ペットシッターは、自宅に出向いてペットのお世話をするお仕事です。
事情があってペットを預けたいけど、ペットホテル等の慣れない環境に預けるのは不安という方が依頼することが多く、年々依頼する人が増加しています。
わかります🥲
たまもホテル苦手で🥲おうちに来てくれるシッターさんを活用してます☺️預かる前に一回家に来て説明と、ねことの相性を確認するので安心ですよ❤️ペットシッター資格のある方で、私のは1時間1500円でした😊どうしても出かける時はオススメです💖— 足長三毛猫マンチカンのたま (@Nekomeatball) August 8, 2021
このように、実際にペットホテルが苦手でペットシッターを活用しているという方もいます。
そんなペットシッターに興味があるけれど、資格が必要なのかな、どれくらい稼げるのかな、などが気になる人も多いと思います。
ここではそんな、
・ペットシッターは資格が必要なの?
・ペットシッターの給料ってどれくらい?
・ペットシッターのやりがいは?どんな人が向いているの?
などについて解説しています。
目次
ペットシッターになるのに必要な資格はある?
ペットシッターと聞くと、専門的な知識や資格が必要な職業に感じますよね。
実際は、ペットシッターになるために絶対に必要な資格というのはありません。
誰でもペットシッターになれるということです。
しかし、ペットシッターは、ペットの命を預かる仕事で、信頼性がとても大切な仕事です。
資格を何も持っていない人よりも、資格を持っている人のほうがお客様にも会社にも信頼されやすくなります。
ちなみに少し前に受けた資格は、ペットシッター士で、無事に合格致しました。すぐに活用することはないと思うけど、いつかお仕事にできたら良いなっていうのと、ボランティア活動で役立つかなーと。
内容は知らないことばかりで、知識、世界が広がって面白かったので、受けてよかったです😄— もなこ (@monakoooooo) April 7, 2020
このように、ボランティア活動などで役立たせたい人や、知識を得るために取得したという人もいます。
ペットシッターになるなら持っていた方が良い資格として、
・ペットシッター士
・認定ペットシッター
があります。
それぞれ見ていきましょう。
ペットシッター士
NPO法人日本ペットシッター協会が認定する資格です。
受験には、日本ペットシッター協会の指定する講習を受ける必要があります。
3つの方法から選択することができます。
受講期間 | 受講料 | |
通信講座コース | 2ヶ月~6ヶ月 | 55,440円 |
通学コース | 6日間 | 97,020円 |
カルチャースクール講座 | 自宅学習+2日間の講習 | 52,800円+10,120円 |
・自宅で自分のペースで学習したい人や費用を安く抑えたい人には通信コース
・東京都に通うことが可能で短期間で資格を取得したい人には通学コース
・東京都に通うのは難しいけれど近くにあるなら通学したいという人にはカルチャースクール講座
がおすすめです。
詳しい内容についてはこちらをご覧ください。
認定ペットシッター
ビジネス教育連盟ペットシッタースクールが認定する資格です。
4つのコースがあり、自分に合った方法で取得することができます。
受講料 | 取得できる資格 | |
通学コース | 149,000円 | 認定ペットシッター資格、パピーティーチャー資格 |
オンライン通学コース | 149,000円 | 認定ペットシッター資格、パピーティーチャー資格 |
通信コース | 72,000円 | 認定ペットシッター資格 |
オンライン通信コース | 109,000円 | 認定ペットシッター資格 |
・東京都新宿区に通えて、専門講師の授業を受けたい人、パピーティーチャー資格も同時に取得したい人には通学コース
・自宅で自分のペースで学習したい人、パピーティーチャー資格を同時に取得したい人にはオンライン通学コース
・東京都新宿区に通えない人、自宅で自分のペースで学習したい人には通信コース
・東京都新宿区に通えないけど講師の授業を受けたい人にはオンライン通信コース
がおすすめです。
詳しい内容についてはこちらをご覧ください。
ペットシッターの給料は?
ペットシッターを利用する人は、年々増加傾向にあります。
それと共に、ペットシッターの会社も増えています。
ペットシッターとして働くには、
・派遣会社などに所属や登録をして働く
・自分で開業する
の2パターンあります。
それぞれ解説していきます。
派遣会社などに所属や登録をして働く
パート、アルバイト、正社員、派遣社員など、様々な雇用形態で働くことができることが、ペットシッターの魅力の1つです。
〈パートやアルバイトの場合〉
一般的には時給1,000円~1,500円程が多く、よくあるような普通のパートやアルバイトよりは少し高い印象です。
〈契約社員や社員の場合〉
月収15万円~30万円、年収180万円~300万円と、プラスでボーナスがあるというイメージです。
資格を持っていなくても採用してくれる会社が多いですが、資格の有無によって給料が変わることもあります。
ペットシッターの依頼は、早朝だったり昼間だったり夜中だったり、短時間だったり長時間だったりと、様々な時間の案件があります。
その為、主婦の方や時間に融通をきかせたい方にもおすすめの仕事です。
自分で開業する
開業すれば、年収数百万円~1,000万円以上稼ぐ人もいます。
会社に所属や登録をして働くよりも、開業した方がより多く稼ぐことができます。
しかし、会社での経験なしでいきなり開業することはできません。
まず開業するには、動物取扱業の登録をする必要があります。
動物取扱業の登録に必要な条件として、
・半年以上の実務経験
・1年以上の教育機関の卒業
・試験による証明
があります。
必要書類等を用意して、各都道府県の担当部局に申請します。
詳しくはこちらをご覧ください。
ペットシッターがやりがいを感じるのはどんなとき?
仕事をするにあたって、やりがいがあるのとないのでは、かなりモチベーションが変わりますよね。
どんな仕事にもやりがいはあると思います。
ではペットシッターはどんな場面でやりがいを感じるのでしょうか?
具体的には以下の3つの場合が多いです。
・ペットが懐いてくれたとき
・再び依頼されたとき
・珍しい動物に出会えたとき
ひとつずつ見ていきましょう。
ペットが懐いてくれたとき
動物にも性格があります。
最初からっ人懐っこい子、人見知りな子など、様々です。
どんな性格の子でも、懐いてくれるととても嬉しい気持ちになりますよね。
ペットが懐いてくれたということは、飼い主からしても嬉しいことであり、信頼度アップにも繋がります。
再び依頼されたとき
ペットシッターに預けるとなると、散歩などで外に出なければならないこともあります。
そのため鍵も預けなければなりません。
飼い主は、最初は不安もある中で依頼しており、信頼できない人にわざわざ依頼しませんよね。
リピーターになってくれたということは、信頼されており、大切な家族をこの人に見ていてもらいたいと思ってもらっているということです。
珍しい種類の動物に出会えたとき
最近は、変わった種類の動物を飼っている人も増えています。
もしかしたら、中々見ることができない動物や、自分では飼えないような珍しい動物の依頼があることもあるかもしれません。
動物好きならとてもやりがいを感じることのできる仕事といえますね。
ペットシッターはどんな人に向いている?
ペットシッターになりたいけど私には向いているのかな、と不安になる人もいると思います。
こういう人でないとなれない!ということはありませんが、
・動物が好きな人
・責任感のある人
・コミュニケーション力がある人
・ペットを飼ったことがある人
このような人には特に向いていると言えます。
詳しく解説していきます。
動物が好きな人
動物といっても、犬や猫だけではありません。
ペットシッターは、昆虫類や爬虫類、魚類や鳥類など、様々なペットのお世話をする仕事です。
もちろん自分で仕事を選ぶことはできますが、「虫などは苦手だから犬や猫だけお世話したい」となると、仕事の選択肢が狭まってしまいます。
犬や猫が好きという人でもできますが、動物全般好きという人のほうが向いている仕事といえます。
責任感のある人
ペットシッターは、大切な家族の一員の命を預かる仕事です。
また、先程も少し述べたように、鍵も預からなければなりません。
・安全に注意を払って散歩に行く
・誤飲しないよう見張る
など、常に注意を払っている必要があります。
色々な性格の動物をお世話することになるので、相性が合わない子と巡り合うこともあるかもしれません。
それでもどんな性格の子でも、責任を持って愛情を注ぎ、最後まで命を守ることがとても大切です。
コミュニケーション力がある人
飼い主が普段通りやっていることを引き継ぐために、念入りな打ち合わせやカウンセリングが必要です。
・散歩する道や時間
・餌の量や時間
・嫌がること
・注意するべきこと
・普段の様子
など、飼い主の指示通りに仕事をこなすことが一番重要ですが、時には自分からプランを提案することも大切です。
様子がおかしい時などに、迅速に飼い主に報告をし指示に従うとともに、自分がどう動くべきかの対応力も求められます。
アドバイスや提案に納得してもらえると、信頼度を高めることにも繋がります。
ペットを飼ったことがある人
一度でも動物を飼ったことがある人は、一度も飼ったことがない人に比べて飼い主の気持ちが分かると思います。
犬や猫だけでなく、珍しい種類の動物を飼ったことがある場合は、更に強みになるでしょう。
まとめ
ここまで、ペットシッターについて詳しく解説していきました。
まとめると、
・資格がなくてもペットシッターになれるが、ペットシッター士や認定ペットシッターを持っていたほうが信頼度が高くなる
・ペットシッターは、会社に所属して働けば普通の仕事よりも少し高い給料で働くことができ、更に稼ぎたいのであれば開業するのがおすすめ
・ペットが懐いてくれた時、再び依頼された時、珍しい動物に出会えた時にペットシッターのやりがいを感じる人が多い
・ペットシッターは動物が好きな人、責任感のある人、コミュニケーション力がある人、ペットを飼ったことがある人に特に向いている
動物が好きなら、一度は動物に関わる仕事をしてみたいと考えたことのある人が多いのではないでしょうか。
動物に関わる仕事と言っても、すごくたくさんありますよね。
ペットシッターは、資格を持っていなくてもどんな人でもできる仕事で、比較的手を出しやすい職業だと思います。
自分の都合に合わせて働くことができるので、あまり長い時間働くことができない主婦の方や、試しにやってみたいという人にもおすすめです。
本気でペットシッターをやりたい!という人には、資格取得をおすすめします。
動物が好きという人は、ぜひ一度ペットシッターを体験してみてください。