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ビジネス実務法務検定2級の難易度や勉強時間!履歴書の書き方など

どんな仕事においても、顧客との契約や財産の管理など、法律に基づいて業務を行う場面はたくさんあります。そのため、ビジネス実務法務検定は、どんな仕事をしている人にも役に立つ検定です。

資格取ろうか悩んでる人
3級取得したから、次は2級が取りたい!
資格取ろうか悩んでる人
ビジネス実務法務検定2級って、就職や転職に有利になるなら受けてみたい。履歴書にも書けるのかな。

そんな疑問をお持ちの方のためにここでは、

・ビジネス実務法務検定2級の難易度

・ビジネス実務法務検定2級の勉強時間

・ビジネス実務法務検定2級の履歴書の書き方

について解説していきます。

 

ビジネス実務法務検定2級の難易度

ビジネス実務法務検定2級の合格率は約40〜60%です。

3級や1級とはどのようにレベルが違うのでしょうか。まず、それぞれの級ではこのような基準が定められています。

3級・・・ビジネスパーソンとしての業務上理解しておくべき基礎的法律知識を有し、問題点の発見ができる。(ビジネスパーソンとして最低限知っているべき法律実務基礎知識を想定)

2級・・・企業活動の実務経験があり、弁護士などの外部専門家に対する相談といった一定の対応ができるなど、質的・量的に法律実務知識を有している。(知識レベルのアッパーレベルを想定)

1級・・・業務上必要な法務知識をビジネス全般にわたって持っており、その知識に基づいて多面的な観点から高度な判断・対応ができる。(実務的対応能力としてのアッパーレベルを想定)

2級ではアッパーレベル(上位レベル)、つまり3級の基礎知識にプラスして、さらに実務として仕事での対応ができる必要があるのです。

 

ここ3年ほどの、他の級と合格率を比べてみました。

3級 2級 1級
2019年度 75.1% 40.9% 17.2%
2020年度 75.7% 43.4% 12.4%
2021年度 87.3% 68.4%

※1級は2021年11月現在未実施のためデータなし

引用 東京商工会議所

表からわかるように、3級は約8割が合格しているのでそれほど難易度は高くありませんが、2級になると約5割と合格率が下がります。

基礎的な知識を問われる3級と比べ、実用的な知識も問われる2級はやはり難しくなるようです。

ビジネス実務法務検定2級は年2回試験が行われますが、このように3級取得後、半年後の試験時に2級に受かったという方もいます。

きちんとテスト対策をして勉強すれば、決して受からない試験という訳ではなさそうですね。

「3級を上期(6月くらい)、その流れで2級を下期(11月くらい)に一気に受けてしまった方が良い。私は3級取得後、数年のブランクがあり、3級の知識は遥か彼方。途中で法改正が行われていて効率が悪かったなと思いました。」

こんな感想をあげている方もいたようですので、むしろ3級を受けたらそのまま2級の勉強を続けた方が、記憶も新しいので勉強もはかどるようです。

 

ビジネス実務法務検定2級の試験内容

ビジネス実務法務検定2級では、3級の範囲に加えて2級の公式テキストの内容と、その知識を利用した応用力が求められます。

公式テキストの内容は以下の通りです。

  1. 企業取引の法務
  2. 債権の管理と回収
  3. 企業財産の管理・活用と法務
  4. 企業活動に関する法規制
  5. 株式会社の組織と運営
  6. 企業と従業員の関係
  7. 紛争の解決方法
  8. 国際法務(渉外法務)

法律というと、もっと固いイメージがありますよね。しかし、学ぶ内容は「実務」というだけあって、実際の社会で普段私たちが関係しているものの多くが、テキストには取り上げられています。

公式ホームページには例題も掲載されていますので、紹介します。

消費者契約法に関する次のア~オの記述のうち、その内容が適切なものの組み合わせを①~⑤の中から1つだけ選びなさい。

選択肢

  • ア.消費者契約法は、労働契約も含めて、事業者と消費者との間で締結されるあらゆる契約に適用される。
  • イ.事業者は、消費者契約の締結について消費者を勧誘するに際し、物品、権利、役務その他の当該消費者契約の目的となるものの分量等が当該消費者にとっての通常の分量等を著しく超えるものであることを知っていた。この場合、当該消費者は、当該勧誘により当該消費者契約の申込みまたはその承諾の意思表示をしたときは、その意思表示を取り消すことができる。
  • ウ.消費者契約法が規定する取消権は、消費者保護の観点から、その行使期間についての定めがなく、消費者はいつでも取消権を行使することができる。
  • エ.事業者と消費者との間の契約において、事業者が契約の重要事項に関して事実と異なる内容を告げる行為は、民法上の詐欺による意思表示における欺罔行為に該当するため、消費者契約法上の不適切な勧誘行為には当たらない。
  • オ.事業者と消費者との間の契約において、消費者の不作為をもって当該消費者が新たな消費者契約の申込みまたはその承諾の意思表示をしたものとみなす条項その他の法令中の公の秩序に関しない規定の適用による場合に比して消費者の権利を制限しまたは消費者の義務を加重する消費者契約の条項であって、信義則に反して消費者の利益を一方的に害するものは、消費者契約法上、無効である。

① ア・イ  ② ア・ウ  ③ イ・オ  ④ ウ・エ  ⑤ エ・オ (正解は③)

これが、実際にビジネス実務法務検定2級の試験で出題されるような問題です。

このような問題文を読んだとき、どれくらい理解できるかで、次に紹介する勉強時間も必要な量が変わってくるのです。

 

ビジネス実務法務検定2級の勉強時間

資格取ろうか悩んでる人
どれくらい勉強すれば受かりますか?

働きながら資格取得のために勉強する方や、次の試験まで時間がない方など、勉強時間を捻出するのが難しい方も多いかと思います。

ビジネス実務法務検定2級では、60~100時間の勉強が必要と言われています。1日3時間の勉強で約3ヶ月と、それなりにしっかりと勉強時間をとらないと難しいでしょう。

実際に受けた方の声を紹介します。

「3級をすでに持っていて、独学で70時間ほどで受かりました。」

法学部で法律を勉強してきたり、3級を受けたばかりで基礎知識がある程度身についている場合は、もう少し少ない場合でも合格できることはあるようです。

つまり、

3級合格者、法律を既に勉強している人・・・60~70時間

1日1時間で2~3か月、1日2時間で1~2か月

2級から受け始める初心者・・・100時間

1日1時間で4か月弱、1日2時間で2~3か月

このくらいを目安に考えるとよいでしょう。

 

また、ビジネス実務法務検定2級は2021年度からIBT方式に変更になりました。

今までは、PBT(紙の試験)だったため、メモしながら試験を受けることができましたが、IBT方式では一切メモをとることができません。そのため、オンライン講座などでIBT方式の試験に慣れておいた方がよいかもしれません。どんなにテスト勉強を行っていても、実際の試験の形式に慣れていないことで苦戦するのは、とてももったいないですからね。

 

ビジネス実務法務検定2級は履歴書に書ける?書き方は?

資格取ろうか悩んでる人
無事合格したら、ビジネス実務法務検定2級は履歴書に書いてもいいの?
はい。ビジネス実務法務検定2級は、履歴書に書いても大丈夫です。
資格の専門家

ビジネス実務法務検定2級を取得したら、履歴書に書くことができます

ビジ法と呼ばれることもありますが、履歴書に書く際は必ず正式名称を記入しましょう。

免許・資格
令和○ 東京商工会議所主催 ビジネス実務法務検定2級 合格

履歴書の免許・資格の欄にはこのように記載すれば大丈夫です。

 

学生の場合、実務経験がまだないため、ビジネス実務法務検定2級を取得していることで法律の知識があることや、積極的に自分から勉強する意志のあることが伝わります。

ただし、転職の場合、人事や法務関連など、今までの実務経験を求められることが多くあります。そのため、ただ資格を持っているだけよりも、今までどのようにその資格を使って仕事をしてきたかアピールすることが重要です。

こちらに履歴書の記入方法の例をいくつかあげてみました。

・社員の雇用、契約の業務を行ってきた

・コンプライアンス、リスク管理担当の経験あり

・各種契約書の作成をしてきた

・知的財産権の管理を行っていた

・特許に関する業務を行っていた

・契約の交渉の経験あり

このように、これから働きたい職種で、「ビジネス実務法務検定2級を取得している、かつこのような業務の経験がある」というアピールポイントがあれば、尚よいでしょう。

 

ビジネス実務法務検定2級は就職に有利?

先ほど、ビジネス実務法務検定2級を取得していると履歴書にも書けることをお伝えしましたが、実際の求人を見てみるとわかるように、ビジネス実務法務検定2級を取得していると就職に有利になることがあります。

こちらに例をあげてみました。

・法務、審査担当・・・年収550万~860万円 〈歓迎要件〉 ビジネス実務法務検定2級保有者

・人事労務・・・年収360万~500万円 〈歓迎要件〉 ビジネス実務法務検定2級保有者

・リスクマネジメント職・・・年収400万~560万円 〈歓迎要件〉 ビジネス実務法務検定1~3級保有者

・企業法務実務担当・・・年収400万~800万円 〈歓迎要件〉 ビジネス実務法務検定1、2級保有者

このように、必須要件ではないものの、歓迎要件としてあげている企業はたくさんあります。1~3級の条件のところもありますが、2級以上を歓迎要件としている企業も数多く見受けられます。

 

また、法学部在籍時に2級を取得した学生は、このような感想をあげています。

ビジネス実務法務検定2級に合格している学生は少ないそうで、就職活動では採用面接官の方に「法律をしっかり勉強しているね」と評価していただきました。法学部出身として、しっかりと学んだ証を残せたのは大きかったと思います。
内定をもらった会社に入社する予定です。

引用 東京商工会議所

学生のうちに取得しておくと面接時にも有利なようですね。会社によっては、資格を取得することで手当てが出るところもあるようです。

 

まとめ

ここまで、ビジネス実務法務検定2級について解説してきました。

・ビジネス実務法務検定2級はやや難易度は高いが、きちんと勉強すれば合格することができる。

・ビジネス実務法務検定2級は約60~100時間の勉強が必要

・ビジネス実務法務検定2級は、履歴書に書くことができる。転職時は、今までどのような実務経験があるかも重要。

・ビジネス実務法務検定2級は、就職時に有利になることがある。

簡単に受かる試験ではありませんが、社会人としてどんな職種でも必要な知識であり、スキルアップにも役立ちます。興味をもった方はぜひ挑戦してみてください。

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