今後の将来を考える中で、何か資格があればな〜なんて思うことありませんか?
資格をとるメリットはたくさん!
社内での人事評価が向上、転職に有利、そして日常生活においてもそこで学んだ知識はきっと役に立ちますよね。
今日はそんなあなたの生活を豊かにしてくれる数ある資格の中から
マルチメディア検定について解説します。
・マルチメディア検定の概要
・マルチメディア検定の試験内容
・マルチメディア検定取得のための勉強法
目次
マルチメディア検定の概要
そもそもマルチメディアとは、
マルチメディアと一言にいっても様々で、厳密な定義化はされていません。
例えば、代表的なものですと今見ているWebサイト、そのものを指す言葉でもあります。
マルチメディア検定は第一回の試験が1996年に行われており、20年以上の歴史がある民間試験です。
現代社会においてコンピュータ、インターネットは切っても切り離せない関係です。
ですから、この資格は今後このような媒体を仕事に活用していきたい!と、考える全ての人が、資格の一つとして持っていれば役に立つかもしれませんね。
詳しい概要は以下の通りです。
・主催団体→公益財団法人 画像情報教育振興協会(CG-ARTS協会)
・開催日→年2回
・試験エリア→全国20都道府県
・受験資格→年齢、学歴に関わらず誰でも受験可能
・受験料→ベーシック(¥5600)、エキスパート(¥6700)
マルチメディア検定の試験内容
実際はどんな試験を受けるんですか?
どんな問題が出るか、それが気になりますよね。
マルチメディア検定【ベーシック】で扱われる試験範囲
ベーシックでは、マルチメディアの基本的な扱い方や、インターネットを利用したコミュニケーション技術に関する基礎的な理解と、生活の様々な場面においてその知識を活用する能力を測ります。
主に以下9つのカテゴリーから出題されます。
・マルチメディアの特徴
・デイジタル端末
・コンテンツ制作のためのメデイア処理
・インターネットと通信
・インターネットで提供されるサービス
・インターネットビジネス
・ディジタルとネットワークで進化するライフスタイル
・社会に広がるマルチメディア
・知的財産
以上のカテゴリーから問題数は10問です。
ベーシックでは基本的な能力を測る試験のため、マルチメディアにおける用語の意味を問う問題や、画像処理に関わる基礎知識などが過去に出題されています。
日頃から仕事などでPCを使った作業に慣れている方は既に見聞きした用語なども多いため、抵抗なく勉強を進められることでしょう。
マルチメディア検定【エキスパート】で扱われる試験範囲
エキスパートでは、マルチメディアを用いた
・ネットワーク技術
・コミュニケーション技術
・プレゼンテーション技術
以上3つの専門的な理解力と、アプリケーションシステムや製品開発のビジネスに対し、知識を応用する能力を測ります。
主に以下8つのカテゴリーから出題されます。
・人間の知覚とヒューマンコンピュータインタラクション
・マルチメディアの処理技術
・コンピュータのしくみと技術
・ネットワークと通信
・マルチメディアアプリケーションの実現
・インターネットの応用
・社会に広がるマルチメディア
・知的財産権
以上のカテゴリーからこちらも10問です。
ベーシックと重なる点もいくつかありますが、より専門的な知識が問われ、応用力を測るため、画像や図式を読み取るといった問題も過去に出題されています。
マルチメディア検定の難易度について
私にも合格の可能性あるのかな?
では実際にどのくらいの人が受けて、どのくらいの人が合格しているのか解説していきましょう。
【ベーシック】受験者数と合格率
・2020年度(後期)→1608人受験/合格率74.29%
・2019年度(後期)→1269人受験/合格率71.80%
・2018年度(前期)→684人受験/合格率72.0%
ここでは参考までに過去3年分の合格率をあげましたが、ベーシックは平均的に合格率6割以上の資格のため難易度としてはやや易しいものであるといえます。
というのも、こちらの画像をご覧ください。
引用:CG-ARTS HP
この画像は本資格の主催団体であるCG-ARTSが主催している全5つの資格の構成を立体で表したものです。
これを見れば、マルチメディア検定は他4つのIT関係の資格における基盤、つまりはIT分野の基礎を問う資格であることがわかりますよね。
そんな基礎を問う資格の中での【ベーシック】となれば、おのずと難易度がそこまで高くないものであると思えるのではないでしょうか。
でもそうなるとやっぱりエキスパートは難しいのかな。。。
【エキスパート】受験者数と合格率
・2020年度(後期)→640人受験/合格率20.86%
・2019年度(後期)→480人受験/合格率22.10%
・2018年度(前期)→619人受験/合格率22.9%
この通り、エキスパートはベーシックに比べ難しい試験であるといえるでしょう。
しかしながら、先ほどの画像を思い出してください。
マルチメディア検定はIT分野における基礎知識となる資格です。
もし、この先IT業界で働きたい!といった目標があるのであれば、本資格以外の資格の知識も求められることでしょう。
そこで全ての基盤とも言えるこの資格を取得することが、その先の資格にも繋がっていくことでしょう。
ではどんな勉強法が効果的か、解説していきましょう。
マルチメディア検定の効果的な勉強法
いざ資格取得を目指して勉強を始めようとしても、まずどこから手をつけたらいいのかわからない!
と、悩んでしまう人も多いことと思います。
また、これまで色々な資格試験の経験があっても、それぞれの試験によって効果的な勉強法は様々。
では、本資格にはどんな勉強法が効果的なのでしょうか。
具体的な勉強法
さて、資格試験において効果的な勉強法を見極めるポイントはなんだと思いますか?
答えは、出題形式です。
この資格の出題形式はマークシート方式です。
尚且つベーシック、エキスパートともに出題数は10問と非常に少ないため、
参考書をきちんと読み込み、専門用語を全て頭に入れ、どんな問題にも対応できる知識力が必要です。
しかしながら、一言一句暗記する必要はありません。
なぜなら出題形式はマークシートですから、答えはすでに記載されています。
だからこそ、
参考書を繰り返し読み込み、ただ暗記するのではなく、知識として理解することで、問題を読めばおのずと答えがわかる状態にすることが大切なのです。
そして、
最終仕上げとして繰り返し、過去問題や参考問題を解くことで、問題の傾向を掴みます。
マルチメディア検定はある一定の出題傾向がある資格試験ですので、自分の苦手分野を見つけ、その原因にしっかりと対策することで合格に大きく近づくことでしょう。
おすすめ参考書&問題集
【入門マルチメディア(改訂新版)】
ディジタル情報のしくみや、社会の
ディジタル化によるライフスタイルの
変化とコミュニケーションの在り方に
ついて、初心者にもわかりやすく
解説した入門書です。
引用:CG-ARTS HP
【実践マルチメディア(改訂新版)】
マルチメディアを中心とした関連技術の
プロフェッショナルをめざす人必携の
一冊。マルチメディアやインターネット、
セキュリティなどに関する
情報リテラシーの基礎知識を解説。
引用:CG-ARTS HP
【マルチメディア検定エキスパート・
ベーシック公式問題集(改訂新版)】
過去に出題された問題などを練習問題
として再編。エキスパート3回分、
ベーシック3回分を掲載した実践形式の
問題集です。
引用:CR-ARTS HP
でも、実際にはどのくらいの期間勉強すればいいの?
ただどんな資格も早め、早めの準備が重要であることは変わりません。
まずはベーシックの資格取得を目指して勉強開始します!
まとめ
・マルチメディア検定はコンピュータを通じて情報発信するための知識と技術を測る検定。
・ベーシックは比較的合格しやすい、一方エキスパートは難しい。
・勉強の際は参考書を用いた知識のインプット、問題集を用いた傾向と対策が重要。
いかがでしたか?
マルチメディアは今後も私たちの社会と切っても切り離せない存在です。
そんなマルチメディアの知識を身につけることができるこの資格は
きっとあなたの今後のキャリアをより豊かなものにしてくれることでしょう。