Web関連の資格は、Webを使用する職種の方をはじめ、現在増加傾向にある在宅ワークをしている方にも近年注目されています。
Web関連の資格は数多くありますが、その中でも現役のWebデザイナーが取りたい資格として話題になった、「HTML5プロフェッショナル認定資格」に興味を持った方もいるのではないでしょうか。
しかし、
「HTML5プロフェッショナル認定資格って、そもそもどんな資格なの?」
「HTML5プロフェッショナル認定資格をとるメリットはあるの?」
「履歴書には書けるの?」
といった疑問を持った方もいるかと思います。
そこで今回は、
・HTML5プロフェッショナル認定資格とは
・HTML5プロフェッショナル認定資格をとるメリットは?
・HTML5プロフェッショナル認定資格は履歴書に書けるのか?
上記内容について詳しく解説していきます。
目次
HTML5プロフェッショナル認定資格とは
HTML5プロフェッショナル認定資格とは、特定非営利活動法人エルピーアイジャパン(LPI-Japan)が、最新のマークアップに関する技術力と知識を、公平かつ厳正に、中立的な立場で認定する認定資格です。
簡単に言うと、HTMLやJavascriptなどのマークアップの知識や技術があることを証明することができる資格ということです。
この資格には、Level.1とLevel.2があります。
Level.1
マルチデバイスに対応したWebコンテンツ制作の基礎の実力を測る
Level.2
システム間連携や最新のマルチメディア技術に対応したWebアプリケーションや動的Webコンテンツの開発・設計の能力を認定する
試験の概要を表にまとめました。
レベル | Level.1 | Level.2 |
所要時間 | 90分(試験後の簡単なアンケートの時間を含む) | |
試験問題数 | 約60問 | 40~45問 |
受験料 | 16,500円(税込) | |
試験実施方式 | コンピュータベーストテスト(CBT)
※団体受験用にペーパーテスト(PBT)も実施します。(20試験以上) |
|
認定条件 |
HTML5 レベル1試験に合格すること | HTML5 レベル2試験に合格し、かつ有意なHTML5レベル1認定を保有していること。 |
認定の有効期限 | 5年間 |
有効期限がある資格なので、資格取得後は認定日から5年以内に資格の再取得が必要になります。
有効期限が設けられていることで、この資格の認定者は最新の技術力を有していることを証明することができます。
期限切れのならないように、資格取得後も注意が必要です。
HTML5プロフェッショナル認定資格をとるメリットは?
HTML5プロフェッショナル認定資格を取得すると、以下の3つのメリットが挙げられます。
・実務で活かすことができる
・スキルの証明になる
・キャリアアップに役立つ
それぞれの項目について詳しく見ていきましょう。
実務で活かすことができる
HTML5プロフェッショナル認定資格は、汎用性の高い制作スキルのベースになります。
HTML5はWebコンテンツ制作のスタンダードであり、今後ますます需要が高まっていくと考えられます。
そのため、この資格はWebコンテンツ制作の需要に合致した資格と言えます。
資格を取得することで、普段の業務にそのまま活用することができたり、基礎力が身に付き、実務の理解度が上がったりなど、実務で活かすことができます。
ある程度スキルを身に付けてから就職したいと考えている方は、事前に資格取得について検討してみるのもいいかもしれません。
HTML5プロフェッショナル認定試験に合格しました💯試験勉強よりもっと実践的な勉強した方がいいのかな、、、と葛藤の日々でした。笑でも、検定に挑んでなかったら知り得ることが出来なかった知識のお陰で業務に対しての理解度が上がった気がします!今日はたくさん遊びます♫
— Rina (@gKcByWhHiZZJYNx) July 10, 2021
スキルの証明になる
HTML5プロフェッショナル認定資格の運営をしているLPI-Japanは知名度や信頼性が高く、LPI-Japanが運営する資格は中立・公平な視点から評価されるため、知識やスキルの証明として役立ちます。
特に、対外的なアピール材料を持たない実務未経験者の場合、基礎知識を証明する手段として有効です。
Webデザインって資格とかあるの?
と思ってる方もいるかも🤔必須ではないけど、持っていると
スキルや知識をアピールできる資格が
いくつかあるのでご紹介☝️「Webクリエイター能力認定試験」
「HTML5プロフェッショナル認定資格」
「ウェブデザイン技能検定」など💮— はな🌼子育てノマドWEBデザイナ- (@hana_freelance) September 26, 2021
キャリアアップに役立つ
上記で述べた通り、スキル評価の一つの指標にもなるためキャリアアップに役立つといえるでしょう。
「確実な人材評価基準」「業界からの高い信頼」「サービスや技術力の差別化・優位性の確立」といった観点から、会社や企業の中にはHTML5プロフェッショナル認定資格の資格取得を推奨しているところもあります。
またシステム系の仕事の場合、実績やスキルで採用の可否を決める会社も多いので、転職活動の際もHTML5プロフェッショナル認定資格は大きな武器となります。
会社でHTML5プロフェッショナル認定試験を取らなきゃいけないみたいなんで勉強しときます💪#駆け出しエンジニアと繋がりたい
— かっさ@ポジティブエンジニアブロガー (@kassablog) September 12, 2020
会社推奨の資格、html5プロフェッショナル(レベル1)受かったった〜!!!
最初サンプル問題見た時は「なにこの暗号??」ってなるレベルだったけど、二ヶ月頑張ってよかった!!自由やー!— おしょぼ (@oshobosan3) August 13, 2021
HTML5プロフェッショナル認定資格は履歴書に書けるのか
HTML5プロフェッショナル認定資格を取得すると、履歴書に書くことができます。
近年、一般企業でもIT化が進んでおり、Web系・IT系の資格が「仕事に役立つ資格」として評価される機会が多くなってきています。
そのため、今後ますますWeb系・IT系の資格を持っていることが就職の強みになると言えるでしょう。
以上のことから、HTML5プロフェッショナル認定資格は履歴書に必ず記入するようにしましょう。
【履歴書の書き方】
令和○年 ○月 LPI-Japan主催 HTML5プロフェッショナル認定資格 Level.1 合格
履歴書に記入する際は、略さずに正式名称で記載しましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回、この記事ではHTML5プロフェッショナル認定資格に関する内容を、資格取得のメリットや履歴書記載の可否と併せて解説しました。
まとめると、
・HTML5プロフェッショナル認定資格はマークアップの知識や技術があることを証明できる資格
・HTML5プロフェッショナル認定資格は5年の有効期限がある
・HTML5プロフェッショナル認定資格の取得は、「実務で活かすことができる」「スキルの証明になる」「キャリアアップに役立つ」といったメリットがある
・HTML5プロフェッショナル認定資格は履歴書に記載できる
となります。
HTML5プロフェッショナル認定資格は、Web業界で求められる知識が多く問われる資格です。そのため汎用性が高く、実務に直結しやすい資格試験といえるでしょう。
Web業界の就職や転職を考えている方は、ぜひ資格取得を検討してみてはいかがでしょうか。