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基礎教育

数学検定準2級の合格率や難易度は?勉強法も紹介!

数学検定は正式名称を実用数学技能検定といいます。
財団法人日本数学検定協会が実施している数学の実用的な技能を測る試験です。

数学検定は1級から5級に分かれ、1級と2級には準1級と準2級があります。

なかでも、準2級以上と3級以下ではレベルの差が大きいと言われています。

実際に準2級を受けるにあたり…

「準2級を受けた人のうち、合格した人の比率は?」
「準2級のレベルってどれくらい?」
「準2級の適した勉強法を知りたい」

という悩みを持つ人も多いと思います。

この記事では

  • 数学検定準2級の合格率
  • 数学検定準2級の難易度
  • 数学検定準2級の勉強法

 

を説明していきます。

 

数学検定準2級の概要

数学検定は漢検や英検に比べるとマイナーですが、文部科学省が後援している検定で、受験や就職活動でもメリットがあります。

数学検定準2級の概要は以下のとおりです。

構成 1次:計算技能検定、2次:数理技能検定があります。
はじめて受検するときは1次・2次両方を受検します。
検定時間 1次:50分
2次:90分
出題数 1次:15問
2次:10問
合格基準 1次:全問題の70%程度
2次:全問題の60%程度
検定料 個人受検:5,200円
提携会場受検・団体受検:4,000円

 

資格取ろうか悩んでる人
試験が1次と2次で分かれるんだね
そこに関しては他の検定とは大きく違った点になりますね
資格の専門家

 

数学検定準2級の合格率

数学検定準2級の合格率約40%です。

以下の表は各年度の合格率です。

2016年度 35.8%
2017年度 37.3%
2018年度 41.3%
2019年度 48.9%
2020年度 44.5%

数字だけ見るとだんだん合格率が上がっているようにも見えます。
2019年度に至っては、50%にも近い値です。
しかし、これが継続するとは限りませんので、約40%と思っておくのが妥当でしょう。

 

数学検定準2級の難易度

準2級は下の級から順に受験している人にとっては、急に難易度が上がったように思うことが多いようです。
下の表は2020年度の合格率ですが、3級~5級の高い合格率に比べて準2級以上は低い合格率となっています。

1級 12.1%
準1級 22.5%
2級 34.5%
準2級 44.5%
3級 66.6%
4級 73.4%
5級 77.1%

数学検定準2級の出題範囲は中学3年~高校1年です。
3級~5級と準2級~1級の違いは、高校数学が範囲に含まれるか否かです。
数学検定の難易度は、この準2級から高くなると言えるでしょう。

さて、この難易度を反映した勉強時間ですが、全く予備知識のない人で30時間、中学校の数学の知識をおさえている人で10時間程度の勉が必要と言われています。

具体的にどんな問題が出題されているかについては、数学検定の公式サイトから過去問を見ることができます。

数学検定公式サイト

 

準2級の出題範囲

おおまかな割合は、中学3年が40%、高校1年が50%となっています。
とはいえ、中学校の数学と、高校の数学Ⅰ、数学Aが身についていれば十分合格が狙えるレベルです。
以下は、中学・高校ごとの出題範囲です。

【中学3年程度】

検定の内容
平方根、式の展開と因数分解、二次方程式、三平方の定理、円の性質、相似比、面積比、体積比、簡単な二次関数、簡単な統計 など

技能の概要
社会で創造的活動を行うために役立つ基礎的数学技能

  1. 簡単な構造物の設計や計算ができる。
  2. 斜めの長さを計算することができ、材料の無駄を出すことなく切断したり行動することができる。
  3. 製品や社会現象を簡単な統計図で表示することができる。

【高校1年程度】

検定の内容
数と集合、数と式、二次関数・グラフ、二次不等式、三角比、データの分析、場合の数、確率、整数の性質、 n進法、図形の性質、等差数列、等比数列、コンピュータ(流れ図・近似値)、統計処理の基礎、離散グラフ、数学の歴史的観点 など

技能の概要
日常生活や社会活動に応じた課題を正確に解決するために必要な数学技能(数学的な活用)

  1. グラフや図形の表現ができる。
  2. 情報の選別や整理ができる。
  3. 身の回りの事象を数学的に説明できる。

 

数学検定準2級の勉強方法

新しく出題範囲に加わる高校数学の攻略が、合格の肝となることはここまででおわかりかと思います。

高校数学攻略の一つ目のポイントは、中学校の数学を理解していないと攻略が困難である点です。
二つ目のポイントは、中学校の数学のようにパターンを覚えれば解けるわけではない点です。

ですから、まずは中学校の数学の教科書の問題を解き、苦手なところを繰り返し解きなおして理解することをおすすめします。
次に、高校数学の教科書にある公式の意味を理解し、筋道立てて問題を解いていきます。
パターンを覚えるのではなく、意味を覚えるつもりで理解しましょう。

そのうえで、過去問を解き、出題の傾向や苦手を把握します。
すべて正答できるまで繰り返し取り組むのが合格への正攻法です。

 

学習におすすめの書籍

資格取ろうか悩んでる人
検定に向けて勉強するには昔使ってた教科書を使うのがいいのかなぁ…
それも良いですが、検定対策用の問題集を使ってみるのもオススメですよ
資格の専門家

一番の学習用書籍はお使いの教科書ですが、教科書での学習を終えた人や教科書を持っていない人におすすめの書籍を紹介します。

実用数学技能検定過去問題集 数学検定準2級

名称 実用数学技能検定過去問題集 数学検定準2級
出版社 日本数学検定協会
発売日 2017/2/1
ページ数 88ページ
価格 1,100円

教科書での学習後は、日本数学検定協会から公式で過去問題集がでていますので、この問題集の学習で十分です。

これ一冊で過去4回分の問題と解答が掲載されており、出題の傾向をつかむことができます。
教科書と同様にすべて正答できるまで繰り返し解きましょう。
一般の書店やインターネットで購入することができます。

 

数学検定準2級に面白いほど合格する本

名称 数学検定準2級に面白いほど合格する本
出版社 KADOKAWA
発売日 2019/9/9
ページ数 272ページ
価格 1,650円

口コミでおすすめが多いのがこちらの一冊。
「第1部 原則編」で身につけた知識・解法を、「第2部 実践編」の予想問題で腕試しでできるという実用的な書籍です。
教科書を持っていない人や、教科書の内容はほぼ頭に入っていると言う人におすすめです。

 

まとめ

  • 数学検定準2級の合格率は約40%
  • 数学検定準2級の難易度は高校1年生程度
  • 数学検定準2級の勉強方法は教科書と過去問の反復学習

数学検定準2級の合格率、難易度、勉強法についてまとめてみました。

レベルの上がる準2級ですが、学校で習う以外の勉強の必要はありません。
学校の勉強の予習・復習としても取り組みやすい試験です。
この機会に挑戦してみてはいかがでしょうか。

 

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