最近では書類の作成だったり表やグラフを作ったりするのにマイクロソフト社のWordやExcelを利用している会社がほとんどなのではないでしょうか?
マイクロソフトオフィススペシャリストという資格はマイクロソフトオフィス製品の利用スキルを最も証明できる世界共通の資格です。
そこで、ここではこの資格について以下のことを解説していきます。
・マイクロソフトオフィススペシャリストとは・・・
・難易度や合格率は?
・合格に向けての勉強方法は?
・合格するためのテキストは?
目次
マイクロソフトオフィススペシャリストとは
正式名称はMicrosoft Office Specialist(マイクロソフトオフィススペシャリスト)、MOSとも呼ばれています。
マイクロソフトオフィススペシャリストとは、マイクロソフト社が運営する「Word・文書作成ソフト」、「Excel・表計算ソフト」、「PowerPoint・プレゼンテーションソフト」、「Access・データベース管理ソフト」、「Outlook・電子メール・情報管理ソフト」における、業務などで使用する一定のレベルのスキルを証明する資格です。
マイクロソフト社認定の世界共通資格なので、認定されたスキルは世界でも通用するグローバル資格です。そのため、数多くの企業などで取得を推奨されています。
MOSの試験は全国各地のPC教室などで随時実施されていて、全国一斉試験も毎月行われているので、自分のタイミングでいつでもチャレンジすることができます。毎年、約200もの国や地域でMOSの試験が実施されていて、認知度バツグンの資格です。
そしてこの資格を取得して得られるメリットは、「就職活動に有利になる」「資格を取得することで収入アップにつながる」といったことがあります。
マイクロソフト社と言えば世界的にもかなり有名です。世界共通の資格なので取得できるだけでも自信につながりますね!!
マイクロソフトオフィススペシャリストの難易度や合格率は?
PowerPoint無事合格!
これでWard、Excel、PowerPoint
Officeの中でも最も使うソフト3つ揃いました
今後はspecialistの上級expertを目指したいと思います#MOS#マイクロソフトオフィススペシャリスト#PowerPoint pic.twitter.com/40V4jGDZcY— 平野 たくみ (@takumi3105) October 13, 2018
マイクロソフトオフィススペシャリストは以前「一般コース」と呼ばれていたことから、基本的なパソコン操作ができれば誰でも挑戦できるレベルの試験です。
MOSの合格率は公式には発表されていないため、正式には分かりませんが、マイクロソフトオフィススペシャリストの合格率は約80%だと言われています。
合格点は1000点満点中550点から850点が合格点で、幅があるのは問題の難易度によって合格点が変わるからです。難しいと合格点は下がりますし、簡単だと合格点は上がります。
合格率も高めで試験も全国一斉試験が毎月行われているので自分のタイミングでいつでもチャレンジできるのは嬉しいですよね!
気になる試験内容は、筆記試験等はなく、会場で実技試験のみを行います。実技試験は、各試験会場に用意されたパソコンを使用して、問題の指示に従い正しい操作を行うことができるかを判定します。 試験は、同日に3科目まで受験することができます。
マイクロソフトオフィススペシャリスト合格に向けての勉強方法は?
マイクロソフトオフィススペシャリストには3つの勉強方法があります。
・独学
・通学講座
・通信講座
それぞれを詳しく説明していきます。
独学
まず一つ目が「独学」です。
独学で勉強するメリット・デメリットは次の通りです。
【メリット】
・すべて自分のタイミングで進められる
・最小限の費用でできる
【デメリット】
・誰かに教えてもらうことができない
テキストなどを自分で選び、自宅で自分のペースで勉強ができます。自宅でパソコンを使っての学習では、はじめの設定やインストールまで全て自分で行う必要があります。
では、独学の場合どのような勉強方法がいいのでしょうか。合格者の声を参考に見ていきましょう。
市販の試験対策テキストとそれに付属しているDVD(模擬試験が5種類とランダム形式の問題が搭載され実際の試験形式で試験の練習ができる機能がついています。)をこなし、自動採点システムがついていますので、そこで900点以上(1000点満点中)を常にとるだけの実力がつけば、実際のテストで合格できます。
試験では、その例題とは少し違う問いもありますから、戸惑う事もあると思いますが、模擬試験だけでなく、試験対策テキストの問題もしっかり頭に入れて勉強していれば大丈夫ですよ。 範囲も広いですし、繰り返し定期的に頭に刷り込む事が合格への鍵となるでしょう。
やはり試験対策テキストの問題を繰り返しすることと模擬試験も積極的にすることが大切ですね。
通学講座の受講
次に、実際に「スクール」に通って勉強をするという勉強方法です。
通学講座のメリット・デメリットは次の通りです。
【メリット】
・わからない事はすぐに教えてもらえる
・人とコミュニケーションをとりながら学習するので一人で勉強するよりもやる気が起きやすい
【デメリット】
・授業を受けるのに費用がかかる
・スクールまで行かなければならない
講師が授業をしてくれるので、わからない事があればすぐに質問ができ、教えてもらえます。
この勉強方法に向いている方はパソコンやオフィス初心者の方です。
通学講座の受講料と受講期間の比較
お金をかけてでもしっかりと学びたい人であればWinスクールの方が良いですね。
パソコンスクールAVIVAは受講料が安い分、時間も回数も少なくなっているのである程度で良いと思う人に向いてます。
自分に合ったスクールを見つけることが大切です!!
通信講座の受講
最後に、スクールから送られてくるテキスト等を利用して、自宅で勉強をするという勉強方法です。スクールによってはオンライン授業や、映像を利用して行う講座もあります。
自宅でパソコンを使っての学習では、はじめの設定やインストールまで全て自分で行う必要があります。
通信講座のメリット・デメリットは次の通りです。
【メリット】
・わからない事は質問できる
・自宅でできる
【デメリット】
・授業を受けるのに費用がかかる
この勉強方法に向いている方はある程度パソコンやオフィスを使い慣れている方です。
独学との違いは、分からないことをスクールに質問ができるなどの学習サポートがあることです。
通信講座の受講料と受講期間の比較
ユーキャン
受講料:24,750円(税込み)
受講期間:標準学習期間は1ヵ月(指導サポート期間3ヵ月)
AVIVA
受講料:34800円(税込み)
受講期間:1回90分を11回
参考URL:アビバのMOS(Microsoft Office Specialist)対策講座|パソコン教室・パソコン資格のAVIVA
通信講座の王道と言えばユーキャンですね。ユーキャンもAVIVAも指導サポート付きですが受講期間の違いなどから料金にも多少差があります。
通信講座を選ぶ際にも受講期間や費用を踏まえて選択することをおすすめします。
もともとのパソコンスキルのレベルやライフスタイルによってそれぞれ向いている勉強方法を選んで、効率良く無理なく勉強に取り組めることが大切です。
合格するためのテキストは?
では、実際にどのような人にどのようなテキストが向いているのか解説していきます。
テキスト1
引用:Amazon
MOS Excel 365&2019対策テキスト&問題集(よくわかるマスター)
著者:富士通エフ・オー・エム
値段:2310円(税込み)
このテキストは試験の内容をこれ1冊でカバーでき、さらに実践力も養うことのできる万全のテキストです。機能の操作方法、押さえておきたいポイントなどを丁寧に解説してくれています。
このテキストは試験の対策をしっかりできるもので、少し経験のある方向けになっております。
テキスト2
引用:Amazon
エクセル兄さんが教える世界一わかりやすいMOS教室
著者:たてばやし 淳
値段:1870円(税込み)
このテキストは「わかりやすくて、要点だけをサクサク学べる1冊」です。学校の教科書のように文章が多かったり、細かい説明ばかり、というような嫌になる要素を省きシンプルだけどわかりやすい、まさに「こんなテキストが欲しかった!」というような1冊です。
著者はMOSインストラクターを10年以上してきた経験を活かしてこの1冊を制作しました。だから、「こうすればわかりやすい!」という要素がたくさんを詰め込まれています。
わかりやすさでは1番と言っても良いくらいで基礎からしっかり学ぶことができ、初心者の方にも向いています。
テキスト3
引用:Amazon
著者:佐藤 薫
値段:1430円(税込み)
このテキストは完全に試験のための対策だけを考えたテキストで、試験の合格のために必要な知識と操作を練習問題と機能の説明、操作手順という3ステップでしっかり身に付けられます。
試験の対策をするための1冊になっていますので、実務経験がある方向けになります。
以上が参考になるおすすめのテキストになります。
テキストもいろいろなものがありますが、むやみやたらに勉強していくよりもまずは自分にあったテキストを選んでしっかりと対策していくことが大事です。
まとめ
では、最後にマイクロソフトオフィススペシャリストについて分かったことをまとめていきます。
・マイクロソフトオフィススペシャリストとは業務などで使用する一定のレベルのスキルを証明する資格
・試験は基本的なパソコン操作ができれば誰でも挑戦できるレベル
・勉強方法は独学・通学講座・通信講座の3つ
マイクロソフトオフィススペシャリストについて解説してきましたが、お分かりいただけましたか?
MOSは世界共通の資格でネット社会になった今、この資格は世界でも重宝されます。
皆さんもこの資格取得に挑戦してみてはいかがでしょうか?