタイミングで作成の練習に取り掛かるのがよいでしょう。
まずは、「おすすめの参考書や資料 」でご紹介した『レセプト作成テキストブック』を熟読し、どのような手順でレセプトが作成されるのかをしっかり理解します。
参考までに、下記の動画チャンネルでは、様々なケースを想定したレセプト作成についての解説を見ることができます。
⑤実技問題の過去問に取り組む
レセプト作成についての理解を深めたら、実際の過去問にいくつか取り組んでみましょう。
過去問に取り組むだけでも効果はありますが、いろいろなタイプのレセプト作成を練習したいという方には、さらに問題集を使って対策することをおすすめします。
引用:Amazon
『診療報酬請求事務能力認定試験 医療事務 厳選レセプト作成問題集 2014-2015年3月度版』 発行:ネットスクール出版
「診療報酬請求事務能力認定試験」(財団法人日本医療保険事務協会主催)向けのオリジナル問題集。
レセプト作成の基本的な技量の習得、さらには実践力までも養える問題集というコンセプトで作られている。
独学のメリット・デメリット
独学のメリット
①コストを抑えられる
②自分のペースで学習を進められる
①コストを抑えられる
独学の最大のメリットは、やはり「お金がかからない」ということではないでしょうか。
医療事務は全国どこでもライフワークバランスに合わせて働けるため、子育て世代の女性に人気の職種です。
そのため、通信教育やスクールの講座もたくさん存在します。
医科2級医療事務の取得を目指す場合、通信講座でも受講するには約5〜9万円の費用が必要になります。
その点、独学の場合、先にご紹介した過去問題集や参考書、資料などを全て買ったとしても20000円強の出費で抑えられます。
このほかにも、学習を進めるうちに関連するテキストや問題集などが必要になるかもしれませんが、通信講座などで学習するよりは、初期費用は大幅に抑えられるでしょう。
②自分のペースで学習を進められる
通信講座やスクールなどは、学習期間が決まっていたり授業日が設定されていたりと、どうしても時間に縛られてしまいます。
昨今は、転職やスキルアップを目的として、働きながら資格取得を目指す人が多い時代です。
忙しい日々でも自分で時間や場所を決めて、自分のペースで学習に取り組めるのが独学のメリットの一つです。
独学のデメリット
①自分で学習計画を立てなければならない
②専門用語が多く、全くの未経験者にとっては理解に時間がかかる
③学習の方向性が正しいのかわからない、わからないときに質問する相手がいない
①自分で学習計画を立てなければならない
通信講座の学習計画に沿って勉強したり、スクールには予め決まっている時間に出席したりすれば、ある程度は計画的に学習を進めることはできるでしょう。
しかし、独学は何もかも自分次第です。
試験日から逆算して、いつから学習をスタートするのか、1日どのくらい勉強時間をとればいいのか、自分で考えて決めなければなりません。
独学での資格合格を目指すには、計画性をもって取り組むことが大前提です。
また、「絶対に合格する」という強い意志と、目標達成に向けてのモチベーションの維持も必要となるため、独学は簡単なことではありません。
②専門用語が多く、全くの未経験者にとっては理解に時間がかかる
先述しましたが、医療事務の仕事には、医療系の専門用語や知識が付き物です。
そのため、医科2級医療事務をはじめ医療事務関連の資格は、医療事務専門の学校や職業訓練校で学んでから取得する方が多いようです。
ゼロから独学で取得を目指す場合は、ある程度長期的な計画を立てて学習する覚悟が必要でしょう。
③学習の方向性が正しいのかわからない、わからないときに質問する相手がいない
独学には自分で自由に学べるというよさがある一方、学んだ知識が本当に正しいものなのか、的外れな学習ではないか、など自分の学習を評価することが難しいという面があります。
その点、通信教育やスクールでは専門分野について体系的に学ぶことができ、専門的な知識をもった人からアドバイスをもらう機会もあります。
「選択肢が多いと迷ってしまう、どうしていいのかわからない」という人は、独学よりも講座などで学ぶ方がいいのかもしれません。
独学が向いている人
独学が向いている人の特性
・マイペースな人
・大雑把な人
・集中力、継続力がある人
・情報取集力がある人
自分のペースで学習ができる独学は、マイペースな人に向いている学習法といえるでしょう。
また、一人での学習に集中力や継続力が求められることは言うまでもありません。
意外なことに、完璧主義な人よりも大雑把な人の方が独学には向いているようです。
完璧主義の人は、計画的に物事を進めることができる反面、計画を立てるのに時間がかかったり、計画通りにいかない場合に軌道修正が難しかったりという面も少なからずもっています。
その点、大雑把な人はざっくりと計画を立てて、学習内容や状況に合わせて学習の方向性を見直すことに抵抗が少ないのかもしれません。
重要なのは合格という結果であって、学習はあくまでその過程であると割り切れる大らかさがあれば、独学も苦ではないのでしょう。
さらに、一人で学習する独学は、自分が選んだ教材だけが唯一の情報源になりがちです。
市販テキストや問題集が豊富にある認知度の高い資格であれば良いかもしれませんが、ホスピタルコンシェルジュは市販教材が少なく、他の医療事務系の資格と比べてインターネットなどからの情報も多くはありません。
そんなときに必要となるのが、合格のために必要な情報を見極めて探す「情報取集力」です。
過去問に取り組むことでわかった不得意な分野への理解を深めるために、医療系の情報サイトや資格のテキストに目を通してみるだけでもよいでしょう。
先述したように、主催する団体や資格名が異なるだけで、医療事務関連の資格試験はどれも通ずるところがあります。
「医科2級医療事務」という名に囚われすぎずに、関連する情報に目を向け、必要な情報を探す力が大切です。
独学が向いている人の環境
・学習にさけるお金や時間が限られている
・明確な目的がある
・資格に関連する職に就いている(学んでいる)
先述したように、金銭的または時間的な制限がある人は独学に向いているでしょう。
また、モチベーションを保つという理由から、明確な目的をもっている人も同様に独学に向いています。
「子どもや将来のために、資格をとって安定した職に就きたい」という思いや目的があれば、意識も変わってきますよね。
これに加えて、資格に関連する職に就いていたり学んだ経験のある人は、すでに専門的な知識や経験がある程度あるため、独学で取り組みやすいです。
ゼロから学習を始めた人に比べれば、新たに学ぶ内容は少ないでしょうし、何より知識と経験があるというのは大きな自信になります。
そのため、現在医療事務系の職場で働いている方や医療機関での就職を目指して勉強中の学生さんなど、「将来のために何か資格を取っておきたい」と考える方に、生きた知識や経験を生かして独学で取得を目指せる資格としておすすめしたいです。
医科2級医療事務は履歴書に書ける?
ポイント
令和◯年◯月 医科2級医療事務実務能力認定試験 合格
しかしながら、実際には、医療事務の現場では資格より経験が重んじられるそうで、資格を持っている人よりも経験者の方が採用されやすい傾向にあるようです。
医療事務は認定試験に合格しなくても資格、経験不問でOKの募集要項であれば働くことが出来ます。
受講時間が60時間程度で知識は残念ながら身につかないと思います。
基金訓練を4ヶ月受けても何の認定試験に合格できなかった人もおられます。
それに一般事務と同様医療事務も狙ってる人が沢山います。
認定試験合格者よりも認定試験を合格してない実務経験者がいればそちらを優先にします。医療事務の認定試験は医療事務に適したものにはなりますが皆さん同じように準備をするでしょうからこればかりは運としか言いようが有りません。
医療事務の採用試験を受けていますが、未経験や異業種からの挑戦の場合かなり厳しい世界になります。
引用:Yahoo!知恵袋
医療事務は、医師や看護師のように専売特許のある資格ではありませんので、当然と言えば当然かもしれません。
しかしながら、高齢化社会で医療事務を含めた医療業界の需要が高まっていることや、少子化で働き手が減少している近年の状況を鑑みても、経験のある人ばかりを雇い続けることは難しいでしょう。
さらに、昨今は転職に前向きな人が多く、より優秀でやる気のある人材を求めて中途採用に積極的な企業も増えてきているようです。
未経験や異業種からの挑戦が厳しい職種であると言えど、資格を持っていれば「最低限の知識とスキルが保障されている」「意欲がある」と好意的に受け取られるはずです。
「医療事務で働きたい」という思いがあるのであれば、資格はとっておいて損ではありません。
調剤、医療事務共に資格はいりません。私はニチイで三か月勉強してメディカルクラーク医科2級の資格を取りましたが、現場では全然役に立ちませんでした;;ただ就活時には資格を持っている方が有利かもしれないです。
— 彩燕@4y (@ayatsubame_) June 8, 2016
まとめ
ここまで、医科2級医療事務実務能力認定試験についてお話ししてきました。
まとめると、以下の通りです。
まとめ
・難易度は易しく、医療事務初級者でも挑戦しやすい
・公式の過去問題集で傾向と対策をつかめる
・医療事務関連の市販の参考書や資料が豊富
・独学にはメリットよりもデメリットの方が多い
・履歴書に書ける資格で、未経験にとっては強い味方
高齢化で医療機関の需要が高まる昨今、医療事務の仕事は全国どこでも求人があります。
特に、出産や子育てなどのライフイベントに合わせて、長く働ける仕事として医療事務は女性に人気の職種です。
比較的難易度の易しい資格ですが、資格取得のためには金銭的にも時間的にも負担がかかります。
ご自身の将来を見据え最良の方法は何かを考えた上で、資格取得を目指してチャレンジしてください。