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デコレーション

編物検定とは?難易度は?独学で合格する方法

https://sikaku-jinsei123.com

引用 pixabay.

編物検定とはどのような試験なのでしょうか。

初めて編物検定を受験しようと思われている方は、わからないことが多いと思います。

そんな方でも今回すぐに受験準備に取り掛かれるように次のとおりお伝えします。

 

・編物検定の概要
・試験の難易度について
・独学で合格するため

 

以上、参考になればと思います。

 

編物検定概要

受験は、何級からでも可能です。

編物教室での講師や店の従業員等を考えている方は、1級合格が必須になります。また1級に合格後に指定の講習を受けると協会審査委員になることができます。

試験の種類、開催時期はついては次のとおりです。

試験の種類 毛糸編物技能検定1級~5級  レース編物技能検定1級~3級
試験の時期 9月頃(年1回)

また2021年度の開催日や会場、検定料について以下の表とおりになります。

開催日と会場

日程 令和3(2021)年9月19日(日)
会場 開催地により異なります【全国試験会場一覧
時間 10:00~16:00(毛糸5級は10:00~12:00) ※会場受付は当日9:15~9:40です。


検定料(税込み)

毛糸検定5級 2,200円(小・中・高校生・学生は1,100円)
毛糸検定4級 3,300円(小・中・高校生・学生は1,650円)
毛糸検定3級/レース検定3級 4,300円(小・中・高校生・学生は3,300円)
毛糸検定2級/レース検定2級 6,400円(小・中・高校生・学生は5,400円)
毛糸検定1級/レース検定1級 9700円

引用:日本編物検定協会

2021年8月1日より随時「受験票」を返送いたします。

※障害者手帳をお持ちの方は小・中・高校生・学生と同額で受験できます。証明できるもの(コピー等)を添付してください。
※当日の持ち物などは受験票に記載されています。
※レース検定で使用する器具については当協会にお問合せください。

引用:日本編物検定協会

使用する器具は使い慣れていないものもあるかもしれないので、事前にチェックしましょう
資格の専門家

受験申込方法

受験申込手続きについて

1願書の請求

2願書と検定料の送付

注意点など具体的な手続きについて、次のとおり記載しています。

1:願書の請求

願書は検定ごとで異なります。
毛糸検定、レース検定の何級の願書が必要か、必ず明記して下さい。

※200円切手を同封の上、協会事務局宛てに願書を請求して下さい。
※願書の送付は4月1日からです。
※4月以降に出版物をご注文された方は願書がついてきますので、請求は不要です。

引用:日本編物検定協会

願書請求先 〒112-0005 東京都文京区水道2-13-02-401

公益財団法人 日本編物検定協会 事務局

「編物検定試験 願書請求」係

引用:日本編物検定協会

 

2:願書と検定料の送付

願書に必要事項を記入の上、協会事務局に送付する必要がありまず。その際2つの方法があります。

1 願書と受験する級の検定料と受験票返送料100円を添えて協会事務局宛に現金書留で送付

2 検定料と受験返送料ともに郵便振替で振り込み、願書は別に送付

願書の申込と合わせて、検定料の振込等も必要になります。また次の表の内容も確認されて、申込に不備がないように気を付けましょう。

申込期間 令和3(2021)年6月1日(月)~8月31日(月)消印有効
申込方法 現金書留か郵便振替
口座番号、加入者名 00120-9-23003 公益財団法人日本編物検定協会

引用:日本編物検定協会

※郵便振替による振り込みの場合、必ず願書を協会事務局宛てに普通郵便でお送り下さい。

普通郵便に願書と検定料を入れて申し込みされた場合、万一事故があっても協会は一切責任を負いません。また、検定料はいかなる理由でも返却されないのでご注意下さい。

 

試験の難易度について

資格取ろうか悩んでる人
試験ってやっぱり難易度は高いんでしょうか?

合格点は、原則として理論・実技ともに得点率70%以上です

難易度については各試験の各級ともに高くなく、むしろ低いと言えるでしょう。受かりやすい試験です。

合格率ですが…

・毛糸編物技能検定試験で

1級で71%

2級で74%

3級で79%

と高めです。

・レース編物技能検定試験では

1級で77%

2級で90%

3級で97%

ともっと高くなります。

元々、どちらの受験者も趣味で編物をやっている方が多いことが要因と思われます。

また毛糸編物技能検定、レース編物技能検定の各級のレベルは次のとおりになります。どちらの試験も公的な立場で判断されています。

「毛糸編物技能検定試験」(1~5級)

5級 毛糸編物の最も基礎的な技能と知識がある。
4級 毛糸編物の基礎的な技能と知識がある。
3級 毛糸編物の基礎的な技能と知識を持ち、それを応用出来る。
2級 毛糸編物の専門的な技能と知識を持ち、指導者補佐が出来る。
1級 毛糸編物の専門的な技能と知識を持ち、指導が出来る。

引用:日本編物検定協会

「レース編物技能検定試験」(1~3級)

3級 レース編物の基礎的な技能と知識を持ち、それを応用出来る。
2級 レース編物の専門的な技能と知識を持ち、指導者補佐が出来る。
1級 レース編物の専門的な技能と知識を持ち、指導が出来る。

引用:公益法人日本編物検定協会

資格取ろうか悩んでる人
各級に応じて、求められるレベルが明確なんですね
はい。自分が受けた級を確認してしっかりと準備しましょう
資格の専門家

 

独学で合格するためには

受験のための教室や講師の方はほんの少数なので、独学が中心になります。試験は毛糸編物検定、レース編物検定ともに筆記と実技の2つに分かれています。

どこから手をつけたらよいかわからない方もいらっしゃると思いますので、それぞれわけて対策をお伝えします。

・筆記試験対策

・実技試験対策

 

筆記試験対策

筆記については、毛糸編物、レース編物検定各級ともに過去に受験の手引き以外の内容からの出題はありません。まずは、手引きを一通り読んで全体像をつかむといいでしょう。過去問についてはできれば5年分を取り寄せて手引きとともに繰り返し解くことが重要になります。解いて間違ったところを手引きにチェックをいれていきます。

過去問の部分を完全に押さえた後、それ以外のところを読み進めていけばさらに頭にはいりやすいと思います。

過去問は最低5回くらい繰り返し解いて完璧にしたいところです。それから受験の手引きを何度も繰り返し学習しましょう。

1級については実技と同様に応用問題の出題される可能性もあるので、受験の手引きを覚えるだけでなく、しっかり理解しましょう。

 

 

 

 

 

筆記試験の出題内容について

筆記試験には知識問題と実技理論があります。出題内容の一例を表にあげています。

どちらの分野についても出題内容の把握について重要なことは、過去問5年の出題部分を受験の手引きにチェックを入れることです。その後、受験の手引きを読み込まれて、製図についても練習課題がありますのでしっかり取り組まれてください。

なお、参考までに毛糸編物検定に関して、実技理論の部分も下の編み物ブログをもとに内容の一例をあげております。

毛糸5級 知識問題:イラストを見て作品名を答える

実技理論:JIS記号 用具の名前 被服の名称 色彩の基礎知識

毛糸4級 知識問題:イラストを見て作品名を答える

実技理論:JIS記号 用具の名前 被服の名称 色彩の基礎知識

毛糸3級 知識問題:毛糸編物の基礎的な知識について

実技理論:素材の名称 用具の名称 被服の名称 色彩 製図

毛糸2級 知識問題:毛糸編物の専門的な知識について

実技理論:模様編み 基本形態 部分制作 始末 刺繍 製図

毛糸1級 知識問題:毛糸編物の高度な専門的な知識について 歴史 

実技理論: デザイン:構成要素 色彩:配色 製図:スタイル画

引用::日本編物検定協会 

引用:タイトル一覧まとめてみました 2020.3月分まで - Knit BRANCHの編み物ブログ

なお、タイトル一覧の中に毛糸編物検定の欄があり各級ごとに記載がありますので、表には単語のみの記載でわかりづらいかと思います。ブログの方もぜひ一読して参考にされてみて下さい。

レース試験についても知識の概要しか記載がありませんが、実技理論があり、中には製図もあります。受験の手引きの中に練習課題がありますので、しっかり取り組まれて下さい。出題内容の把握において重要なのは毛糸同様に過去問5年分の出題されている部分を受験の手引きにチェックを入れて把握することです。それから受験の手引きを読み込まれることです。出題は受験の手引き以外からはありません。

レース3級 レース編物について基礎的な知識について
レース2級 レース編物について専門的な知識について
レース1級 レース編物について高度な専門知識について

引用: 日本編物検定協会

 

実務試験対策

実技についても毛糸編物、レース編物ともにの受験の手引きの課題と過去問で練習して覚えれば基本的には大丈夫ですが、1級については近年応用問題が出ているので、まる覚えだけでなく確かな技能を身に付けておく必要があります。

普段から趣味で編み物をされている方が多いとは思いますが、毛糸編物検定では普段はしない編み方やアフガン針等試験独特の物もあると思いますので対策が必要です。またレース編物についても試験特有のものがあると思いますので、対策が必要です。

毛糸編物、レース編物検定ともに過去問をやって、手引きに戻ることを繰り返してから、手引きの過去問にない課題をやってみるとよいと思います。そして課題を何度も繰り返し練習しましょう。

また毛糸編物のアフガン針やレース編物でもお持ちでない道具があると思います。試験に必要な道具についても、受験の手引きや過去問で早めに把握をして購入されることをお奨めします。またレース編物については、応募要項にあるとおり直接協会に問い合わせることもできます。

台紙も毛糸編物、レース編物ともに必要なので購入して下さい。

https://twitter.com/Lyena02/status/1305380322054299650

実技試験の出題内容について

実技試験は次のような内容になります。

毛糸5級 編物初歩の制作 棒針編 かぎ針偏 アフガン針編
毛糸4級 編物実技の制作 棒針編 かぎ針偏 アフガン針編
毛糸3級 編物実技の制作 棒針編 かぎ針偏 アフガン針編
毛糸2級 編物実技の制作 棒針編 かぎ針偏 アフガン針編
毛糸1級 編物実技の制作 棒針編 かぎ針偏 アフガン針編
レース3級 レース編物実技の制作 ニッティング・レース クロッシュ・レース アフガン・レース その他3級基準のレース
レース2級 レース編物実技の制作 ニッティング・レース クロッシュ・レース アフガン・レース その他2級基準のレース
レース1級 レース編物実技の制作 ニッティング・レース クロッシュ・レース アフガン・レース その他1級基準のレース

引用:: 日本編物検定協会

毛糸でも、レースでもアフガン等、ふだん編物をされている方でも、3種類すべてをやられている方は少ないと思います。

また、レースでは表の3種類に加えて他の種類からも出題されます。

どの種類が出題されても対応できるように、受験のてびきの課題はすべてこなして準備万端で受験しましょう。

 

まとめ

これまで以下の点についてお伝えしてきました。

・検定試験の概要について、試験は年に1回9月のみ。

・申込手続きは応募要項に沿って行う。

・難易度について、決して高くありません.。合格点は70%。

・試験対策は筆記、実技試験ともに過去問受験の手引きの繰り返しに限る。

 

ちなみに、受験は毛糸なら5級から、レースなら3級から順に受けるのが良いと思います。というのも、例えば毛糸4級の場合5級の手引きも出題範囲になります。学習量が手引き2冊分になるのでかなり大変かと思います。いきなり1級となりますと毛糸場合5冊分、レースの場合も同様に手引き3冊分を頭に入れなければなりません。

 

最後に地域によっては試験前に講師による受験対策講座があるようです。運よくあった場合には参加された方がよいでしょう。

合格後に、充実した編物ライフになることを願っています。

 

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