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ワープロ検定の種類や正式名称は?全商や日商など種類別に解説

みなさんは、ワープロ検定をご存じでしょうか。

 

「ワープロって聞いたことあるけど、どんな検定なの?」

「ワープロ検定に種類があるって本当?」

「ワープロ検定って、正式名称ではないの?」

 

今回は、

・ワープロ検定とは

・ワープロ検定の正式名称は?

・ワープロ検定を種類別に解説

・ワープロ検定の履歴書への書き方

 

上記内容について説明します。

 

ワープロ検定とは

ワープロ検定とは、一般的にワープロソフトと呼称されるアプリケーションを使用して、日本語の文書処理を行う能力を測定する検定のことを言います。

 

 

ワープロ検定は、Wordなどのソフトを使用したタイピングと文書作成のスキルを証明する資格です。

今やビジネス社会において、文書作成スキルは必須となってきているので、タイピングや文書作成のスキルをアピールできる資格と言えます。

 

ワープロ検定の正式名称は?

ワープロ検定は複数の団体により実施されており、試験内容や試験の名称もそれぞれの団体主催の検定ごとに違います。

 

では、ワープロ検定はどのような団体の検定試験があるのでしょうか。

主催する団体と、検定の正式名称をみていきましょう。

 

以下の表にて、主催する団体名を黒字、正式名称を赤字で記載しています。

 

全国商業高等学校協会(全商)主催:ビジネス文書実務検定(旧:ワープロ実務検定)

日本商工会議所(日商)主催:日商PC検定(旧:日本語文書処理技能検定)

日本情報処理検定協会(日検)主催:日本語ワープロ検定

全国経理教育協会(全経)主催:文書処理能力検定

JBS全国学校連盟主催:JBS日本語ワープロ技能資格検定試験

 

このように、ワープロ検定という同じ通称の検定でも、主催する団体が異なると正式名称も異なります。

では、それぞれの検定について解説します。

 

ワープロ検定を種類別に解説:5団体

ワープロ検定にはさまざまな種類があることを説明しましたが、どのような違いがあるのか5団体ごとにまとめました。

ビジネス文書実務検定(旧:ワープロ実務検定)

ビジネス文書実務検定は、全国商業高等学校協会(全商)が主催する民間検定試験です。

 

ビジネス文書に関する基本的な知識と、入力に関する基本的な知識・技能を身につけ、社会に出て即戦力になれる人材を育成することを目的に、級ごとに出題範囲を定めて実施されています。

ビジネス文書部門(筆記・実技)、速度部門(実技)それぞれの問題を段階的にクリアすることで、実社会に役立つ能力を身につけることができます。

 

試験内容は「筆記」(1~3級)と実技の「速度」と「文書」で成り立っており、各種目の基準点数をとると合格となります。

 

年齢、学歴等に制限はなく、誰でも受験できます。

日商PC検定(旧:日本語文書処理技能検定)

日商PC検定(旧:日本語文書処理技能検定)は、日本商工会議所(日商)が主催する民間検定試験です。

経済産業省が後援しています

 

平成18年4月から、前身となる「日本語文書処理技能検定試験」と、「ビジネスコンピューティング検定試験」を統合したものとして実施されています。

 

ビジネスシーンにおける文書作成、データ活用などが想定された知識や技術を身に着けることを目的とした検定です。

 

階級は、Basic、3級、2級、1級となっています。

 

試験内容は「知識問題」と「実技問題」があり、両方とも70点以上で合格となります。Basicは実技のみとなっています。

 

受験制限はありません。

 

日本語ワープロ検定

日本語ワープロ検定は、日本情報処理検定協会(日検)が主催する民間検定試験です。

文部科学省が後援しています

 

パソコンの日本語ワープロソフトの有効な利用を通じて、日本語の入力および文書処理能力を身につけるとともに、情報化社会の中でコンピュータ活用能力の向上を図ることを目的とされた試験です。

 

階級は4級、3級、準2級、2級、準1級、1級、初段の7階級です。

 

試験内容は、決められた時間内に処理を行う「速度」と「文書作成」の2つがあります。

 

受験資格に制限はありません。

文書処理能力検定

文書処理能力検定は、全国経理教育協会(全経)が主催する民間検定試験です。

迅速かつ正確にワープロや表計算の処理を行う能力を測定することを目的に始まった資格試験です。

 

「ワープロ部門」と「表計算部門」の二分野に分かれており、それぞれ4級から1級に階級が設定されています。

 

年齢、学歴等に制限はなく、誰でも受験できます。

参考記事

>>日本語ワープロ検定試験とは?難易度は?履歴書に書ける?

JBS日本語ワープロ技能資格検定試験

JBS日本語ワープロ技能資格検定試験はJBS全国学校連盟が主催する民間検定試験です。

 

日本語ワープロの技能と文書処理に関する知識をどの程度理解しているか、また、手書き原稿をもとに定められた時間内にビジネス文書を作成できるかを審査されます。

 

4級・3級・2級・1級の階級があります。

 

試験科目は「入力速度」「文書作成」「日本語」「常識」です。入力速度は各階級ごとに文字数が定められており、その他の科目はそれぞれ70点以上が合格基準となっています。

 

受験制限はありません。

 

履歴書への書き方

主催団体によって正式名称が異なる「ワープロ検定」ですが、履歴書にはどのように記載したらいいのか分からない方もいるのではないでしょうか。

 

この項目では、履歴書への書き方について解説します。

 

まず履歴書の記載欄ですが、「免許・資格欄」に記載します。

 

書き方は、

<例>

令和○年○月 日本情報処理検定協会主催 日本語ワープロ検定 2級合格

 

となります。

 

記載欄に入りきらない場合は、主催団体名を省略しても大丈夫です。

 

例えば、

日本情報処理検定協会➡日検

全国商業高等学校協会➡全商

日本商工会議所➡日商

などです。

 

また、何級から履歴書に書けるかですが、結論から言うと何級でも記載して大丈夫です。

 

一般的に2級以上であれば、基本的なPCスキルがあると考えてもらえます。

 

しかし2級に達していなくても、アピール材料になることもあります

書かないことで採用担当者の判断材料を少なくしてしまうこともありますので、3級であっても書くようにしましょう。

 

 

まとめ

いかがだったでしょうか。

今回の記事では、

 

・ワープロ検定とは

・ワープロ検定の正式名称とは

・主催団体別のワープロ試験について

・ワープロ検定の履歴書への書き方

 

上記内容について解説しました。

まとめると、

 

・ワープロ検定とは、日本語の文書処理を行う能力を測定する検定のこと。

・ワープロ検定の正式名称は、検定の主催する団体によって異なる。

・それぞれの検定ごとに、試験の目的や内容、階級が異なる。

・ワープロ検定は何級であっても履歴書の免許・資格欄に記載でき、正式名称で記載する必要がある。

 

となります。

ひとことにワープロ検定と言っても試験の目的や種類が団体ごとに異なるので、自分の資格取得の目的に合わせた受験ができるといいですね。

 

 

 

 

 

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