皆さんはどんな資格が欲しいですか?
ビジネスで活用できる資格から、趣味がきっかけで取得する資格など、その用途は様々ですよね。
でも実際には「種類が多すぎてどれを選べばいいかわからない!」という方も多いはず。
今日は、そんな方にもおすすめな資格の中から【日商PC検定3級】について詳しく解説していきます。
これを読めばきっとこの資格に興味が湧いて、資格取得への第一歩を踏み出せることでしょう。
・日商PC検定の概要
・日商PC検定3級の難易度と合格率
・日商PC検定3級の効果的な勉強法
目次
日商PC検定の概要
そもそも【日商】とは、日本商工会議所の略称です。
日本商工会議所は、日本各地で組織された商工会議所を会員とする団体であり、商工業の発展を目的としています。
そして、この団体が本格的なネット社会を迎えた現代において、パソコンやインターネット等のビジネスシーンにおけるスキルを測るべくして2006年4月に創設したのが【日商PC検定】です。
日商PC検定取得のメリット
また、この資格は前身となる【日本語文書処理技能検定】と【ビジネスコンピューティング試験】の2つを統合、進化させた試験でもあり、企業からの高い評価を受けています。
ですから、就職試験や人事評価においても自信を持ってアピールすることができます。
その他にも日商が施行する資格は多くの大学や短大における、推薦入試の基準や単位認定の対象にもされており、社会人に限らず高校生や大学生の方にもおすすめの資格と言えます。
その他の基本情報については以下の通りです。
・受験費用
1級 10480円
2級 7330円
3級 5240円
Basic 4200円
・試験日程
1級のみ2月、10月。
1級以外は各試験会場がそれぞれ設定して実施している。
通年実施されていることが多く、受験チャンスも多い。
・試験会場
各地商工会議所、PCスクール、教育機関、職業訓練校など全国約2000カ所
(ネット試験)
・受験資格
年齢、学歴問わず受験可能。
日商PC検定の試験内容
この資格の検定試験は、以下3つの分野においてそれぞれ独立した試験として執り行われます。
・日商PC検定試験【文書作成】
→主としてビジネス文書の作成、取り扱いを問う。
・日商PC検定試験【データ活用】
→主として業務データの活用、取り扱いを問う。
・日商PC検定試験【プレゼン資料作成】
→目的に応じた適切でわかりやすいプレゼン資料作成できるかを問う。
また、この3級の試験では3つ全ての分野において実技科目と知識科目が存在します。
ビジネスの場面で必ず必要とされるスキルが3分野に分けられ、実技科目も行われる試験のため、この資格があることで実務におけるスキルの証明にも繋がり、就職にも有利に作用する可能性があります。
こんな魅力的な資格、皆さんも是が非にも取得したいですよね?
では、この資格の難易度とその合格率について次で詳しく解説していきます。
日商PC検定3級の難易度とその合格率
取得した人にメリットのあるこの資格、実際にはどの程度の難易度の試験なのでしょうか。
難易度の説明の前に、大前提としてこの資格は通年実施されているため、受験チャンスが多いです!
数打ちゃ当たる!とは言いませんが、どんな資格においてもある程度傾向をつかむことが合格への近道でもありますので、受験チャンスが多いということは年内に必ず資格が欲しい!という明確な目標がある方にとってはとても良い点ですよね。
では、その日商PC検定3級のその難易度は。。。。
例年合格率80%以上!
つまり、そこまで難しい資格ではありません。
実際の実技科目では、ある条件が提示され、その条件に基づく資料を作成せよ、といった問題が出題されています。
しかしながら3級では、問題ごとに細かい指示が提示されており、その指示通りに資料を作れば合格レベルと言えます。
ですから、3級の実技試験ではそれぞれの分野において、Excel、Word、PowerPoint等のソフトの基本的な操作が問題なくできていれば合格範囲となるでしょう。
また知識科目は、選択制で出題されるため参考書をもとに用語をきちんと勉強すれば十分理解できるレベルです。
3級では専門的な用語だけに限らず、日常生活でもよく耳にする用語も多いため、そこまで抵抗感なく勉強できることと思います。
日商PC検定3級の効果的な勉強法
いざ資格取得を決意して勉強を始めようと試みるも、”何から手をつけたら良いかわからない”
そんなことってよくありますよね。特にこの資格は知識科目と実技科目に分かれた試験ですからなおさらだと思います。
ここからは本資格合格に向けた具体的な勉強法について解説していきます。
具体的な勉強法〜独学編〜
独学で合格を目指す方には公式問題集を活用した勉強法がおすすめです。
この資格は3分野に分かれているため、問題集もそれぞれ分かれています。
そして前述でも述べたように知識科目と実技科目に分かれていますので、勉強する際もそのバランスが重要です。
公式問題集にはその両科目に関する問題と解説が、1冊にまとまって収録されているのもおすすめな理由の一つです。
専門的な知識となると難しいのでは、という印象からついつい知識科目の勉強ばかりに気を取られがちになってしまいますが、この資格の実技科目は30分という決して長くない制限時間が設けられているため、普段からPCに触れる機会の少ない方はタイピングだけでも慣れるのに時間を要します。
ですから、当初から知識科目と実技科目の勉強を並行して進めていくことが大切です。
公式問題集を一通り理解することができたら、当日の試験に向けて公式問題集内の模擬試験問題を実施してみましょう!
模擬試験は現時点でのレベルを確認することはもちろん、本番の試験に慣れることも重要な目的となりますので、もしわからない問題があっても深く悩まず飛ばしていき、まずは時間内に試験を終わらせられるようにしましょう。
こういった地道な努力を続けることが合格に繋がっていきます。
しかしながら、この資格の特徴は通年試験が行われており受験チャンスが多いということですから、もし勉強が不十分であると感じたのであれば来月に持ち越すこともできます。
これなら忙しい人でも自分のペースで学習を進めることができますね。
日商PC検定3級合格に繋がるおすすめ公式問題集
「よくわかるマスター 日商PC検定試験【文書作成】3級」
文書作成分野の知識科目と実技科目の両科目に対応。
出題範囲をカバーした的確な解説と操作方法の学習により、
必要な知識や操作スキルを身に付けることができる。
(引用:出版社HP FOM出版)
「よくわかるマスター 日商PC検定試験【データ活用】3級」
データ活用分野の知識科目と実技科目の両科目に対応。
出題範囲をカバーした的確な解説と操作方法の学習により、
必要な知識や操作スキルを身に付けることができる。
(引用:出版社HP FOM出版)
「よくわかるマスター 日商PC検定試験【プレゼン資料作成】3級」
プレゼン資料作成分野の知識科目と実技科目の両科目に対応。
出題範囲をカバーした的確な解説と操作方法の学習により、
必要な知識や操作スキルを身に付けることができる。
(引用:出版社HP FOM出版)
具体的な勉強法〜通信教育編〜
そうは言っても”独学だと不安”、”勉強が続かない”なんて人も多いですよね。
そんな方におすすめなのがユーキャンの【日商PC検定3級講座】です。
引用:ユーキャン HP
ユーキャンは言わずと知れた資格取得のための通信教育に特化した企業ですよね。
この通信教育の大きな特長の一つが、使用される教材が本資格試験を主催する日商の協力のもと、作られている点です!
先ほど独学でも公式問題集がおすすめとお伝えしましたが、日商が監修して作られた教材ということは、公式問題集と変わりありませんよね。
そこにプラスしてユーキャンならではのサポートとして、解説等を読んでもわからないことには、メールや郵送等で質問することができ、経験豊富な講師陣が丁寧に回答してくれます。
これなら自分で進める学習でも、不安なく、また見守ってくれている人がいることでめげずに続けられるのではないでしょうか?
ただこちらの通信教育の費用は月々2980円の12回コースですので、合計35,760円になります。
この金額が安いと感じるか、高いと感じるかは人それぞれですが、12回コースとなると1年かかることになってしまいます。
そうなると通年行われてる資格試験であるからこそのメリット、自分のペースで何度でも受験できるという点が失われてしまうようにも感じます。
ですから、◯月までには必ず資格が欲しい!といった具体的なリミットが決まっている方はスケジュールを考えて受講する必要がありますね。
この他にも、本資格の試験会場にもなる地域のパソコン教室では、日商PC検定3級合格に向けた講座が独自に行われています。
対面で教えてもらいたい!という方にはこういった勉強法もおすすめです。
まとめ
・日商PC検定は、日本商工会議所が実施する、企業や教育機関から高い評価を得た公的な資格。
・日商PC検定3級は、例年合格率80%以上の比較的易しい試験。
・日商PC検定3級の勉強法には、公式問題集を活用した独学や、通信教育の受講、パソコン教室に通うといった方法がある。
いかがでしたでしたか?
通年行われているこの資格であれば、明日から資格取得に向けて行動を開始することができます!
ぜひこれを機に資格取得を考えてみるのも良いかもしれません。